色々あるけれど、たのしくいきてます。

しがないオタクの大きな独り言です。

テニラビはじめて一週間が経ちました日記

恋のフリック、刻み込んでますか?(定型文)

 

こんばんは、タイトルのセンスなさ子です。

 

先日からテニスの王子様に気を狂わせている私ですが、本編を完走できぬままテニラビに手を出してしまった大罪を償うために「ここが好き!!」を吐露しに参りました。

 

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テニスの王子様 Rising Beat(通称 テニラビ)」

テニプリ史上初のリズムゲームとして2017年11月にリリースされたスマートフォン、アンドロイド向けアプリゲーム。

数多あるキャラクターソングで遊べるということもあり、テニプリ初心者の私は一番手軽にキャラクターソングに触れられる媒体としてインストールを決意!

 

テニラビの存在は、噂では1000近くあるというテニプリ関連楽曲へと触れるハードルをぐんと下げてくれるものでした。ありがたや。

そして前回の沼落ち(?)ブログでも記述したように「青学ガシャ復刻中」だったこともあり、インストールはこのタイミングしかなかったのです。(言い訳)

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いやだってフルボイスだっていうし…なんかみんなで遊園地来てて可愛いし……。

 

チュートリアル報酬の石で10連分回せるやんけ! と躊躇いゼロでぶん回す私。ブランコみたいなやつ乗ってる桃城先輩めちゃめちゃかわい〜〜〜!!! 絶対欲しい~~~!!!!

 

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ん?????????

 

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ん?!?!!?!!?!!

 

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えっ………まじでなに……????

ビギナーズラックがすぎません???????

このゲームに命捧げんといかんのか??

捧げますわ………。

 

というかなんで海堂先輩のカードへの映り込みの方がめちゃめちゃかっこいいお顔なさってるの……ずるい……好きじゃん……ありがとうございました………

 

 

 

~完~

 

 

 

 

終わんな終わんな。

 

いやマジでビギナーズラックがすぎて、この後50連くらいしたんですけどかすりもしなかったですわマジでなんなんだ。

その後、初心者限定無料ガシャをぶんぶんして平等院鳳凰とかいうめちゃめちゃ高貴な名前に見合わぬ(失礼)無骨な男のSSRをゲットし(まだ関東大会までしか見てないのでどんな人かわからない…許して……)、ついでに貰ったSSR確定セレチケで桃城先輩に出会いスタートしたテニラビ人生勝ち組すぎんか? という驕りの中でプレイ開始。

 

めちゃめちゃたのし〜〜〜!!!!!!

 

めちゃめちゃ楽しいんですわ。

元々上手じゃないものの、リズムゲームが好きなのでゲーム性も自分に合っていたようです。

デレステ、ミリシタ、ガルパ、アイチュウ、アルゴナビス……などなどのアプリをプレイした過去あり。難しすぎず簡単すぎない譜面と、シングルの試合に応援するメンバーのミニキャラの可愛さ。

カード(キャラクター)ごとに必殺技を固有モーションで繰り出す芸の細さにもトキメキ。SSRとSRでは技が違うんですね! 先日恒常の桃城先輩をゲットして知りました……。

恒常SRの桃城先輩のイラストが本当にかっこよくて好きなんですが、ストーリーを読んで桃城先輩のかっこよさと大石先輩のお母さん度がカンストしてしまった。最高です。

 

メインストーリーはテニプリを基盤としているということで、ネタバレに過敏な私はまだまともに読めていないのですが、カードストーリーは「幕間」的なものなので目を通してます。

 

この子はこんな一面があるのか。

この子はこんな風に行動するんだな。

 

というまだ知らない彼らへのトキメキと期待が詰まっていてずーっと楽しい……。すごい…これが未知がたくさんの現行ジャンル……。

 

楽曲も初期段階からめちゃめちゃ沢山あって楽しいし、石やアイテムと交換出来る楽曲ショップからまた好きな楽曲を追加できるのが嬉しい…!

 

勢い余って噂の「恋風」を購入してプレイ。

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こりゃ名曲がすぎますわ。(溜息)

 

近藤孝行さんが作詞なさったことは存じておりましたし、歌唱力の高さもその昔マリンに推しを人質に取られていた時代があるので存じてました。私はD.A.Tを通ったオタク。

 

でもこんなのずるくないですか??????(問題提起)

 

中学生がこんな色気たっぷりに恋の歌を歌って良いわけないやろがい!!!!!!

桃城先輩に恋してなかったら100%大石先輩の女になってた自信がありますよ。何億人の女を惑わせたんだ?この中学生は、この曲で。

相手は未成年だぞ、俺らを逮捕してくれ。

 

 

なぜか当たり前のように作詞を担当キャストが行っていることでお馴染みのテニプリくん。

この曲も、この曲もだ?! と驚き散らかしてたんですが

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嘘だろ??????????

なんで作詞も作曲もできるキャストがいるんだ………………?????????

 

調べたらアーティスト活動なさってる上に「新幹線好きがこうじて「しんかんせん体操第一」を作詞作曲した」という情報が出てきて余計わからなくなってしまいました。楠田さんの沼も深そうだわ……。

 

初見時、宍戸さんがストレートな愛のうたを?! まってまって!! と思ったら「テニスさ!!!!!!」で歌が終わるの最高すぎてこっちが愛してるぜ!になってしまった。

まあ宍戸さんが「お前だけさ」なんて言えるのテニスだけだろうな。私が宍戸さんの何を知ってるんだって話ですけど。

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他にも作曲もできるキャスト居るんかい。

 

履修範囲が及んでないので丸井くんと木手くんのデュエットの経緯がわからないんですが、演者が共作したってめちゃめちゃなエモなのでは???と曲の意図がわかってから聞くのが怖くなってる曲も出てきてしまった。

 

そして、最大のエモ曲ことオタクの総意「テニプリっていいな」。

楽曲詳細を見て一番たまげてしまった。

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これがハッピーメディアクリエイターか……………

 

作家が作詞ができる(担当する)のはよく聞く話なんで驚かないですけど、なんで作曲もできるんですか…???? そもそも歌うのもすごい。そんでワンマンライブもしたというからすごい。もうわからん。

 

そんな疑問とか動揺をかき消すくらいに歌がよすぎる。助けてくれ、ありがとうございます。

 

テニプリっていいな」って。

ファンの言葉の代弁とかいう話ではなくて(代弁してくれるのでは?!と思うことが傲慢だった)、許斐先生がテニプリを生み出したこと(生み出せたこと)に対する「いいな」とか「幸せだな」という思いが込められているように感じて、そんなふうに作者に愛して貰えているテニプリという作品に出逢えたこととか、そんな作品がたくさんの人の元で色づいていく様に同じように「いいな」と思える。泣き曲だった。

加えて、サビ以降キャラクターたちが一緒に歌い出したり掛け声を入れたりするのがもう何? 走馬灯みたいだな……

良すぎて気が狂うかと思ったし、気が付いたときにはもう狂ってたと思う。

 

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あとこれについては素直に説明が欲しい。

 

「E気持」は分かるけど「D気持」ってなんなんだ。

某オモコロの社員が「美味しい」のK点が超えた時に言う「おいD」みたいなこと?

聞くところによると「P気持」もあるらしいのでますます謎すぎる。このシリーズはなんなんだ。

 

疑問も多分に残しつつ、テニラビの楽しいところはもうひとつ「箱庭ゲーム」としての側面もあること。

マイスペースと名付けられたそこは自分で好きなようにカスタマイズできるお部屋。部室にしてもいいし、王国を作ってもいい。

自分のセンスしだいでどんなお部屋にもできるのがとてもいい。そういうの大好きだ! ハンスも言うとります。

 

しかしセンスが皆無なので、ぼんやりとしか遊べてないのですが、それでも楽しい。ミニキャラたちの固有モーションがある家具もいいですね………。

 

あっ…………!!!

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思わず大きな声を出してしまったので、すやすやしてた桃城先輩を起こしてしまいました。大罪です。

 

 

リズムゲームで曲を知って、カードを育成して解放したストーリーでキャラを知る。

マイスペースで自分だけのお部屋を作ってキャラを愛でる。そして書き下ろしのイラストは毎回美しすぎる……。これ、無料でいいんですか……?!

