色々あるけれど、たのしくいきてます。

しがないオタクの大きな独り言です。

「インソムニア・ミステリー」第二回配信を観ました。

またまた「インソムニア・ミステリー」を観劇いたしました。

今回もキャストは事前未発表。男と日替わりで登場する犯人のふたり芝居。

第二回となる今回の副題は『恋人を殺す9つの方法』。

男と犯人は恋人同士なのか、はたまた。

今回は9月11日から13日までの三日間。

11日、12 日は①③24時、②④26時30分。13日は⑤19時30分と⑥21時からの計6公演。

用意されたエンディングは4種類。しかし、犯人が日替わりということは、同じエンディングを辿ったとしても全く違う物語になるのではないだろうか。ということからまたまた悩まされる内容でした。

謎解きの難易度としては星1。(公式基準、謎解きに参加しなくても物語が進行するレベル)

そんなことを言われても物語を正解へ導く難易度と全部の組み合わせで全ルートを観たい!というオタクが感じる難易度は違うんだよ~~~すでに難易度星1000くらいなのですが???

◇ ざっくりとしたあらすじ

ある部屋に監禁され、拘束されている男は犯人の手によって殺されようとしていた。

偶然配信を観ていた私たちは犯人に「彼を殺す方法を一緒に考えてほしい」と言われる。また、配信が進むうちにふたりの関係性が明らかになっていくが、犯人と男の話には食い違いがある。

私たちは、どちらの言葉を信じるのか。

男は目の前で本当に殺されてしまうのか…!

 

 

前回の配信では新井裕士さん演じる束田唯が60分をループする物語でした。

今回もこの物語は「僕(唯?)の夢である」と種明かしがされるエンディングがありました。夢の中で生き続ける彼の「暇つぶし(Cエンディングより)」の物語は、またもやたくさんの謎が散りばめられていました。

 

◇各公演について

犯人が日替わりということで、毎公演どのように展開していくのかが幕が上がるまで不透明だったこと。これがドキドキを助長させるいいスパイスになっていました。現に最終日はある程度予測出来ていたとはいえ動揺で飛び上がり、足を怪我しました。なんてこった。

相手によって180度変わる男の態度(人格)に気がおかしくなりそうになりながらもまたループする60分を観ていました。

 

ここからは公演ごとに記憶を補填するための完全なる覚書きです。

感想を織り交ぜつつ、考察未満な物語の振り返りですので、ご注意を。

前回この注意書き入れるの忘れちゃいましたね。大変失礼。

演者さんへの敬称略や、便宜上作中で明かされる前から役名を表記している場所があります。

 

 

11日(金)公演

日替わりゲスト:千影円香(演:森智子)

原作にあたる『デストルドー9』本公演において、束田唯と千影円香は恋人のような関係だった。

彼女が『恋人を殺す』というテーマで登場するのは当然のような気もしました。

まあ、男も誰が演じるのかこの日までわかっていなかったんですけれど。

 

①24時公演回

真っ黒なリボンで拘束されている束田唯と、テーブルの上に皿がふたつ。その中のひとつの中身をいじっている千影円香

カメラの向きが縦向きになっており、画面を横に直すところから物語は始まる。

明るい、明るすぎるくらい快活な千影円香。

視聴者は彼女に名前を問うが、イニシャル(M.C.)でしか名乗ってくれない。

(私は『おいおいMCだと!?ラッパーなのか!?』というLINEを友人に送りました。※私はヒプ…シ…クにはまっています)

「私は今から彼を殺そうと思います。その手段を一緒に考えてくれませんか? ちなみに、自殺だと思わせるような殺し方をしたいんですよね」

目隠し、猿轡を噛まされている状態であるものの、「殺す」というワードに反応して抵抗しようと暴れる男。「静かにしていて」の忠告もあまりきかない。

彼女の明るさ、愛らしさに惹かれるように、視聴者は拘束されている男を殺す方法を一緒に考察していく。時折「どうして殺人に協力的なの?こわい」というコメントも流れるものの、全体的には「お姉さん可愛い〜〜協力しちゃいま〜〜す!」という人が多かった印象。オタクは素直。

 コメントの手伝いもあって「刺殺、絞殺、飛び降り(ここは8階)、睡眠薬(冒頭で千影さんがいじっていた皿の中身)、一酸化中毒死、溺死、感電死、刺殺(順不同)」と9つの方法を得る。

「どうやって殺されたいか、本人に聞いてみましょうか」と男の目と口をふさいでいるリボンをほどくM.C.。「もう24時だから、大きな声出しちゃダメだよ。近所迷惑になっちゃうから」と忠告をするもののさるぐつわが外されると同時に「たすけて!!!」と叫ぶ男。テーブルの上に置いてあったハサミを男の右足に突き立てて「言ったよね…?」とすごむところが好きでした(好きです)

第一の選択

 「彼の遺書を書きました」とふたつの封筒を見せるM.C.さん。

どちらがいいですか、と男に問いかけるものの首を振るばかりの男を見限り、画面の向こうへと投げかける。「皆さんに決めて頂きましょう」

チャットによる選択は

『私は愛するものを不幸にしました。生きている資格なんてないのかもしれない。死をもって、彼女への愛を証明します』(意訳)

本編において、唯が千影さんを孕ませてそのまま自殺に追い込んだことへの懺悔のような内容。

 

手紙を読み上げる彼女の声をききながら「いやだ」「ごめんなさい」を繰り返す男こと唯。

コメント欄は「最低」「クズ」の嵐。本編中で浴びせたかった感情ここにぶつけてない?とちょっと笑っちゃった。

暫くして「電話がかかってきた」と部屋を後にする。(固定モーション)ひとりになったことをいいことに脱出を試みる唯。わりかし簡単に手首を縛っていた紐(?)が切れるので笑ってしまう。ゴリラなのか?

