色々あるけれど、たのしくいきてます。

しがないオタクの大きな独り言です。

GWに観た映画の話。

こんにちは、オタクです。

環境が代わり、オタ活どころではないと叫びながらもいまだにオタクやってます。呑気なものですね。
むしろオタクでよかったかもしれない。趣味があるからラプンツェルも18年間塔の中に引きこもっていられたんだし。
塔の外の世界を知らずに18年と塔の外で暮らしていたのに急に閉じ込められて2か月は話が違うことはわかりながらもね。

とはいえ、弊社は#stey homeではないので毎日元気に出勤やってます!
こんなときだからこそオタクでよかったし、これからもオタクでいたいずぇ…(血涙)

辛いなあ辛いなあってしていると本当に辛くなってしまうので、辛くなりたくない私は、Netflixをふんだんに利用することに決めました。
たまにしか利用してなかった。もったいない。

多分最後に活用したのが、先日ブログにあげましたけれど年明けにキンプリを一気見したときなんですよね。もったいなくない…!?
月額800円の歓び、もっと享受して。

www.netflix.com

 

GWなにした?

典型的なGW(ゴミウィーク)を過ごした私ですが、子供の日があったので、『バトル・ロワイアル』『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌』の二本を観ました。
パロディはよく見かけるものの、正直観たことなかったんでいい機会よ。子供の日に子供が頑張る話を観るのは気分がいいですね。

 

バトル・ロワイアル

バトル・ロワイアル

  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: Prime Video
 
バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌

バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌

  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: Prime Video
 

 

 

ここからクソネタバレ感想

結論から言うと初作は面白かったです。Ⅱは無理して作らなくてもよかったのにという気持ち。散見されている感想と近しいものを抱きましたけれど、せっかくなので、もう少し細かく私の感想をまとめてみることにします。

 

(ざっくりあらすじ)

BR法という倫理観ガバガバのクソヤバ法律が制定された日本。
非行少年が増えてしまったのは、国が政策を失敗したせいなんだけれど、ガキに舐められて溜まるか精神でできたのが『BR法』。最後のひとりになるまでクラスメイトを殺し合わせることで、根性のねじ曲がった青少年を大人たちに反抗させにくくするための施策らしい。な~にいってんだか。

 

戦闘狂と化すクソヤバクラスメイトは確かにいるものの、それよりもやばいのが『転校生』のふたり。このふたりがいなかったらタイムオーバーになってしまうんだろうな~。

(殺戮させたのは政府なのに最終的に抗い脱出したら『殺人の容疑で指名手配』て横暴だな~ってラストシーン見ながら思った。まあずっと横暴だし、彼らは被害者かもしれないけれど、国から観たらずっと咎人だったもんな。仕方がないか)

あっけなく殺されてしまったり、自害したりと物語におけるモブとなる生徒は確かに存在するものの、ほとんどの生徒が意志を持って無人島の中で生を全うしているので美しかったり、苦しかったりした。関係ないのだけれど死に際にポエムを吐くのはこのクラスでは流行だったのかな。

クラスの中に好きな男とか女とかがいすぎなのも気になったんですけれど、この時期の子たちは「同じクラスの子」にしか恋をしてはいけないという決まりでもあったんですかね。「お前のことが好きだったんだ」とか恋人同士で心中とかが多すぎて笑っちゃった。好きな子別のクラスにいたとか、そういう子もいたらよかったのに。まあ描いても誰やねんってなるし必要なかったか。どっちにしろもう永遠に会えないけれどね。

これは私の認識力によるものなんですが、栗山千明さんと柴咲コウさんの違いが途中までわからなくて「えっ、どっち!?どっちが殺された!??!?」ってなってた。顔が強そうなほうが柴咲コウさんで、顔が強いのにちょっと乙女描写があるのが栗山千明さんねおっけー。まあ、どっちも死ぬんですけれど。

半面、Ⅱでは前半30分ほどで半分ほどの生徒があっけなく死亡し、顔も名前もよくわからないまま退場となる子供が多く悲しくなった。一作目と異なり、点呼を取るシーンも一部割愛されていたので、初めからⅡにおける3年B組の生徒たちはモブに過ぎなかったのだなあと感じてしまった。(物語後半にワイルド・セブンと合流してからが本番という感じが強く、完全に前座だったのが個人的にショックだった)
結構後半まで生き残っていたのにセリフとか顔の印象がまるでないひとも多くて、エンドロールでようやくこんな顔のひとおったんかって気持ちになったし、そこでようやく豊永利行さんが出てたことに気がついた。声優オタクなのでビビったんですけれど、どこにいたんや?と思ってちょっと見返したらそれこそ結構後半まで生き残ってた。死に顔もわからんかったわ。(見ようとするな)
なんかな~もっと生徒への愛情を持ってほしいと思ってしまった。彼らもまた被害者という名の選ばれし子供たちなのだから。


初作もⅡも、死んでも生き残っても二度と同じ生活に帰ることができないなら何のために生き残るんだろうなって思った。多分、この作品の求める答えは「生き残ること」にはなくて、理不尽の中でもがく苦しさとか戦争の無意味さとかそういう話をしたいのかなあとぼんやり思うのだった。

 

個人的に好きだったシーンの話


初作の後半。

銃撃にあって海に飛び込んだ秋也が救出されて塔で休んでいるときに、ひとつの不幸なミスから疑心暗鬼が募り女学生が相打ちになって全滅してしまうシーン。

ある意味で七原秋也が主人公補正で命拾いしたシーンでもあるのだけれど、不幸に次ぐ不幸すぎてうわああってなってしまった。
きっかけを生み出した食事に青酸カリを混ぜ込んだ生徒は「自分は悪くない」と言い聞かせつつも、本当に殺害したかった秋也(自分の好きだった男子生徒を彼が殺したと疑っていたため)ではなく大好きな友人らを殺し合わせてしまったことを嘆き塔のてっぺんから飛び降り自害する。
このシーン、ミッドサマーを最近観劇したばかりなので、あのおじいさんのように飛び降りに失敗して死ぬに死にきれないということにならなくてよかったなあといらない心配をしてしまいました
R指定はあれど、死に様にグロテスクは感じないのに、両作共に登場したキタノが描いた生徒たちの絵のほうがよほど気持ち悪くて怖かったな。

キタノも知るほどになんだかかわいそうなひとだったなあ。しかしながら、彼の中でヒロイン・典子を救いとしたのはどうしてだったのだろう。どことなく顔立ちがキタノシオリに似ていたからかしら。
教師といえば二作目の教師RIKIは名乗りで爆笑してしまったし(そのままだったので)死に様も爆笑してしまった(勢いがあったので)。なんだったんだRIKIは…。トラーイ(爆発)

 

 

生徒たちが殺しあうのとか、生徒たちが伊藤英明に殺されまくるのとかなんか薄暗い映像と血、みたいな作品ばかりを観ているような気がするのでそろそろ明るく楽しいバカみたいな作品を観ようと思います。
ああ、そういえば『AKIRA』を2019年のうちに観るの忘れちゃってたな。

 

追記

ネトフリくんから次のオススメ作品通知メールが来たんだけれど、さすがにこの区分けはやだな……。

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