 

現在開催中の「ANTIQUE DESTINY」のイラスト(衣装)

も良すぎてひぇ〜ってなってしまった。流石の語彙も逃げ回る。桃城先輩がいなくて良かったって思いました。神尾くんも観月さんも割と好きなキャラなのでポイボだけでも頑張ってみようかな。

 

ガシャの排出率についても色々ありますが、基本的に突き詰めない性格だったり「こんなもんやろな」と思える性分だったりするのでマイナスに思うことも今のところはなく、平和に楽しい!が勝ってるのが嬉しい。

 

ところで今回のイベント楽曲のひとつ「Who's who's who」で爆笑してしまったんですが、作詞が甲斐田さんでまた笑ってしまった。

オシャレなメロに乗せてコントをするな。

 

 

名曲だけじゃなく迷曲もてんこ盛りなテニプリをもっとも〜〜〜っと勉強していくぞ!!!

 

オタク歴14年の女が避け続けていたテニプリに沼落ちした話

テニス、楽しんでる?

 

こんにちは、オタクです。

この度『テニスの王子様』にはまり、毎日のように仕事終わりにはネトフリを開いてアニメの続きを見る日々を過ごしています。

 

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 現在各配信サイトにて配信中!

 

いい加減感情が抑えられない!! というどうしようもないオタクなので、今(2021年6月現在)の感情をぶつけに来ました。しばしお付き合いください。

 

ここで僕らは出会ってしまった

自分がオタクになったと自覚したのが2007年。

世間に少し遅れて『涼宮ハルヒの憂鬱』に出会ったのがきっかけでした。

 

積極的に世代をバラしていきますが週刊少年ジャンプを読むようになったのがそれから2年後。リボーンは未来編が盛り上がり、銀魂は紅桜編の劇場公開が決まり絶好調。加えてBLEACHやSKETDANCEなどが名を連ねる中、思春期は過ぎていきました。
 
当時から人気だった「テニスの王子様(通称 テニプリ)」だけれど、ジャンプを読み始めたころには本誌連載が終了していたこともあって見向きもせず、山崎退と入江正一、石田雨竜の女になり、日曜日には笑点を見ながら例の替え歌を歌う日々。テニスのテの字も知ることはなく青春を終えた私。
 
その間、周りの仲の良い女たちは自然な流れでテニプリを履修し『テニスの女』としての側面を抱えながら生きてきたらしい。
 
遡ること短く見積って約15年。アニメ放映されていたころは恐らく幼稚園かそこらだったような。
とびっきり早起きをした日にたまたまやっていて一度か二度観たことがある程度。皇室アルバムの後に流れていたことは何となく覚えている。
 
同い年であろう友人たちはいつどのようにして出会ったのかわからないが、そんな彼女たちからのなぜお前はテニプリを通っていないのか」「早く全巻読め」「アニメでもいい見ろ」などという脅しをかわしにかわし、アイドルマスターとその時々の作品にはまりながらも風の噂に聞く程度で積極的に触れようとは思わなかった。
 
 

 選択科目が必須科目に

2020年11月。それは起こった。
 
何が起こったかというとU-NEXTにて新作OVAが独占配信されるというニュースが発表されたのです。
 
なぜそれが私の琴線に触れたのか。
 
理由は簡単。新規で立海大の仲間として加わった『玉川よしお』の担当キャストが榎木淳弥さんに決定したから。
 
何を隠そう私は榎木淳弥さんに対して拗らせた感情を抱くファン。ファンであることを本人に悟られたくない程度には感情がどうかしてしまっているので、どうかしている。(語彙)この狂いに関してはまた別の機会に言語化したい。
 
そのどうかしている感情を抜きにしても彼の芝居が好きなので、どうにか見たいと思いました。しかし、OVAから触れるのは作品にとって失礼ではないか? そうも思いました。
 
好きな役者が出ているからというだけで観るのではなく、しっかり物語を知った上で辿りつきたい。幸運にもアニメであれば全話配信があるというではありませんか! 時勢もあり輪をかけて金欠。すがるような思いで配信サイトを開いた。
 
それが2021年5月末のこと。(腰を上げるのが遅すぎる)
既に新作OVAは円盤化が決定しているし、リアルイベントも終了(こちらも円盤化決定済)。後日SNSにて榎木さんが立海大ジャージをお召しになられているお姿を拝見し、本当にテニプリキャストになられたのだと実感が湧いて興奮のあまりちょっと体調を崩した
 
 

2年8組16番のアイツ

そして現在、件の立海大との関東大会決勝戦が控えている(アニメ視聴進捗)中であるが、もう耐えられない言わせてほしい。
 
 
なんで!!!!もっと早く教えてくれなかったんですか!!!!!
桃城武という男のことを!!!!!!
 
 
大きな瞳にキリリとした眉、短気なところがタマに傷だが後輩思いの優しくて熱い男の存在をどうして教えてくれなかったんですかティーチャー……。
 
そもそも山崎退と入江正一と石田雨竜にメロってた女が桃城武に落ちるわけないやろがい!  全くもってその通りなんですわ。
 
初見での彼は越前を警戒するあまり言い回しにトゲがあり、感じの悪い人!という印象だったんですけれど、一瞬にしてそのイメージが覆ったかと思えばもう「あらら割と簡単にフォーリンラブ」状態。
テニプリまで完走してから手を出そうと思っていた『テニラビ』にも手をつけてしまった。(青学ガシャ復刻期間だったので)
 
テニラビに至っては触れたのが早すぎたせいで認識が現在こう。

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(現視聴時点で)アニメに出てきていない学校が多すぎる
 
アニメを完走するまでストーリーも読めないんですけど(ネタバレに過敏なため)、キャラソン等が膨大なのにサブスクもないので手っ取り早く履修が出来てとても好都合だった。最高のゲーム。デフォルメもかわいい。
 
確定チケでSSRを貰えるのも嬉しい。
悪きリセマラ(ほぼしないけど)をせずとも愛しの桃城先輩に出会えるのは本当に健康と恋に良い。もう愛した。
 
そんな最高のゲームよりも先に手をだしてしまったのが『キャラソンCD』でした。(なんで15年近くも前に販売されたCDが新品で購入できるんだ)
私は三度の飯よりキャラソンが大好きなので、記憶が無いうちに購入してしまったのだと思う。指先はいつだって悪戯小僧なのだ。
 
密林から裏ルート(※正規です)を通ってやってきたのがこの2枚………2枚?!

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ち、違うんですよ…違う…(決死の言い訳タイム)
 
桃城先輩が昨年『ハッピーサマーバレンタイン』を歌っているという情報を私にくれたフォロワーが悪いんです…(感謝してます)
そんでもって届くの待ちきれずにDLでも買った。意味わからん。
 
(登場キャラクターたちのバレンタインチョコ獲得ランキングを発表するイベント「新テニスの王子様 2018 バレンタインチョコ獲得ランキング-ハッピーサマーバレンタイン- in 仙台」(まず何?)にて『ハッピーサマーバレンタインデー』が公式に制定されたというニュースをなんとな~く見たことがあったので、今回改めて調べて点と点が繋がった気持ちになった)
 
そんな『サマバレ』とかいう女殺しの毎年恒例行事をこなしてしまっていたこともあり\大好きー/を聞きながら「私もだぞ…」とつぶやく不審な日々が始まってしまった…。チョコとハートを溶かしてんのは夏じゃなくてお前だからな、自覚しろ。
 
これは真面目に誉め言葉なんですけど、特別歌が上手くないのが本当に好き。
小野坂昌也さんの名誉のために付け加えますが、小野坂昌也さんはとても歌が上手いし、歌声にはとても色気があります。(Travelogを聞いてください……)
Travelog

Travelog

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 JUMPのキャストトークトラックでもお話してたように、歌の上手さよりもリズム感を意識して〜というコメントがあったように、リズム感はテニスをやってることもあって抜群だろうけど等身大の中学生らしく「上手すぎない」ところに「桃城武」を感じて……私は………(手記はここで途切れている)
 