「これ、観ているひとがいるんですよね。たすけてください」

しかし、コメント欄は千影さんの味方しかいないので「拘束がほどけていた」とことを密告。(明確な殺意を感じる)

意外にも「まあ、いいや」という感じの感想だったので拍子抜け。

「これから人を殺すと思うとテンション上がってきちゃった」終始笑顔の千影さん。エンドルフィン出てるね。「お前、おかしいよ」とつぶやく唯はここばかりはもっとも。

 

冒頭で千影さんがいじっていた皿と反対の皿に多数の紙。まさかの質問用紙。「聞きたいことがあるの」と一枚ずつめくっていく。…テーマトークだ!

 

Q子供が出来たとき、どう思いましたか。

→まさか、そんなことになるなんて思わなくて。

「保健体育で習わなかったの?」という問いかけに「しょうがなかったんだ。どうすればよかった」とこぼす唯。そんなのシなければよかっただけだし、避妊具の存在を知らなかったのがやばくて笑っちゃった。(ずっと笑ってんな)

Q楽しかった思い出ありますか。

→ある。

「放課後、くだらない話をして」ここで千影さんの名言『ひとはどうして生まれてくるのでしょう』の話が出てきて泣く。

「私はさ、生まれてきてよかったって思いたかったな」唯のせいで思えなくなっちゃったのかな。

Q友達はいますか。

→頷く。「ひとり」綜真のことかな…。

「今も友達?」首を振る「今はいない」。なんで友達じゃなくなったの、という問いかけに「俺のせい」

Q初デートは覚えている?

→無言。

「最低ですね」と千影さん。本当に最低だと思うけれど、彼が終始「恋人という意味で千影さんのことを好きではなかった」と言っているので、もしかしたら千影さんのいう『初デート』がどのお出かけを差しているのかわからなくて黙っていたのかもしれないな…。

Q女が好きなの?(チャットから)

「随分モテていたみたいだけれど」と千影さん。

→知らない。俺のせいじゃない。知らない。もっとうまくやらなきゃいけなかった。

これ普通に「俺がモテていたのは俺の預かり知らぬところで勝手に騒ぎ立てていた女がいただけで、俺は何もしていない」という意味かな?と感じたけれど、普通に感じ悪くて最悪だった。

『女好きの遊び人』のような質問内容を「モテたんでしょ」という内容にシフトさせたのは回答がうまいなと思いました。

 

千影さんから「私が唯のこと好きなの知っていたよね」という質問。これが地味に一番つらい。

「俺も、千影さんのこと好きだった。でも、そういうのじゃなかった。ただ、ただ…(友達として好きだった?)」泣き崩れ、ごめんなさいを繰り返す。

意味をなさないごめんなさいを聞きながら座り込み、泣き出しそうになる千影さん。コメントに気がついて「泣いてませんよ」と無理して笑う。そんな顔しないでよ…。

「今度やり直せたら、ちゃんと責任取るから」呟くように懇願のように告げる唯にキレる千影。そりゃそーじゃ。「やり直せたら? 責任取るつもりないよね」悲しみと嘆きと諦めと蔑みのこもった声で吐き捨てる千影さん。

やり直した先でしか責任を取る選択肢がない唯があまりにもどうしようもなくて唯だった。本当に反省しているなら今からでも責任取ろうとするだろ…なあ…。

Qなんで逃げたんですか。

→弱かったから。

それでも、「あそこに行けばやり直せる」と思ったと続ける。「あそこって?」と問う千影さんに「プロジェクトF」と一言。千影さんはその存在を知らないみたいで「そうやってまた嘘をついて誤魔化そうとする」と嘆く。

 

被害者を貫く唯。「全部嘘だ」とわめく。

殺されたくない、死ぬのは怖い、嫌だと繰り返す。

 

第二の選択

唯の言葉を受けて千影さんと唯のどちらの言葉が本当なのか(どちらの言葉を信じるか)の多数決を取る。どちらを選ぶかで、千影さんの行動が変化する=明確な分岐になるということ。

初回公演はみな千影さんの味方だったので、爆速で「お姉さん(千影さん)」を支持するコメントが流れる。

 

観客からの密告(ED:B)

最期の質問コーナー。

沢山質問させてくれるの嬉しいけれど、時間がなくて何を聞くのが最善か焦る。…焦らんか?できるなら周りのオタクを巻き込んで発作を起こすような爆弾発言が欲しいので…。

Q生きたい?

→生きたい

Q人を愛したことがある?

→はい。

これがとても意外。千影さんのことは愛せなかったのに「愛」を知っているんだ。

でも、愛を知っているから千影さんへの感情が愛じゃなかったと断言できるのかな。

 

Q蝶は好きですか(定番と化した質問ですね)

→いいえ。

「私は好きだけどな」と千影さん。ヴォルバキア菌に関するお話を教えてくれたのも千影さんだったね。昆虫や生物(命)については好きなのかなあ。

ある程度質問し終えたところで千影さんが携帯を置く。

拘束がほどけていたことを逆手にとって、千影さんに襲い掛かる唯だが、咄嗟の判断で左の首筋にボールペンを突き立てられてしまう。痛みにあえいでいるところをとらえられ、絞殺。

殺し終わったあと、コメント欄は「お疲れ様」「頑張ったね」の嵐。

コメントへ感謝を述べながらも「可哀そうな唯」と死んだ男を憐れむ千影さん。

「唯を殺したのは、私とあなたたち(千影さんの言葉を信じて無責任に背中を押したから)。あなたたちは朝になったら忘れてしまう。彼が生きていたことも、この世界で起きたことも。このスイッチ(配信停止ボタンかな)を押せば、この世界はおしまい。みなさん、さようなら」

朝になったら忘れてしまうとの言葉に「忘れないよ」とのコメント。ああ、人間ってそういうところあるよな。この世界にとってどうしようもないことだって、確証もないのにきれいごとで相手に寄り添おうとする偽善。振り返るとそんなコメントを気持ち悪く思う。私がひねくれているせいだけれど。

 

皆さんが彼女に協力したおかげで男を殺すことができた

しかし、彼女はこれで幸せになれるのだろうか。

 