大人びたキャラクターが多い中、(よく考えたら超人ではあるものの)等身大の中学生らしい描写が多い桃城先輩は学校にいたら絶対モテているし、キラキラの陽キャなので私は同じ学校に通っていたとしても死ぬまで好きだなんて言えないんだろうな…と思いながら見ているとつらくなるので、朋香ちゃんとうまいこと仲良くなりたい。(おい、手記よ途切れろ)
 
でも杏ちゃんにはかなわないんだろうな~~と夢女独特の嫉妬を登場キャラに向けるようになった。
私が恋心と自覚したのが杏ちゃんの頭をラケットのガットでポンっとしたところだったので…。モテ仕草すぎるずるい。桃城先輩じゃなかったら許さないけど…。
もう、終わりだね(オフコース

さよなら

さよなら

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 試合(戦い)は続く

100話近く青学と一緒に歩んできたので他校推しになるとは?という感情だったんですが、関東大会まできてや~っと気持ちがわかってきました。
 
氷帝戦での越前VS日吉の試合に『あいつこそがテニスの王子様』を思い出し(ニコ厨の過去を掘り起こす女)「わかる…わかるぞ…」となりながら観たのが個人的に一番熱かった。気分はムスカジョセフ・ジョースターですよ。
(ちゃんと話を知ってから見る『あいつこそがテニスの王子様』めちゃめちゃいいんだろうな…。)
まじでどうでもいいけどカチローくんに日吉の「下克上だ!」が「変な口癖」と思われているの死ぬほど笑った。乾先輩のデータでも「好きな言葉」とされてたけど口癖ではないだろ…ないよな?
 
テニスコートではライバルでも、普段は普通にお友達になれるところが中学生のいいところだよな~という20代の感想。あの亜久津だって不器用ながらリョーマの背中を押してくれるんだもんな…。認め合った仲間(ライバル)かっこいいよ。
 
でも今の私には青学と桃城先輩しか見えない…。
頼む…青学…全国優勝してくれ…頼んだぞ…。手塚部長が帰ってくるまで3年を引退させないでくれ…。
(都大会の大石先輩の怪我でボロ泣きした女より)
 
まずは打倒、立海大!!!油断せず行こう…!!

「インソムニア・ミステリー」第二回配信を観ました。

またまた「インソムニア・ミステリー」を観劇いたしました。

今回もキャストは事前未発表。男と日替わりで登場する犯人のふたり芝居。

第二回となる今回の副題は『恋人を殺す9つの方法』。

男と犯人は恋人同士なのか、はたまた。

今回は9月11日から13日までの三日間。

11日、12 日は①③24時、②④26時30分。13日は⑤19時30分と⑥21時からの計6公演。

用意されたエンディングは4種類。しかし、犯人が日替わりということは、同じエンディングを辿ったとしても全く違う物語になるのではないだろうか。ということからまたまた悩まされる内容でした。

謎解きの難易度としては星1。(公式基準、謎解きに参加しなくても物語が進行するレベル)

そんなことを言われても物語を正解へ導く難易度と全部の組み合わせで全ルートを観たい!というオタクが感じる難易度は違うんだよ~~~すでに難易度星1000くらいなのですが???

◇ ざっくりとしたあらすじ

ある部屋に監禁され、拘束されている男は犯人の手によって殺されようとしていた。

偶然配信を観ていた私たちは犯人に「彼を殺す方法を一緒に考えてほしい」と言われる。また、配信が進むうちにふたりの関係性が明らかになっていくが、犯人と男の話には食い違いがある。

私たちは、どちらの言葉を信じるのか。

男は目の前で本当に殺されてしまうのか…!

 

 

前回の配信では新井裕士さん演じる束田唯が60分をループする物語でした。

今回もこの物語は「僕(唯?)の夢である」と種明かしがされるエンディングがありました。夢の中で生き続ける彼の「暇つぶし(Cエンディングより)」の物語は、またもやたくさんの謎が散りばめられていました。

 

◇各公演について

犯人が日替わりということで、毎公演どのように展開していくのかが幕が上がるまで不透明だったこと。これがドキドキを助長させるいいスパイスになっていました。現に最終日はある程度予測出来ていたとはいえ動揺で飛び上がり、足を怪我しました。なんてこった。

相手によって180度変わる男の態度(人格)に気がおかしくなりそうになりながらもまたループする60分を観ていました。

 

ここからは公演ごとに記憶を補填するための完全なる覚書きです。

感想を織り交ぜつつ、考察未満な物語の振り返りですので、ご注意を。

前回この注意書き入れるの忘れちゃいましたね。大変失礼。

演者さんへの敬称略や、便宜上作中で明かされる前から役名を表記している場所があります。

 

 

11日(金)公演

日替わりゲスト:千影円香(演:森智子)

原作にあたる『デストルドー9』本公演において、束田唯と千影円香は恋人のような関係だった。

彼女が『恋人を殺す』というテーマで登場するのは当然のような気もしました。

まあ、男も誰が演じるのかこの日までわかっていなかったんですけれど。

 

①24時公演回

真っ黒なリボンで拘束されている束田唯と、テーブルの上に皿がふたつ。その中のひとつの中身をいじっている千影円香

カメラの向きが縦向きになっており、画面を横に直すところから物語は始まる。

明るい、明るすぎるくらい快活な千影円香。

視聴者は彼女に名前を問うが、イニシャル(M.C.)でしか名乗ってくれない。

(私は『おいおいMCだと!?ラッパーなのか!?』というLINEを友人に送りました。※私はヒプ…シ…クにはまっています)

「私は今から彼を殺そうと思います。その手段を一緒に考えてくれませんか? ちなみに、自殺だと思わせるような殺し方をしたいんですよね」

目隠し、猿轡を噛まされている状態であるものの、「殺す」というワードに反応して抵抗しようと暴れる男。「静かにしていて」の忠告もあまりきかない。

彼女の明るさ、愛らしさに惹かれるように、視聴者は拘束されている男を殺す方法を一緒に考察していく。時折「どうして殺人に協力的なの?こわい」というコメントも流れるものの、全体的には「お姉さん可愛い〜〜協力しちゃいま〜〜す!」という人が多かった印象。オタクは素直。

 コメントの手伝いもあって「刺殺、絞殺、飛び降り(ここは8階)、睡眠薬(冒頭で千影さんがいじっていた皿の中身)、一酸化中毒死、溺死、感電死、刺殺(順不同)」と9つの方法を得る。

「どうやって殺されたいか、本人に聞いてみましょうか」と男の目と口をふさいでいるリボンをほどくM.C.。「もう24時だから、大きな声出しちゃダメだよ。近所迷惑になっちゃうから」と忠告をするもののさるぐつわが外されると同時に「たすけて!!!」と叫ぶ男。テーブルの上に置いてあったハサミを男の右足に突き立てて「言ったよね…?」とすごむところが好きでした(好きです)

第一の選択

 「彼の遺書を書きました」とふたつの封筒を見せるM.C.さん。

どちらがいいですか、と男に問いかけるものの首を振るばかりの男を見限り、画面の向こうへと投げかける。「皆さんに決めて頂きましょう」

チャットによる選択は

『私は愛するものを不幸にしました。生きている資格なんてないのかもしれない。死をもって、彼女への愛を証明します』(意訳)

本編において、唯が千影さんを孕ませてそのまま自殺に追い込んだことへの懺悔のような内容。

 

手紙を読み上げる彼女の声をききながら「いやだ」「ごめんなさい」を繰り返す男こと唯。

コメント欄は「最低」「クズ」の嵐。本編中で浴びせたかった感情ここにぶつけてない?とちょっと笑っちゃった。

暫くして「電話がかかってきた」と部屋を後にする。(固定モーション)ひとりになったことをいいことに脱出を試みる唯。わりかし簡単に手首を縛っていた紐(?)が切れるので笑ってしまう。ゴリラなのか?

「これ、観ているひとがいるんですよね。たすけてください」

しかし、コメント欄は千影さんの味方しかいないので「拘束がほどけていた」とことを密告。(明確な殺意を感じる)

意外にも「まあ、いいや」という感じの感想だったので拍子抜け。

「これから人を殺すと思うとテンション上がってきちゃった」終始笑顔の千影さん。エンドルフィン出てるね。「お前、おかしいよ」とつぶやく唯はここばかりはもっとも。

 

冒頭で千影さんがいじっていた皿と反対の皿に多数の紙。まさかの質問用紙。「聞きたいことがあるの」と一枚ずつめくっていく。…テーマトークだ!

 

Q子供が出来たとき、どう思いましたか。

→まさか、そんなことになるなんて思わなくて。

「保健体育で習わなかったの?」という問いかけに「しょうがなかったんだ。どうすればよかった」とこぼす唯。そんなのシなければよかっただけだし、避妊具の存在を知らなかったのがやばくて笑っちゃった。(ずっと笑ってんな)

Q楽しかった思い出ありますか。

→ある。

「放課後、くだらない話をして」ここで千影さんの名言『ひとはどうして生まれてくるのでしょう』の話が出てきて泣く。

「私はさ、生まれてきてよかったって思いたかったな」唯のせいで思えなくなっちゃったのかな。

Q友達はいますか。

→頷く。「ひとり」綜真のことかな…。

「今も友達?」首を振る「今はいない」。なんで友達じゃなくなったの、という問いかけに「俺のせい」

Q初デートは覚えている?

→無言。

「最低ですね」と千影さん。本当に最低だと思うけれど、彼が終始「恋人という意味で千影さんのことを好きではなかった」と言っているので、もしかしたら千影さんのいう『初デート』がどのお出かけを差しているのかわからなくて黙っていたのかもしれないな…。

Q女が好きなの?(チャットから)

「随分モテていたみたいだけれど」と千影さん。

→知らない。俺のせいじゃない。知らない。もっとうまくやらなきゃいけなかった。

これ普通に「俺がモテていたのは俺の預かり知らぬところで勝手に騒ぎ立てていた女がいただけで、俺は何もしていない」という意味かな?と感じたけれど、普通に感じ悪くて最悪だった。

『女好きの遊び人』のような質問内容を「モテたんでしょ」という内容にシフトさせたのは回答がうまいなと思いました。

 

千影さんから「私が唯のこと好きなの知っていたよね」という質問。これが地味に一番つらい。

「俺も、千影さんのこと好きだった。でも、そういうのじゃなかった。ただ、ただ…(友達として好きだった?)」泣き崩れ、ごめんなさいを繰り返す。

意味をなさないごめんなさいを聞きながら座り込み、泣き出しそうになる千影さん。コメントに気がついて「泣いてませんよ」と無理して笑う。そんな顔しないでよ…。

「今度やり直せたら、ちゃんと責任取るから」呟くように懇願のように告げる唯にキレる千影。そりゃそーじゃ。「やり直せたら? 責任取るつもりないよね」悲しみと嘆きと諦めと蔑みのこもった声で吐き捨てる千影さん。

やり直した先でしか責任を取る選択肢がない唯があまりにもどうしようもなくて唯だった。本当に反省しているなら今からでも責任取ろうとするだろ…なあ…。

Qなんで逃げたんですか。

→弱かったから。

それでも、「あそこに行けばやり直せる」と思ったと続ける。「あそこって?」と問う千影さんに「プロジェクトF」と一言。千影さんはその存在を知らないみたいで「そうやってまた嘘をついて誤魔化そうとする」と嘆く。

 

被害者を貫く唯。「全部嘘だ」とわめく。

殺されたくない、死ぬのは怖い、嫌だと繰り返す。

 

第二の選択

唯の言葉を受けて千影さんと唯のどちらの言葉が本当なのか(どちらの言葉を信じるか)の多数決を取る。どちらを選ぶかで、千影さんの行動が変化する=明確な分岐になるということ。

初回公演はみな千影さんの味方だったので、爆速で「お姉さん(千影さん)」を支持するコメントが流れる。

 

観客からの密告(ED:B)

最期の質問コーナー。

沢山質問させてくれるの嬉しいけれど、時間がなくて何を聞くのが最善か焦る。…焦らんか?できるなら周りのオタクを巻き込んで発作を起こすような爆弾発言が欲しいので…。

Q生きたい?

→生きたい

Q人を愛したことがある?

→はい。

これがとても意外。千影さんのことは愛せなかったのに「愛」を知っているんだ。

でも、愛を知っているから千影さんへの感情が愛じゃなかったと断言できるのかな。

 

Q蝶は好きですか(定番と化した質問ですね)

→いいえ。

「私は好きだけどな」と千影さん。ヴォルバキア菌に関するお話を教えてくれたのも千影さんだったね。昆虫や生物(命)については好きなのかなあ。

ある程度質問し終えたところで千影さんが携帯を置く。

拘束がほどけていたことを逆手にとって、千影さんに襲い掛かる唯だが、咄嗟の判断で左の首筋にボールペンを突き立てられてしまう。痛みにあえいでいるところをとらえられ、絞殺。

殺し終わったあと、コメント欄は「お疲れ様」「頑張ったね」の嵐。

コメントへ感謝を述べながらも「可哀そうな唯」と死んだ男を憐れむ千影さん。

「唯を殺したのは、私とあなたたち(千影さんの言葉を信じて無責任に背中を押したから)。あなたたちは朝になったら忘れてしまう。彼が生きていたことも、この世界で起きたことも。このスイッチ(配信停止ボタンかな)を押せば、この世界はおしまい。みなさん、さようなら」

朝になったら忘れてしまうとの言葉に「忘れないよ」とのコメント。ああ、人間ってそういうところあるよな。この世界にとってどうしようもないことだって、確証もないのにきれいごとで相手に寄り添おうとする偽善。振り返るとそんなコメントを気持ち悪く思う。私がひねくれているせいだけれど。

 

皆さんが彼女に協力したおかげで男を殺すことができた

しかし、彼女はこれで幸せになれるのだろうか。

 

②26時30分公演回

始まりは①と同様。さっきは登場しなかったトランプで遊んでいる。

タワーを作ろうとするものの、上手くいかない。手先は器用ではないみたいだ。

目隠し、猿轡状態は変わらないものの、大きく騒ぎ立てることはない。「静かにしていて」という千影さんの言葉にも素直に応じたり「はい」「すみません」と静かにしている様子。

目隠しを取った瞬間「あなた、誰ですか!? お父さんとお母さんは無事なんですか?は…」准…!? 聞き間違いかと思った。

先ほどとどう考えても男の態度が違うので、この辺りから違和感を覚え始める。

 

 第一の選択

 ①と同じように遺書を代筆したと千影さん。

チャットへ選択を促す。奇しくも選ばれたのは先ほどと同じく

同じ封筒を選んだはずだけれど、内容は異なるもの。

「私は多くの人を不幸にしました」

①が千影さんへの懺悔なら、②は世界への懺悔デストルドーとアラヴォーナスしてしまったことへの懺悔の内容。千影さんは知らないはずなのに。

「上手に書けていると思いませんか?」と画面に向かって笑う千影さんに「人違いじゃないですか?」心当たりがない(記憶がない)とこぼす。千影さんのことも知らない。

「そうやってまた逃げるの? 」

 

 

混乱のまま質問タイム。

Qどんな子供でしたか?

→目立つような子じゃなかった。

Q友達はいますか?

→いる。

「親友が三人」は?友達ひとりだって言ってたじゃないか…!

千影さんが促して「頼と准と遼」と名前をあげる。このタイミングでさっき准の名前があがった理由が明確になったかな。千影さんは聞き覚えのない名前に少し困惑。

どのタイミングで名乗ったのか忘れちゃったんですが、今回の『男』は瀬川皐月くんだった…!!!!!!

冒頭から明らかに態度が違ったこと、手紙を読む前に両親と准の安否を憂う(縛られている)男が「唯か皐月か」を何かの分岐で変えられるわけではないんだな…。ルート分岐に私たちの選択は関係ないことの証明ですよ。

千影さんが「唯は高校1年生の二学期の頃に引っ越してきて…云々」の話をして、転校生という肩書に首をひねる皐月。

Qずっと東京に住んでいるの?(チャットから)

→はい。

石川からの転校生だった唯と明らかに生きてきたルートが違う。

Qここに来る前の最後の記憶は?

→頼の誕生日を祝ってた。

頼の誕生日(8/6)が最後の記憶だとするならば、この世界線の皐月くんはドラマCD②の「友に捧ぐエンドロール」の中にいたということか…。

Q澤山要を知っている?