②26時30分公演回

始まりは①と同様。さっきは登場しなかったトランプで遊んでいる。

タワーを作ろうとするものの、上手くいかない。手先は器用ではないみたいだ。

目隠し、猿轡状態は変わらないものの、大きく騒ぎ立てることはない。「静かにしていて」という千影さんの言葉にも素直に応じたり「はい」「すみません」と静かにしている様子。

目隠しを取った瞬間「あなた、誰ですか!? お父さんとお母さんは無事なんですか?は…」准…!? 聞き間違いかと思った。

先ほどとどう考えても男の態度が違うので、この辺りから違和感を覚え始める。

 

 第一の選択

 ①と同じように遺書を代筆したと千影さん。

チャットへ選択を促す。奇しくも選ばれたのは先ほどと同じく

同じ封筒を選んだはずだけれど、内容は異なるもの。

「私は多くの人を不幸にしました」

①が千影さんへの懺悔なら、②は世界への懺悔デストルドーとアラヴォーナスしてしまったことへの懺悔の内容。千影さんは知らないはずなのに。

「上手に書けていると思いませんか?」と画面に向かって笑う千影さんに「人違いじゃないですか?」心当たりがない(記憶がない)とこぼす。千影さんのことも知らない。

「そうやってまた逃げるの? 」

 

 

混乱のまま質問タイム。

Qどんな子供でしたか?

→目立つような子じゃなかった。

Q友達はいますか?

→いる。

「親友が三人」は?友達ひとりだって言ってたじゃないか…!

千影さんが促して「頼と准と遼」と名前をあげる。このタイミングでさっき准の名前があがった理由が明確になったかな。千影さんは聞き覚えのない名前に少し困惑。

どのタイミングで名乗ったのか忘れちゃったんですが、今回の『男』は瀬川皐月くんだった…!!!!!!

冒頭から明らかに態度が違ったこと、手紙を読む前に両親と准の安否を憂う(縛られている)男が「唯か皐月か」を何かの分岐で変えられるわけではないんだな…。ルート分岐に私たちの選択は関係ないことの証明ですよ。

千影さんが「唯は高校1年生の二学期の頃に引っ越してきて…云々」の話をして、転校生という肩書に首をひねる皐月。

Qずっと東京に住んでいるの?(チャットから)

→はい。

石川からの転校生だった唯と明らかに生きてきたルートが違う。

Qここに来る前の最後の記憶は?

→頼の誕生日を祝ってた。

頼の誕生日(8/6)が最後の記憶だとするならば、この世界線の皐月くんはドラマCD②の「友に捧ぐエンドロール」の中にいたということか…。

Q澤山要を知っている?

→なんだっけ、タレントさん? 紅さんが見てたドラマに出ていて、好きだっていっていたような。(うろ覚え)

「ドラマどんなのを見るの」に対して少し悩んで「朝ドラとか」と返す。

Q研究所にはいったことある?

→研究所?わからない、ない。

Q生まれてきてよかった?

→よかった。

Q好きな食べ物は?

→卵焼き。しょっぱいやつ。(唯と同じだね……)

 

①で唯が「責任」に対して「今度やり直せたら責任を取る」と言っていたのに反して「仕方がないよね、これでどうこうというわけにならないかもしれないけれど」と責任を取るという姿勢を見せるのが紳士だな…いい子なんだな…と泣いた。

 

男に殺される犯人(ED:A)

時が来て、千影さんが覚悟を決める。

①と同じように返り討ちに合うものの、反撃かなわずそのまま皐月によって殺されてしまう。力なく崩れる千影さんを見て動揺したように後ずさる皐月。

しばらくして、頭痛がするのか頭を押え呻き声をあげそのまま椅子にもたれ掛かるように倒れ込む皐月。(前回のインミスで記憶を取り戻すときと同じ動きだったね)

殺されたはずの千影さんが立ち上がり「やり直し」

「この遊びも何度目かな。君は何にも決められないね。

自分が殺されたいのか、生きたいのか。

…何度でも付き合うよ。時間はいっぱいあるから。

ずっとずっと一緒にいるからね」そう言って男を抱きしめる。

 

忘れられた世界で見る夢。

再びこの夜を繰り返すことになった彼ら。

これは幸福か不幸か、この世界に希望はあるのか。

 

12日(土)公演

③24時公演回

男、昨日とは異なりリボンタイからネクタイへと衣装が変更されている。

拘束もリボンから白いタオルへ。

タオルに変わっているのが、犯人が男性ということを際立たせていてよかったですね…。女性の繊細さと、男性の武骨さの対比のようなものを感じました。

スーツ姿で共に部屋にいるのは小早川千紘

 

さすが小早川の男。怖い上に信用されていない

チャット欄が疑いの嵐。

名前を聞くとイニシャルで「c.k」と答える(小早川千紘じゃん!)

彼との関係性を問われ「知り合いのような、そうですね」と濁す。

男の名前を「瀬川匡紀」であることを明かす。(子供じゃないからネクタイなのかな…。)

作日の公演と同様に彼を殺す方法を視聴者に相談する。

なかなか提案するコメントがない中「例えば」と殺害方法を上げていく。

「ハサミを使って刺殺、睡眠薬を使ってオーバードーズというのもありますね」

部屋の場所は同じよう「8階なので飛び降りもありますね」全体的に敬語なのが好きですね。

「彼もガタイが良く見えるけれど、抵抗されたら?」というコメントに「しかし、抵抗するのは難しいと思いますよ」と余裕の表情。

全体的にためらいがなく、余裕の表情なので「以前も人を殺したことがあるのですか」とコメントがつく。笑って「殺人経験があるように見えますか?」といったのが怖かったし、小早川幾実の父親だな…という印象があった。