→なんだっけ、タレントさん? 紅さんが見てたドラマに出ていて、好きだっていっていたような。(うろ覚え)

「ドラマどんなのを見るの」に対して少し悩んで「朝ドラとか」と返す。

Q研究所にはいったことある?

→研究所?わからない、ない。

Q生まれてきてよかった?

→よかった。

Q好きな食べ物は?

→卵焼き。しょっぱいやつ。(唯と同じだね……)

 

①で唯が「責任」に対して「今度やり直せたら責任を取る」と言っていたのに反して「仕方がないよね、これでどうこうというわけにならないかもしれないけれど」と責任を取るという姿勢を見せるのが紳士だな…いい子なんだな…と泣いた。

 

男に殺される犯人(ED:A)

時が来て、千影さんが覚悟を決める。

①と同じように返り討ちに合うものの、反撃かなわずそのまま皐月によって殺されてしまう。力なく崩れる千影さんを見て動揺したように後ずさる皐月。

しばらくして、頭痛がするのか頭を押え呻き声をあげそのまま椅子にもたれ掛かるように倒れ込む皐月。(前回のインミスで記憶を取り戻すときと同じ動きだったね)

殺されたはずの千影さんが立ち上がり「やり直し」

「この遊びも何度目かな。君は何にも決められないね。

自分が殺されたいのか、生きたいのか。

…何度でも付き合うよ。時間はいっぱいあるから。

ずっとずっと一緒にいるからね」そう言って男を抱きしめる。

 

忘れられた世界で見る夢。

再びこの夜を繰り返すことになった彼ら。

これは幸福か不幸か、この世界に希望はあるのか。

 

12日(土)公演

③24時公演回

男、昨日とは異なりリボンタイからネクタイへと衣装が変更されている。

拘束もリボンから白いタオルへ。

タオルに変わっているのが、犯人が男性ということを際立たせていてよかったですね…。女性の繊細さと、男性の武骨さの対比のようなものを感じました。

スーツ姿で共に部屋にいるのは小早川千紘

 

さすが小早川の男。怖い上に信用されていない

チャット欄が疑いの嵐。

名前を聞くとイニシャルで「c.k」と答える(小早川千紘じゃん!)

彼との関係性を問われ「知り合いのような、そうですね」と濁す。

男の名前を「瀬川匡紀」であることを明かす。(子供じゃないからネクタイなのかな…。)

作日の公演と同様に彼を殺す方法を視聴者に相談する。

なかなか提案するコメントがない中「例えば」と殺害方法を上げていく。

「ハサミを使って刺殺、睡眠薬を使ってオーバードーズというのもありますね」

部屋の場所は同じよう「8階なので飛び降りもありますね」全体的に敬語なのが好きですね。

「彼もガタイが良く見えるけれど、抵抗されたら?」というコメントに「しかし、抵抗するのは難しいと思いますよ」と余裕の表情。

全体的にためらいがなく、余裕の表情なので「以前も人を殺したことがあるのですか」とコメントがつく。笑って「殺人経験があるように見えますか?」といったのが怖かったし、小早川幾実の父親だな…という印象があった。

思いついたように「猿轡を首にもっていってそのまま窒息させるというのも」とメモに追加する。

コメントを見ながら「そうか、本人に聞いてみるというのもありますね」と一言。

「騒いだら殺すからね」と脅したあとに目隠し、猿轡を外す。忠告を聞かず男は「助けて!!」と大声を出すので、胸倉をつかむように引き寄せて「騒いだら殺すといったよな」

「…何のつもりだ」と匡紀。

問いかけには答えず「ほんと、そういうところが嫌いだ」と独り言のようにこぼす千紘さん。

 

第一の選択

昨日とは異なり書かれているのは『遺書』ではなく『未来のこと』。

大切な家族のこと(右)とこの世界のこと(左)。

「彼の家族のことはどうでもいい。世界のことなら私たちにも関係があるし」とコメント欄。を選択することに。

デストルドーによって人類が滅亡する」

匡紀が直接的に原因ではない。バタフライエフェクト的なこと。

話をしているうちにデストルドー=研究している蝶のことであることに気がつく匡紀。しかし、話の中身までは理解が及ばないよう。

電話がかかってくるので席を立つ。

例のごとく簡単に拘束がほどけ「助けてくれ」と懇願タイムあり。

数分で戻ってくるが、電話の相手は教えてくれない。「個人情報なので」その通りです。

「殺されるっていうのはどんな気持ちがする?」と千紘。悪ふざけだと思っている匡紀。抵抗はこのあたりからしない。

いくつか聞きたいことがある、と質問タイムに入る。

Q君は自分が匡紀だと思っているのか?(←!)

→何を言っている?

Qこの世界は現実?

→意味がわからない

Q何人目だ?

→? わからない

この辺りからざわつきが抑えられないコメント欄。この質問は、この世界がループしていることを千紘さん自身が理解していることと同義だから。

Q息子たちのことは知っているか?

→「まだ生まれていないだろう」と匡紀。

今、紅さんのおなかの中に幾実がいる(!)

Q2020年はどうなっていると思う?

→「君の子供(唯)は19歳になっているはずだ」と千紘さん。

小学生じゃないんだ、未来の手紙なんてないぞ。

いちいちアドリブで出てくるセリフがかっこよすぎないですか?

コブラ見ているのかと思った。

Q誰かを憎んだことはあるか?

→ないよ。お前のことだって憎いと思ったことはない。

殺されようとしているのに、憎らしいと思わないという匡紀さん。

この人はなんて清らかな心で生きているのだ???

Q今は2020年じゃないんですか(コメントから)

→今は1999年だ(匡紀)

同時刻を生きている夢がほとんどだった中で初めて、過去の時間軸をのぞき見している回であることが発覚。

そりゃそうなんだ。そうじゃないと彼らを見ることなんてできないもの。

「恨みがあるから殺すわけじゃない。世界のためなんだ」と千紘。

何度もいろんなことを試したが、何度やってもダメだ。色んなことを考えたけれど、人類が滅ぶのは止められなかった。→千紘さんがこの世界をループしている。

「殺すなら普通に殺せばいいだろ」と匡紀。「観ている連中がカギになるとでもいうのか」これ気になった。

何度も繰り返してきたんだと悲痛に訴える千紘。

「君の息子がデストルドーとつながる」アラヴォーナスしてしまうことが引き金になると説明するがピンとはこない様子。そりゃそうじゃ。

「俺もお前との付き合いは長い。バカげた話だが、お前が嘘をついているようには思えない」原因となる唯が生まれる前に親である皐月を殺さなくてはいけない。

 

第二の選択

「他人に判断をゆだねないほうがいい」と匡紀。

千紘が匡紀の首を絞める。抵抗をしない匡紀だが、千紘の隙を見て反撃。

「お前は“いつも”詰めが甘い」いつもなんだ、よく知っているんだね…。もしかしなくても、過去にあったお話しの中で彼の『詰めが甘い』話があったのかもしれないな…。

コメント欄が『匡紀の拘束がほどけていること』を告げず、彼に協力したことで千紘を撃退することに成功する。

 

消費される物語(ED:C)

千紘が絶命したのを確認したあと態度が一変。「ああ、助かった」と一言。「次も生き残れるかなあ

動揺するコメントに「ああ、匡紀じゃない。彼も千紘とは言えない」言葉遊びをしているのではない、と釘をさす。

「物語の登場人物は生まれては死んで、生まれては死んで、死んでは生まれて、死んでは生まれて…消費されていく。みんな僕を助けようとしたら死んでしまった(絶望編のこと?)」

「これは僕たちが一緒に見ている夢だ。もうこの世界には誰もいない。

…強いて言えば、僕と『デストルドーだ」

 

④26時30分公演回

男、拘束はあるものの目隠し、猿轡なし。

「お兄さんカッコイイですね」と容姿を褒めるコメントであふれる。「ありがとうございます」と微笑むの可愛かったですね。「奥の眠っているお兄さんも素敵」など。

この部屋は千紘さんの自室。「私は小早川千紘です」今回は自ら名乗った。

③と同じようにコメントを追いながら殺す方法を9つメモしていく。

(手前においてあるお皿(中には睡眠薬)は①、②公演と同じもので、赤い花がプリントされているもの。男性の一人暮らしにあるようなデザインではなかったので「恋人がいるのですか」とコメントをしたところ「恋人というか、私には妻がいます」と回答。「妻」という言い方に正直興奮しました)

「彼にも聞いてみましょうか」という流れで男を起こす。肩をゆすって優しく起こす。

「千紘?」と第一声。知り合い。

「今日は君に死んでもらうためにここにつれてきたんだ」動揺する皐月。

「彼は瀬川皐月。私の同僚です」

配信していることを伝えると同時に『ビジュアルを褒められていること』を伝えるので笑ってしまった。

「こんなことしなくていい世界ならよかった」

先とは異なり、悲痛な表情を見せる千紘。→人格が異なる?

9つ考えた案を読み上げて「匡紀はどれがいい?」

 

第一の選択

「君のせいでこれから世界が滅びることになる」

未来のことが書かれているという手紙を読み上げる。

③で選択しなかった『家族(大切な恋人)のこと()』を選択。

「君の息子が引き金になる。

カオリ(皐月の恋人)、彼女はそれまでの過程で死ぬ。

子供名前は『』←皐月では!?

彼は世界の敵。多分、生まれてきてはいけなかった。」

 

「殺害するのはカオリさんではだめなのか。匡紀の遺伝子に問題があるということか」というコメントに「遺伝子が関係あるというわけではない」という千紘。

冒頭で「カオリには手を出すな」的な反応をしていてよかったです。

 

カオリさんから電話だ。動いたら殺すから」と言い残しハケる。電話の相手を明かしたのは最初で最後だった。

コメント欄では「こんな時間に電話? 不倫…?」みたいなものがあって不意うちで笑った。いつも通り拘束をほどいて「助けて」の時間。

 

何事もなく戻ってくる千紘。

あの光景を見ていないから悠長なことが言える。と匡紀を突き放したような言い方。どこかあきらめたように「今回が正解なのかもわからない」と一言。

それに対して「今回? お前は繰り返しているっていうことか?」と秒レスする皐月さん飲み込み早すぎて声でた。

「昔の話をしようか。思い出話だ」

研究所にいたころの話。今回千紘さんと匡紀さんは『友達』だという強調がすごい。

友達を手にかけるのはつらいという同調なのだろうか。

どんなに悲しそう、苦しそうでも信じきれないコメント欄や友人とのLINEで過去の彼の登場シーンを振り返るなどしたけれど仕方がなかったわね…。

「幸せな未来に俺がいないのは悲しい」と匡紀。

それでもいいけれど、生まれてくるはずだった『唯』を見捨てることにはならないのか。「生まれてこなければ死んだことにならないんじゃないか」

確かにまだカオリさんのおなかの中にいるわけじゃないからな。生まれてくる以前にまだこの世界に存在してすらいない。殺す以前の問題なんだよな。

未来で起こるはずのことを過去で否定してもそれは『見捨てる』とは違うのかも。

 

「カオリは? 俺が死ねば死なない?」

「そうだよ」本当か~~~???(信用しないオタク)

千紘さんの吐露の時間。

「私の妻。ベニ。クレナイで紅。…大好きな名前だ。

あと、お腹の中の幾実、綜真」

「ソウマ…? 知らなかったぞお前にふたりも子供がいるなんて」

「手がかかって気難しくて、でも愛おしい。生きてほしい。大切」

いやいや本当か~~~???

子供に対する想いに『父親』を感じながらも『IT』で見た彼の姿にこれは本物の千紘ではないのではないかと思い出してしまいましたわね。

「カオリは悲しむかな」

このあたりから死ぬことに対して覚悟を決め始めるように見える匡紀。

「アイツ抜けているからな。ひとりでやっていけるかな。…カオリをよろしくな」

「死ねばみんなが助かるはずなんだ。これが正解であってくれなきゃ」

涙をにじませる千紘。

「唯はどんな子だった?」

「お前にとってもよく似ているよ」顔がか?(性格が似ているようには思えないので…皐月ならまだしも)

「成長が楽しみだ」という匡紀さんの表情があったかくもやるせなくて胸が痛くなってくる。

「本当はお前とカオリさんと唯と、ちの家族で、みんなでまた思い出を作れたらよかった」噛みしめるように頭を垂れ「…ごめん、やっぱり俺死ねない」

「みんな死ぬんだ。君が死ねば助かるんだ。…助かるはずだ」

 

涙の中質問タイム。今回は初めからチャット欄から。

Q家族に言い残したいことは?

→カオリに、「ありがとう」って。

Qここに来る前に最後の記憶は?

→なんだったかな。あ、紀彦と飯を食べてたかも。

Q子供ができたら、本当はどんな名前を付けようと思っていた?

→まだ決めてない。あ、紀彦に決めてもらうかも。アイツセンスいいんだよね。

『IT』で明かされた『祝福されしエンブリオ』でも皐月くんの名前は紀彦おじさんが命名したし『唯』になったのも彼が偽名を付けたことがきっかけでしたね…。

Q好きな食べ物は?

→なんだろ。あ、最近カオリの卵焼きが好き。

「料理上手だよな」と千紘さん。評判なんだね。

Q千紘さんに託したいことは?

→カオリに宜しく。

ここで泣きだす千紘さん。嗚咽混じり。「あ、紀彦も。アイツいいやつなんだけどぶっきらぼうだし。わかりにくいからさ」

Qもし、逆の立場だったら、匡紀は千紘を殺していたか。

→殺さない。「…なあ、考え直さないか」「ダメだ」

Qまた瀬川匡紀になりたい?

→当たり前。またお前と友達になるよ。だって、お前俺以外に友達いないだろ。

Q配信をしていたのは赦しがほしかったから?

→そうかもしれない。あるいは、肯定してほしかったのかも。

第二の選択

叶うなら殺したくない。彼は私の友達なんだと繰り返す千紘。

殺し方をもう一度決めてもらおうと視聴者へ促す。

コメントが多かったこともあり、せめて眠るようにと『睡眠薬で殺す』ことを選択する。

キャスター付きの椅子に座らせていたこともあり、椅子を押すようにして匡紀を隣の部屋へと連れていく。暫くして疲弊した状態の千紘さんが戻ってくる。(睡眠薬によるODでそんなに早くコトを済ませられるか?は言ってはいけない

 

視聴者に殺された男(ED:D)

「大丈夫、大丈夫(言い聞かせるように)。これで幾実も綜真も助かる」

呼吸を荒くしながらも落ち着いてきたのか、コメントを見始める千紘。

「お疲れさま」といったねぎらう言葉が並ぶ。

すっきりした晴れやかな気持ちだと静かに微笑む。

「まだ会わせたことがないから、今度は息子をアイツにも会わせてやりたいな」

さようなら、お元気で。

 

『息子』というキーワードに震える視聴者たち。

Twitterでも『ラスボス』と呼ばれ、明日の犯人を察するのだ。

 

13日(日)公演

⑤19時30分公演回

部屋には男のみ。

衣装は11日と同様。リボンタイ。

→今日の男は「子供」である。という認識でいいのだろうか。(同時配信中のアベルとカインのビジュアル衣装において、今のところEクラスはリボンタイ、Sクラスはネクタイになっているので一概には言えないけれど)

目隠しにリボン、猿轡は白タオル。

水音がして、誰かが入ってくる。

メガネをかけた男、小早川幾実。小早川千紘の『息子』!