思いついたように「猿轡を首にもっていってそのまま窒息させるというのも」とメモに追加する。

コメントを見ながら「そうか、本人に聞いてみるというのもありますね」と一言。

「騒いだら殺すからね」と脅したあとに目隠し、猿轡を外す。忠告を聞かず男は「助けて!!」と大声を出すので、胸倉をつかむように引き寄せて「騒いだら殺すといったよな」

「…何のつもりだ」と匡紀。

問いかけには答えず「ほんと、そういうところが嫌いだ」と独り言のようにこぼす千紘さん。

 

第一の選択

昨日とは異なり書かれているのは『遺書』ではなく『未来のこと』。

大切な家族のこと(右)とこの世界のこと(左)。

「彼の家族のことはどうでもいい。世界のことなら私たちにも関係があるし」とコメント欄。を選択することに。

デストルドーによって人類が滅亡する」

匡紀が直接的に原因ではない。バタフライエフェクト的なこと。

話をしているうちにデストルドー=研究している蝶のことであることに気がつく匡紀。しかし、話の中身までは理解が及ばないよう。

電話がかかってくるので席を立つ。

例のごとく簡単に拘束がほどけ「助けてくれ」と懇願タイムあり。

数分で戻ってくるが、電話の相手は教えてくれない。「個人情報なので」その通りです。

「殺されるっていうのはどんな気持ちがする?」と千紘。悪ふざけだと思っている匡紀。抵抗はこのあたりからしない。

いくつか聞きたいことがある、と質問タイムに入る。

Q君は自分が匡紀だと思っているのか?(←!)

→何を言っている?

Qこの世界は現実?

→意味がわからない

Q何人目だ?

→? わからない

この辺りからざわつきが抑えられないコメント欄。この質問は、この世界がループしていることを千紘さん自身が理解していることと同義だから。

Q息子たちのことは知っているか?

→「まだ生まれていないだろう」と匡紀。

今、紅さんのおなかの中に幾実がいる(!)

Q2020年はどうなっていると思う?

→「君の子供(唯)は19歳になっているはずだ」と千紘さん。

小学生じゃないんだ、未来の手紙なんてないぞ。

いちいちアドリブで出てくるセリフがかっこよすぎないですか?

コブラ見ているのかと思った。

Q誰かを憎んだことはあるか?

→ないよ。お前のことだって憎いと思ったことはない。

殺されようとしているのに、憎らしいと思わないという匡紀さん。

この人はなんて清らかな心で生きているのだ???

Q今は2020年じゃないんですか(コメントから)

→今は1999年だ(匡紀)

同時刻を生きている夢がほとんどだった中で初めて、過去の時間軸をのぞき見している回であることが発覚。

そりゃそうなんだ。そうじゃないと彼らを見ることなんてできないもの。

「恨みがあるから殺すわけじゃない。世界のためなんだ」と千紘。

何度もいろんなことを試したが、何度やってもダメだ。色んなことを考えたけれど、人類が滅ぶのは止められなかった。→千紘さんがこの世界をループしている。

「殺すなら普通に殺せばいいだろ」と匡紀。「観ている連中がカギになるとでもいうのか」これ気になった。

何度も繰り返してきたんだと悲痛に訴える千紘。

「君の息子がデストルドーとつながる」アラヴォーナスしてしまうことが引き金になると説明するがピンとはこない様子。そりゃそうじゃ。

「俺もお前との付き合いは長い。バカげた話だが、お前が嘘をついているようには思えない」原因となる唯が生まれる前に親である皐月を殺さなくてはいけない。

 

第二の選択

「他人に判断をゆだねないほうがいい」と匡紀。

千紘が匡紀の首を絞める。抵抗をしない匡紀だが、千紘の隙を見て反撃。

「お前は“いつも”詰めが甘い」いつもなんだ、よく知っているんだね…。もしかしなくても、過去にあったお話しの中で彼の『詰めが甘い』話があったのかもしれないな…。

コメント欄が『匡紀の拘束がほどけていること』を告げず、彼に協力したことで千紘を撃退することに成功する。

 

消費される物語(ED:C)

千紘が絶命したのを確認したあと態度が一変。「ああ、助かった」と一言。「次も生き残れるかなあ

動揺するコメントに「ああ、匡紀じゃない。彼も千紘とは言えない」言葉遊びをしているのではない、と釘をさす。

「物語の登場人物は生まれては死んで、生まれては死んで、死んでは生まれて、死んでは生まれて…消費されていく。みんな僕を助けようとしたら死んでしまった(絶望編のこと?)」

「これは僕たちが一緒に見ている夢だ。もうこの世界には誰もいない。

…強いて言えば、僕と『デストルドーだ」

 

④26時30分公演回

男、拘束はあるものの目隠し、猿轡なし。

「お兄さんカッコイイですね」と容姿を褒めるコメントであふれる。「ありがとうございます」と微笑むの可愛かったですね。「奥の眠っているお兄さんも素敵」など。

この部屋は千紘さんの自室。「私は小早川千紘です」今回は自ら名乗った。

③と同じようにコメントを追いながら殺す方法を9つメモしていく。

(手前においてあるお皿(中には睡眠薬)は①、②公演と同じもので、赤い花がプリントされているもの。男性の一人暮らしにあるようなデザインではなかったので「恋人がいるのですか」とコメントをしたところ「恋人というか、私には妻がいます」と回答。「妻」という言い方に正直興奮しました)

「彼にも聞いてみましょうか」という流れで男を起こす。肩をゆすって優しく起こす。

「千紘?」と第一声。知り合い。

「今日は君に死んでもらうためにここにつれてきたんだ」動揺する皐月。

「彼は瀬川皐月。私の同僚です」

配信していることを伝えると同時に『ビジュアルを褒められていること』を伝えるので笑ってしまった。

「こんなことしなくていい世界ならよかった」

先とは異なり、悲痛な表情を見せる千紘。→人格が異なる?

9つ考えた案を読み上げて「匡紀はどれがいい?」

 

第一の選択

「君のせいでこれから世界が滅びることになる」

未来のことが書かれているという手紙を読み上げる。

③で選択しなかった『家族(大切な恋人)のこと()』を選択。

「君の息子が引き金になる。

カオリ(皐月の恋人)、彼女はそれまでの過程で死ぬ。

子供名前は『』←皐月では!?

彼は世界の敵。多分、生まれてきてはいけなかった。」

 

「殺害するのはカオリさんではだめなのか。匡紀の遺伝子に問題があるということか」というコメントに「遺伝子が関係あるというわけではない」という千紘。

冒頭で「カオリには手を出すな」的な反応をしていてよかったです。

 

カオリさんから電話だ。動いたら殺すから」と言い残しハケる。電話の相手を明かしたのは最初で最後だった。

コメント欄では「こんな時間に電話? 不倫…?」みたいなものがあって不意うちで笑った。いつも通り拘束をほどいて「助けて」の時間。

 

何事もなく戻ってくる千紘。

あの光景を見ていないから悠長なことが言える。と匡紀を突き放したような言い方。どこかあきらめたように「今回が正解なのかもわからない」と一言。

それに対して「今回? お前は繰り返しているっていうことか?」と秒レスする皐月さん飲み込み早すぎて声でた。

「昔の話をしようか。思い出話だ」

研究所にいたころの話。今回千紘さんと匡紀さんは『友達』だという強調がすごい。

友達を手にかけるのはつらいという同調なのだろうか。

どんなに悲しそう、苦しそうでも信じきれないコメント欄や友人とのLINEで過去の彼の登場シーンを振り返るなどしたけれど仕方がなかったわね…。

「幸せな未来に俺がいないのは悲しい」と匡紀。

それでもいいけれど、生まれてくるはずだった『唯』を見捨てることにはならないのか。「生まれてこなければ死んだことにならないんじゃないか」

確かにまだカオリさんのおなかの中にいるわけじゃないからな。生まれてくる以前にまだこの世界に存在してすらいない。殺す以前の問題なんだよな。

未来で起こるはずのことを過去で否定してもそれは『見捨てる』とは違うのかも。

 

「カオリは? 俺が死ねば死なない?」

「そうだよ」本当か~~~???(信用しないオタク)

千紘さんの吐露の時間。

「私の妻。ベニ。クレナイで紅。…大好きな名前だ。

あと、お腹の中の幾実、綜真」

「ソウマ…? 知らなかったぞお前にふたりも子供がいるなんて」

「手がかかって気難しくて、でも愛おしい。生きてほしい。大切」

いやいや本当か~~~???

子供に対する想いに『父親』を感じながらも『IT』で見た彼の姿にこれは本物の千紘ではないのではないかと思い出してしまいましたわね。

「カオリは悲しむかな」

このあたりから死ぬことに対して覚悟を決め始めるように見える匡紀。

「アイツ抜けているからな。ひとりでやっていけるかな。…カオリをよろしくな」

「死ねばみんなが助かるはずなんだ。これが正解であってくれなきゃ」

涙をにじませる千紘。

「唯はどんな子だった?」

「お前にとってもよく似ているよ」顔がか?(性格が似ているようには思えないので…皐月ならまだしも)

「成長が楽しみだ」という匡紀さんの表情があったかくもやるせなくて胸が痛くなってくる。

「本当はお前とカオリさんと唯と、ちの家族で、みんなでまた思い出を作れたらよかった」噛みしめるように頭を垂れ「…ごめん、やっぱり俺死ねない」

「みんな死ぬんだ。君が死ねば助かるんだ。…助かるはずだ」

 

涙の中質問タイム。今回は初めからチャット欄から。

Q家族に言い残したいことは?

→カオリに、「ありがとう」って。

Qここに来る前に最後の記憶は?

→なんだったかな。あ、紀彦と飯を食べてたかも。

Q子供ができたら、本当はどんな名前を付けようと思っていた?

→まだ決めてない。あ、紀彦に決めてもらうかも。アイツセンスいいんだよね。

『IT』で明かされた『祝福されしエンブリオ』でも皐月くんの名前は紀彦おじさんが命名したし『唯』になったのも彼が偽名を付けたことがきっかけでしたね…。

Q好きな食べ物は?

→なんだろ。あ、最近カオリの卵焼きが好き。

「料理上手だよな」と千紘さん。評判なんだね。

Q千紘さんに託したいことは?

→カオリに宜しく。

ここで泣きだす千紘さん。嗚咽混じり。「あ、紀彦も。アイツいいやつなんだけどぶっきらぼうだし。わかりにくいからさ」

Qもし、逆の立場だったら、匡紀は千紘を殺していたか。

→殺さない。「…なあ、考え直さないか」「ダメだ」

Qまた瀬川匡紀になりたい?

→当たり前。またお前と友達になるよ。だって、お前俺以外に友達いないだろ。

Q配信をしていたのは赦しがほしかったから?

→そうかもしれない。あるいは、肯定してほしかったのかも。

第二の選択

叶うなら殺したくない。彼は私の友達なんだと繰り返す千紘。

殺し方をもう一度決めてもらおうと視聴者へ促す。

コメントが多かったこともあり、せめて眠るようにと『睡眠薬で殺す』ことを選択する。

キャスター付きの椅子に座らせていたこともあり、椅子を押すようにして匡紀を隣の部屋へと連れていく。暫くして疲弊した状態の千紘さんが戻ってくる。(睡眠薬によるODでそんなに早くコトを済ませられるか?は言ってはいけない

 

視聴者に殺された男(ED:D)

「大丈夫、大丈夫(言い聞かせるように)。これで幾実も綜真も助かる」

呼吸を荒くしながらも落ち着いてきたのか、コメントを見始める千紘。

「お疲れさま」といったねぎらう言葉が並ぶ。

すっきりした晴れやかな気持ちだと静かに微笑む。

「まだ会わせたことがないから、今度は息子をアイツにも会わせてやりたいな」

さようなら、お元気で。

 

『息子』というキーワードに震える視聴者たち。

Twitterでも『ラスボス』と呼ばれ、明日の犯人を察するのだ。

 

13日(日)公演

⑤19時30分公演回

部屋には男のみ。

衣装は11日と同様。リボンタイ。

→今日の男は「子供」である。という認識でいいのだろうか。(同時配信中のアベルとカインのビジュアル衣装において、今のところEクラスはリボンタイ、Sクラスはネクタイになっているので一概には言えないけれど)

目隠しにリボン、猿轡は白タオル。

水音がして、誰かが入ってくる。

メガネをかけた男、小早川幾実。小早川千紘の『息子』!