(私はここで動揺して飛び上がった結果足を怪我し流血しました)

さわやかに微笑みながら「こんばんは」と挨拶。警戒姿勢を見せるコメント欄。

「名前は?」とのコメントに「君たちだって自分の名前を隠しているというのに俺が本名を名乗ると思うか?」その通りなんだよな~~興奮した。

反応があり、男が目を覚ましたことに気がつき目隠しを取る幾実さま。

(ここで無造作に画面外にリボンを投げるモーションがとてもよかったです)

スマホの画面を見せつけながら拘束されている男に「沢山の人が見ているようだ。よかったね」と笑う。こわ。

ふたりの関係を問うコメントに「友達に見える?」とあざ笑う幾実さま。

呻き何か訴えかけようとする男に「何を言っているのかわからないな」と一蹴するのこわすぎんか?好きですね。

 以前の公演と同じように殺し方についての案を募る。

「相談しようと思って」的なことを言っていた気がする(急に曖昧)

「ここは8階だから、飛び降りもいいかもしれない。飛び降りると途中で意識を失うという。これなら意識なく死ねるかもね」という幾実さま。死に対する知識がしっかりしていて怖い。①のとき千影さんは「スカイダイビングみたいで楽しいかも」って言ってましたよ。

「彼に希望を聞くのもいいかもしれない」と立ち上がり彼の背後に回り猿轡を外す。「騒いだら殺す」といったものの自由になった瞬間「助けて!」と大声と出すので、ノーモーションで外したタオルで首を絞める。

ここでコメントで「騒いだら殺すって言ってたのに…」と言っているひとがいて笑っちゃった。その通りだよね。

咳き込む。怯えたように幾実さまを見て、萎縮した様子で訥々と話す。

「何も知らなくて」という男を蔑むように見詰める。

「殺したかったわけじゃない」自分の選択でたくさんの人が死んだことは知っている。でも『何も知らなくて』なのだ。

幾実さま、また猿轡をする。

 

第一の選択

「過程よりも結果だ」と幾実さま。ここでメガネを外す。なんで!

直前で男から話題に上がったふたりから手紙を預かっているという。

話しは変わるが、話しかけにくいので名前を教えてほしいとコメントがあがる。

「彼は束田唯、僕のことは『お兄さん』で」と。幾実さまのことを「お兄さん」と呼べるの興奮してきたわね。

手紙のひとつは『彼の大切な弟(右)』から。もうひとつは『彼(唯)と共通の友達(左)』から。

選択は弟・綜真からの手紙

『唯。

俺お前を助けたくて頑張ったけどダメだった。

デストルドーを倒せなかった。ごめん、もう助からない。

みんな死ぬ。俺も死ぬ。助からない。

唯。助けてほしい。早く助けてほしい。死にたくない。死にたくない。死にたくない。

どうして世界を滅ぼしたんだ?デストルドーが好きなのか?

俺たちを裏切ったんだ。信じてたのに。

お前を信じた俺がバカだった。デストルドーと一緒に死んじまえ。

さようなら。大好きだったよ、唯』

「俺には(手紙)ないんだ」と幾実さま。

もううるさくしないだろうから、と猿轡を外す。

「ごめんなさい」ばかりを繰り返す唯に呆れたように「ごめんなさい以外に言いたいことはある?」と問いかける。

「死にたくない」

「それは自分の言葉? それとも綜真の言葉?」うう~~~しんどいことさらっというな…。泣き叫ぶ唯。「自分だけが被害者だと思うな」

 コメント欄の疑問を拾い投げかける幾実さま。

「何をしたんですか」

「やだ。そんなことを言ったら殺されちゃう」幼児退行しているみたいになってきた。幾実さまに誘導されて記憶にあることを語り出す唯。

「あの施設に行ったとき、ちっちゃくて何もわからなくて。キレイな蝶があって、それに触れただけ」幼いころの記憶がはっきりしていてびっくりした。原点になることは彼の記憶にはないことだと思っていたので。

「高校生になって、学校で色々あって、千影さんに子供ができた」

ふたりの関係を問われて「わかんない」と呟く。やっぱり最低なんだよな…。

「自分と相手の関係もわからないのに、相手を孕ませたということ?」

頷く唯。「千影さんは、死んだ」

 

第二の選択

「ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーうるせえなあ!」

急に人が変わったように声をあげる唯。唯ではない。夢の主。

第一回配信のときにも登場した青年Aと同じ人格。

「本当に全部俺のせいだと思っているんだなあ」

知らない間に端末を手にしている「ねえ、これ何回目? 先月も来てくれたよね」という唯(便宜上『唯』と表記します)。コメント欄には「4回目」というひとが多かったんですけど、普通に考えたら5回目なんじゃないのかな。怖くて打てなかったな。

「これは僕と恋人の夢。ここには僕とデストルドーしかいない」

恋人を殺すというのは、犯人にとっての恋人じゃなくて男ないしてデストルドーにとっての恋人だったのかと今更ながら理解をする。そりゃあ、犯人と男が『恋人関係』じゃなくていいわけだわ。①②公演のミスリードに引っかかったわね。

「お前たちに選択権はない。幾実を支持すれば、またこの世界は繰り返す。俺を選べば、永遠の幸せの中に幾実を閉じ込めることができる」

Qそれは彼らにとって幸せなことか?

僕の世界だ。

『唯』が主軸であるから、幾実さまを含む『彼ら』にとって幸せかはどうかはどうでもいい。『唯』が幸せと考えるならその世界は『幸せ』なんだろうな。

「何度もやり直そうとしているよね?」と幾実さまに投げかける。柄にもなく驚いたような顔をする幾実さま。「よく知っている。ここは僕の世界だ」

「何度もやり直したさ。何度も障害になるのはお前だ。だったらお前さえいなければいい」まだ唯を殺す選択はしたことはない。試してみるのも手だ。

「傍観者を決め込んでいる奴が決めるんだ」と唯。

 

繰り返す世界(ED:A)

お前たちは俺たちを操作していうるつもりかもしれないが、俺の手のひらの上だ。

「調子に乗るな」というコメントに嘲笑しながら「お前のほうだ」(ニュアンス)って言ったのよかったな。

この世界の神だと唯。「助けるに値する神か?」とあざけるようなコメント。

「悪魔(デストルドー)と契約した神か?」と嘲笑する幾実さまに「悪くないだろう? サタンだってもともと天使だったんだ」と答える唯。めちゃめちゃ粋なんだよな。コブラでも見ているのかと思った(二回目)

「この選択に正解はあるのか」というコメントに「選んだほうが正解にする」と答える。

コメントによる選択は『幾実さま』。

「どうなるかわかっているんだろう? お前は神なんだから」

最後まで唯=神をバカにしている幾実さまめちゃめちゃいいな。

「最後に綜真に言うことは?」

「やり直せたら、必ず助ける」

ここ答えるときだけ唯に戻った気がする。柔らかい笑顔になった。

唯にとってひとりだけの友達。それは揺るがない。

「殺した人間を助ける。いいパラドックスだ」

ハサミを構えて、唯へとむかう。右手で受け止めてそのままハサミが落ちる。

「やり直し」

 

唯の言葉で世界は繰り返す。神の言うことは正しかったことの証明

まあ、手のひらの上で転がされているのは本当なんだよな。

私たちに選択肢は初めからないのだ。この夢は勝手に進む。私たちの介入なんてなかったことのように。②③④で私たちが世界を選択しようとする前から『唯』じゃなかったことがその証明でしょ。知っていたよ(負け惜しみ)

 

⑥22時公演回

導入は⑤と同様。

⑤のEDを受けてかメタ的な発言のコメントが多い。

「またこの世界か」「何度目だろうか」など。その中でも初見を装うひともちらほら。

暫くして部屋に入ってくる幾実さま。今回メガネはなし。

チャットを見ることも、アイデアを募ることなく、用紙に『殺し方』のリストを作っていく。ひと段落したところで携帯の画面に目を落とす。

「あなたを知っているような気がする」コメントに触れて「どこかで会っているかもしれませんね」と返す。

「彼をどうやって殺すか考えていたんです」という言葉に男が反応する。

名前を問うと今回はさらりと「幾実」であると教えてくれる。千紘さんと一緒だね

「話せるよな、話してもらわないと困るんだ」と男のもとへと近寄る。

⑤と同様に猿轡を外した瞬間に騒ぎ出す男の首を猿轡をしていた白タオルで締め上げる。ここ好き。

「ごめんなさい」を繰り返す唯。「(それは)誰にむけて?」問いかけに「みんな」

「父さん、母さん、千影さん、叔父さん。Eクラス、Sクラス。頼、綜真。…みんな」

 

昔話をしようと提案する幾実さま。

「俺と弟がまだ仲の良かった時の話。それを聞く覚悟があるか? お前が殺した弟と俺のキレイな思い出話だ」

「何も聞きたくない」「ごめんなさい」を繰り返す唯。

呆れたように「謝ったら死んだ人は赦してくれると思うか?」

それでも「ごめんなさい」を繰り返す唯。携帯でチャット欄を眺めていた幾実さま。「面白いコメントがある、この人の言葉を借りよう。『無知は罪だ』」

⑤でも同じワードで唯を責めるシーンがあったけれど、⑤のときは責めるというよりも『伝える』というニュアンスだったな。

「彼が死ねば、過去が変わる。存在しなかったことになれば、だって…」

過去? 未来ではなく?ここは事件のあとの時間軸。

悲劇が終わる前の時間をなかったことにしたいという幾実さま。

 

第一の選択

⑤と同様の二択。

今回は『友人からの手紙』

野一色頼からの手紙。共通の友人だ(私たちに説明して)」

『唯はずるいよね。

へらへら笑っていつも人のせいにして。

唯のせいで僕たちは苦しめられている。それ、本当にわかっているの?