(私はここで動揺して飛び上がった結果足を怪我し流血しました)

さわやかに微笑みながら「こんばんは」と挨拶。警戒姿勢を見せるコメント欄。

「名前は?」とのコメントに「君たちだって自分の名前を隠しているというのに俺が本名を名乗ると思うか?」その通りなんだよな~~興奮した。

反応があり、男が目を覚ましたことに気がつき目隠しを取る幾実さま。

(ここで無造作に画面外にリボンを投げるモーションがとてもよかったです)

スマホの画面を見せつけながら拘束されている男に「沢山の人が見ているようだ。よかったね」と笑う。こわ。

ふたりの関係を問うコメントに「友達に見える?」とあざ笑う幾実さま。

呻き何か訴えかけようとする男に「何を言っているのかわからないな」と一蹴するのこわすぎんか?好きですね。

 以前の公演と同じように殺し方についての案を募る。

「相談しようと思って」的なことを言っていた気がする(急に曖昧)

「ここは8階だから、飛び降りもいいかもしれない。飛び降りると途中で意識を失うという。これなら意識なく死ねるかもね」という幾実さま。死に対する知識がしっかりしていて怖い。①のとき千影さんは「スカイダイビングみたいで楽しいかも」って言ってましたよ。

「彼に希望を聞くのもいいかもしれない」と立ち上がり彼の背後に回り猿轡を外す。「騒いだら殺す」といったものの自由になった瞬間「助けて!」と大声と出すので、ノーモーションで外したタオルで首を絞める。

ここでコメントで「騒いだら殺すって言ってたのに…」と言っているひとがいて笑っちゃった。その通りだよね。

咳き込む。怯えたように幾実さまを見て、萎縮した様子で訥々と話す。

「何も知らなくて」という男を蔑むように見詰める。

「殺したかったわけじゃない」自分の選択でたくさんの人が死んだことは知っている。でも『何も知らなくて』なのだ。

幾実さま、また猿轡をする。

 

第一の選択

「過程よりも結果だ」と幾実さま。ここでメガネを外す。なんで!

直前で男から話題に上がったふたりから手紙を預かっているという。

話しは変わるが、話しかけにくいので名前を教えてほしいとコメントがあがる。

「彼は束田唯、僕のことは『お兄さん』で」と。幾実さまのことを「お兄さん」と呼べるの興奮してきたわね。

手紙のひとつは『彼の大切な弟(右)』から。もうひとつは『彼(唯)と共通の友達(左)』から。

選択は弟・綜真からの手紙

『唯。

俺お前を助けたくて頑張ったけどダメだった。

デストルドーを倒せなかった。ごめん、もう助からない。

みんな死ぬ。俺も死ぬ。助からない。

唯。助けてほしい。早く助けてほしい。死にたくない。死にたくない。死にたくない。

どうして世界を滅ぼしたんだ?デストルドーが好きなのか?

俺たちを裏切ったんだ。信じてたのに。

お前を信じた俺がバカだった。デストルドーと一緒に死んじまえ。

さようなら。大好きだったよ、唯』

「俺には(手紙)ないんだ」と幾実さま。

もううるさくしないだろうから、と猿轡を外す。

「ごめんなさい」ばかりを繰り返す唯に呆れたように「ごめんなさい以外に言いたいことはある?」と問いかける。

「死にたくない」

「それは自分の言葉? それとも綜真の言葉?」うう~~~しんどいことさらっというな…。泣き叫ぶ唯。「自分だけが被害者だと思うな」

 コメント欄の疑問を拾い投げかける幾実さま。

「何をしたんですか」

「やだ。そんなことを言ったら殺されちゃう」幼児退行しているみたいになってきた。幾実さまに誘導されて記憶にあることを語り出す唯。

「あの施設に行ったとき、ちっちゃくて何もわからなくて。キレイな蝶があって、それに触れただけ」幼いころの記憶がはっきりしていてびっくりした。原点になることは彼の記憶にはないことだと思っていたので。

「高校生になって、学校で色々あって、千影さんに子供ができた」

ふたりの関係を問われて「わかんない」と呟く。やっぱり最低なんだよな…。

「自分と相手の関係もわからないのに、相手を孕ませたということ?」

頷く唯。「千影さんは、死んだ」

 

第二の選択

「ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーうるせえなあ!」

急に人が変わったように声をあげる唯。唯ではない。夢の主。

第一回配信のときにも登場した青年Aと同じ人格。

「本当に全部俺のせいだと思っているんだなあ」

知らない間に端末を手にしている「ねえ、これ何回目? 先月も来てくれたよね」という唯(便宜上『唯』と表記します)。コメント欄には「4回目」というひとが多かったんですけど、普通に考えたら5回目なんじゃないのかな。怖くて打てなかったな。

「これは僕と恋人の夢。ここには僕とデストルドーしかいない」

恋人を殺すというのは、犯人にとっての恋人じゃなくて男ないしてデストルドーにとっての恋人だったのかと今更ながら理解をする。そりゃあ、犯人と男が『恋人関係』じゃなくていいわけだわ。①②公演のミスリードに引っかかったわね。

「お前たちに選択権はない。幾実を支持すれば、またこの世界は繰り返す。俺を選べば、永遠の幸せの中に幾実を閉じ込めることができる」

Qそれは彼らにとって幸せなことか?

僕の世界だ。

『唯』が主軸であるから、幾実さまを含む『彼ら』にとって幸せかはどうかはどうでもいい。『唯』が幸せと考えるならその世界は『幸せ』なんだろうな。

「何度もやり直そうとしているよね?」と幾実さまに投げかける。柄にもなく驚いたような顔をする幾実さま。「よく知っている。ここは僕の世界だ」

「何度もやり直したさ。何度も障害になるのはお前だ。だったらお前さえいなければいい」まだ唯を殺す選択はしたことはない。試してみるのも手だ。

「傍観者を決め込んでいる奴が決めるんだ」と唯。

 

繰り返す世界(ED:A)

お前たちは俺たちを操作していうるつもりかもしれないが、俺の手のひらの上だ。

「調子に乗るな」というコメントに嘲笑しながら「お前のほうだ」(ニュアンス)って言ったのよかったな。

この世界の神だと唯。「助けるに値する神か?」とあざけるようなコメント。

「悪魔(デストルドー)と契約した神か?」と嘲笑する幾実さまに「悪くないだろう? サタンだってもともと天使だったんだ」と答える唯。めちゃめちゃ粋なんだよな。コブラでも見ているのかと思った(二回目)

「この選択に正解はあるのか」というコメントに「選んだほうが正解にする」と答える。

コメントによる選択は『幾実さま』。

「どうなるかわかっているんだろう? お前は神なんだから」

最後まで唯=神をバカにしている幾実さまめちゃめちゃいいな。

「最後に綜真に言うことは?」

「やり直せたら、必ず助ける」

ここ答えるときだけ唯に戻った気がする。柔らかい笑顔になった。

唯にとってひとりだけの友達。それは揺るがない。

「殺した人間を助ける。いいパラドックスだ」

ハサミを構えて、唯へとむかう。右手で受け止めてそのままハサミが落ちる。

「やり直し」

 

唯の言葉で世界は繰り返す。神の言うことは正しかったことの証明

まあ、手のひらの上で転がされているのは本当なんだよな。

私たちに選択肢は初めからないのだ。この夢は勝手に進む。私たちの介入なんてなかったことのように。②③④で私たちが世界を選択しようとする前から『唯』じゃなかったことがその証明でしょ。知っていたよ(負け惜しみ)

 

⑥22時公演回

導入は⑤と同様。

⑤のEDを受けてかメタ的な発言のコメントが多い。

「またこの世界か」「何度目だろうか」など。その中でも初見を装うひともちらほら。

暫くして部屋に入ってくる幾実さま。今回メガネはなし。

チャットを見ることも、アイデアを募ることなく、用紙に『殺し方』のリストを作っていく。ひと段落したところで携帯の画面に目を落とす。

「あなたを知っているような気がする」コメントに触れて「どこかで会っているかもしれませんね」と返す。

「彼をどうやって殺すか考えていたんです」という言葉に男が反応する。

名前を問うと今回はさらりと「幾実」であると教えてくれる。千紘さんと一緒だね

「話せるよな、話してもらわないと困るんだ」と男のもとへと近寄る。

⑤と同様に猿轡を外した瞬間に騒ぎ出す男の首を猿轡をしていた白タオルで締め上げる。ここ好き。

「ごめんなさい」を繰り返す唯。「(それは)誰にむけて?」問いかけに「みんな」

「父さん、母さん、千影さん、叔父さん。Eクラス、Sクラス。頼、綜真。…みんな」

 

昔話をしようと提案する幾実さま。

「俺と弟がまだ仲の良かった時の話。それを聞く覚悟があるか? お前が殺した弟と俺のキレイな思い出話だ」

「何も聞きたくない」「ごめんなさい」を繰り返す唯。

呆れたように「謝ったら死んだ人は赦してくれると思うか?」

それでも「ごめんなさい」を繰り返す唯。携帯でチャット欄を眺めていた幾実さま。「面白いコメントがある、この人の言葉を借りよう。『無知は罪だ』」

⑤でも同じワードで唯を責めるシーンがあったけれど、⑤のときは責めるというよりも『伝える』というニュアンスだったな。

「彼が死ねば、過去が変わる。存在しなかったことになれば、だって…」

過去? 未来ではなく?ここは事件のあとの時間軸。

悲劇が終わる前の時間をなかったことにしたいという幾実さま。

 

第一の選択

⑤と同様の二択。

今回は『友人からの手紙』

野一色頼からの手紙。共通の友人だ(私たちに説明して)」

『唯はずるいよね。

へらへら笑っていつも人のせいにして。

唯のせいで僕たちは苦しめられている。それ、本当にわかっているの?

デストルドーを愛している? 頭がおかしい。

准も遼もみんなみんなみんな唯のせいで死んだんだ。

デストルドーと愛し合ったから。恋人の唯。男を殺す蝶。

俺たちは巻き込まれたんだ。絶対に許さない、許さない。

消えてしまえ』

手紙を聞きながら呻くように泣き続ける唯。

また「ごめんなさい」

「死んだ人間に謝ったところで、死んだ人間が許してくれると思うか? 新んだ人間は帰ってこない。お前が殺したんだ。かわいそうに」

コメント欄では手紙を書いた人間は本当に頼なのか、疑う声。

「確かに頼らしくない文章だもんな」と同調しながらも「頼の友達か何かですか? あなたたちは。頼のことを何もわかっていないくせに」

コメント欄は別に味方につけたいわけではなさそう。

本当に完全なる第三者。一層のこと煩わしいとすら思っていそうでゾクゾクする。

 

ここで電話。「逃げられないだろうけど、変なことは考えないように」

案の定拘束は簡単にはずれ、視聴者へ訴えかける。

「僕は確かに殺すきっかけを作りました」

吐露の時間にここを使うのは初めて。

デストルドーという蝶を殺す実験をしていた。誰も殺したくなかった。

要がB&Eされた、食われた。…准も」B&Eの簡単な説明。

「みんなおかしくなって、Sクラスのみんなに殺されそうになって。

綜真と考えて、僕はデストルドーと一緒に眠ることになった。

Eクラスはデストルドーを倒すための研究をすることにした。

10年が経った。研究は失敗した。

目が覚めたら世界から殺させれそうになった。生き残るために抵抗した。

僕は、ひとりになった」

絶望編の向こうに希望があればと思っていたけれど、本当に絶望しかなかったなんて。

これは外伝で、正史じゃないとしても。いやそう信じたいだけだな。

ここまで話したところで幾実さまが戻ってくる。

「死ぬ覚悟はできたか?」首を振る唯。

チャットを目で追いながら「ガラテア? 何か話したのか?」と問う。まるで無駄なあがきをしているなとでも言いたげで最高。

「…死ぬのが怖い」

「それは、死ぬ間際に綜真や頼が思ったことだ。お前が殺した綜真や頼が死ぬ前に強く願ったことだ」

「死にたくない、死ぬのが、怖い」

呻いて、一転。口調が変わる。拘束を解き、座りなおす。

脚を開き、態度が大きくなる。

「そもそも、闘う必要あったの? EクラスとSクラス」

異常に気がつく幾実さま。

「殺す必要あったの? お母さんのこと」

「殺したんじゃない、解放したんだ」

「お前のものの見方でしかないだろう」

そもそもどうして唯が幾実さまが紅さんを殺したこと知っているの~~!!なんですが。まあ、もうこの唯は神なのでお見通しなんだろうな。

「あーあ、子供だなあ。(声色が変わる)愛しているなら殺すな。

生きているだけで、お前たちは光なんだ。←紀彦おじさんが言ってたことと同じじゃん!!!!!!!

立ち上がり、机の上に置いてあった頼からの手紙を拾い上げる。

『唯のこと考えて俺、分かったんだ。

唯は俺のもうひとつの可能性なんじゃないかって。

俺たち似てるよね。自分のことしか考えてなくて弱くて、逃げて。

俺、唯の気持ちわかるよ。世界の敵だって言われても、俺はお前のこと理解したい。

友達になったこと、俺は後悔してないよ。

今度また会えたら、もっと色んな話をしようね』

先と真逆の内容に動揺するコメント欄。

「呼吸するように嘘をつくな」ええ~~どっちが本当なんだ????さっきまでの唯ならまだしも(?)ここからの唯は信用できないんだよな。

「綜真も救えないし、母さんを開放する? 本気で言っているのか」

「本気じゃなかったらこんなことすると思うか?」

「行動しないお前とは違う」

「…だから、繰り返しちゃうんだよな」ここの唯、哀れみの声でよかった。

繰り返す記憶がない幾実さま。先とは反対の反応をする幾実さま。こんなにも動揺している姿を見るのは初めてかもしれない。

唯、矛先は視聴者へ。

「人に善意とか民意とか道徳とか解くけど、あなたたちはどうなんですか?」

⑤と同様だね。お前ら調子に乗るなよ、俺はお前たちに遊ばせてやっているんだ。という内容。

「昨日は千紘さん、その前は千影さんだった。ああ、その前は綜真もいたよ?」

ここの『綜真』で動揺するかなと思ったけれど、隙を見せないの幾実さまだなって思いました。

「フィクションだとでも思っているんだろ」

メタに切り込むことで、この作品は作り物ではないという訴え。

登場人物は実際に生きているんだ、消費されるためのものじゃないというメッセージを定期的に組み込んでいるデスナイン好きよ(メタ感想)

 

第二の選択

今回の選択も、⑤とほぼ同じ。

さすがの幾実さま状況の飲みこみが早いので、唯の申し出を素直に受け取る。

⑤でも「選べない」というコメントが多かったが、⑤のときは「選べ、選ばないという選択肢はない」と頑なに第三の選択肢を認めなかったが、今回は意外にもすんなりと(?)受け入れる。

 

選択しないという選択(ED:X)

俺たちは君たちとは違い、選択を放棄しない。

幾実さま立ち上がり、ハサミを構えて刺し殺す。

呻きながら「ひとごろし」と呟いて絶命する唯。

「覚えていないわけがない」と幾実さま。ここでぞくりとした。

視聴者に向かって語り掛ける。

「彼の言ったこと、たったひとつだけ正しかった。

お前たちは『人殺し』だ。…じゃあ、やり直し」

幾実さまが指をならす。放送はそこで終わる。

 

傍観していた私たちは『人殺し』だ。

だって、止めなかったし、他の回では進んで犯人の背中を押した。

私もその一人だったわけだけれど「繰り返しているとわかりながら何も知らない顔をしてその世界をひっかきまわそうとコメントする」の楽しかったわよね。そして、世界が「知っていることを前提に生きていいよ」と告げた後も「知らないふりを続ける視聴者」あまりにも気持ち悪く見えて、この時ばかりは唯の気持ちが分かった気がする。

こんなことを書いていたらそれこそ「お前が分かった気になるな」とあの声で言われるのだろうけれど。

 

そうそう、12日の匡紀さんの衣装からあれ?と思ったのだけれど、今回の「男」の衣装って喪服だったりしないかな。前回は全身真っ黒のスーツだったけれど、今回そうじゃなかったのが気になった。

犯人として登場した人達全員本編で死んでしまっているから(幾実さまだけ直接的な描写はないけど)。

この夢の中には唯とデストルドーしかいない。彼の見てる夢の中にピグマリオンたちも閉じ込めてあるみたいだけれどそれを「いる」とは言っていなかったので、勝手にデストルドーが彼のため(暇つぶし)に「ピグマリオンや周囲の人間」に化けて(幻覚を見せて)いるだけなのかもしれないなって。思っちゃった。

なら、ジョーク的に(言い方)彼は弔いの姿勢を見せるかもしれない。ポーズだけでも。

そこまでひねくれては無いか!

 

感情をまとめるのに一週間もかかってしまって大反省!

もうすでに第三回が始まってしまっているのだけれど、この連休は体力が無~なので見送ります…(悔しい)

お優しいオタク、あとでこっそり教えてね。