デストルドーを愛している? 頭がおかしい。

准も遼もみんなみんなみんな唯のせいで死んだんだ。

デストルドーと愛し合ったから。恋人の唯。男を殺す蝶。

俺たちは巻き込まれたんだ。絶対に許さない、許さない。

消えてしまえ』

手紙を聞きながら呻くように泣き続ける唯。

また「ごめんなさい」

「死んだ人間に謝ったところで、死んだ人間が許してくれると思うか? 新んだ人間は帰ってこない。お前が殺したんだ。かわいそうに」

コメント欄では手紙を書いた人間は本当に頼なのか、疑う声。

「確かに頼らしくない文章だもんな」と同調しながらも「頼の友達か何かですか? あなたたちは。頼のことを何もわかっていないくせに」

コメント欄は別に味方につけたいわけではなさそう。

本当に完全なる第三者。一層のこと煩わしいとすら思っていそうでゾクゾクする。

 

ここで電話。「逃げられないだろうけど、変なことは考えないように」

案の定拘束は簡単にはずれ、視聴者へ訴えかける。

「僕は確かに殺すきっかけを作りました」

吐露の時間にここを使うのは初めて。

デストルドーという蝶を殺す実験をしていた。誰も殺したくなかった。

要がB&Eされた、食われた。…准も」B&Eの簡単な説明。

「みんなおかしくなって、Sクラスのみんなに殺されそうになって。

綜真と考えて、僕はデストルドーと一緒に眠ることになった。

Eクラスはデストルドーを倒すための研究をすることにした。

10年が経った。研究は失敗した。

目が覚めたら世界から殺させれそうになった。生き残るために抵抗した。

僕は、ひとりになった」

絶望編の向こうに希望があればと思っていたけれど、本当に絶望しかなかったなんて。

これは外伝で、正史じゃないとしても。いやそう信じたいだけだな。

ここまで話したところで幾実さまが戻ってくる。

「死ぬ覚悟はできたか?」首を振る唯。

チャットを目で追いながら「ガラテア? 何か話したのか?」と問う。まるで無駄なあがきをしているなとでも言いたげで最高。

「…死ぬのが怖い」

「それは、死ぬ間際に綜真や頼が思ったことだ。お前が殺した綜真や頼が死ぬ前に強く願ったことだ」

「死にたくない、死ぬのが、怖い」

呻いて、一転。口調が変わる。拘束を解き、座りなおす。

脚を開き、態度が大きくなる。

「そもそも、闘う必要あったの? EクラスとSクラス」

異常に気がつく幾実さま。

「殺す必要あったの? お母さんのこと」

「殺したんじゃない、解放したんだ」

「お前のものの見方でしかないだろう」

そもそもどうして唯が幾実さまが紅さんを殺したこと知っているの~~!!なんですが。まあ、もうこの唯は神なのでお見通しなんだろうな。

「あーあ、子供だなあ。(声色が変わる)愛しているなら殺すな。

生きているだけで、お前たちは光なんだ。←紀彦おじさんが言ってたことと同じじゃん!!!!!!!

立ち上がり、机の上に置いてあった頼からの手紙を拾い上げる。

『唯のこと考えて俺、分かったんだ。

唯は俺のもうひとつの可能性なんじゃないかって。

俺たち似てるよね。自分のことしか考えてなくて弱くて、逃げて。

俺、唯の気持ちわかるよ。世界の敵だって言われても、俺はお前のこと理解したい。

友達になったこと、俺は後悔してないよ。

今度また会えたら、もっと色んな話をしようね』

先と真逆の内容に動揺するコメント欄。

「呼吸するように嘘をつくな」ええ~~どっちが本当なんだ????さっきまでの唯ならまだしも(?)ここからの唯は信用できないんだよな。

「綜真も救えないし、母さんを開放する? 本気で言っているのか」

「本気じゃなかったらこんなことすると思うか?」

「行動しないお前とは違う」

「…だから、繰り返しちゃうんだよな」ここの唯、哀れみの声でよかった。

繰り返す記憶がない幾実さま。先とは反対の反応をする幾実さま。こんなにも動揺している姿を見るのは初めてかもしれない。

唯、矛先は視聴者へ。

「人に善意とか民意とか道徳とか解くけど、あなたたちはどうなんですか?」

⑤と同様だね。お前ら調子に乗るなよ、俺はお前たちに遊ばせてやっているんだ。という内容。

「昨日は千紘さん、その前は千影さんだった。ああ、その前は綜真もいたよ?」

ここの『綜真』で動揺するかなと思ったけれど、隙を見せないの幾実さまだなって思いました。

「フィクションだとでも思っているんだろ」

メタに切り込むことで、この作品は作り物ではないという訴え。

登場人物は実際に生きているんだ、消費されるためのものじゃないというメッセージを定期的に組み込んでいるデスナイン好きよ(メタ感想)

 

第二の選択

今回の選択も、⑤とほぼ同じ。

さすがの幾実さま状況の飲みこみが早いので、唯の申し出を素直に受け取る。

⑤でも「選べない」というコメントが多かったが、⑤のときは「選べ、選ばないという選択肢はない」と頑なに第三の選択肢を認めなかったが、今回は意外にもすんなりと(?)受け入れる。

 

選択しないという選択(ED:X)

俺たちは君たちとは違い、選択を放棄しない。

幾実さま立ち上がり、ハサミを構えて刺し殺す。

呻きながら「ひとごろし」と呟いて絶命する唯。

「覚えていないわけがない」と幾実さま。ここでぞくりとした。

視聴者に向かって語り掛ける。

「彼の言ったこと、たったひとつだけ正しかった。

お前たちは『人殺し』だ。…じゃあ、やり直し」

幾実さまが指をならす。放送はそこで終わる。

 

傍観していた私たちは『人殺し』だ。

だって、止めなかったし、他の回では進んで犯人の背中を押した。

私もその一人だったわけだけれど「繰り返しているとわかりながら何も知らない顔をしてその世界をひっかきまわそうとコメントする」の楽しかったわよね。そして、世界が「知っていることを前提に生きていいよ」と告げた後も「知らないふりを続ける視聴者」あまりにも気持ち悪く見えて、この時ばかりは唯の気持ちが分かった気がする。

こんなことを書いていたらそれこそ「お前が分かった気になるな」とあの声で言われるのだろうけれど。

 

そうそう、12日の匡紀さんの衣装からあれ?と思ったのだけれど、今回の「男」の衣装って喪服だったりしないかな。前回は全身真っ黒のスーツだったけれど、今回そうじゃなかったのが気になった。

犯人として登場した人達全員本編で死んでしまっているから(幾実さまだけ直接的な描写はないけど)。

この夢の中には唯とデストルドーしかいない。彼の見てる夢の中にピグマリオンたちも閉じ込めてあるみたいだけれどそれを「いる」とは言っていなかったので、勝手にデストルドーが彼のため(暇つぶし)に「ピグマリオンや周囲の人間」に化けて(幻覚を見せて)いるだけなのかもしれないなって。思っちゃった。

なら、ジョーク的に(言い方)彼は弔いの姿勢を見せるかもしれない。ポーズだけでも。

そこまでひねくれては無いか!

 

感情をまとめるのに一週間もかかってしまって大反省!

もうすでに第三回が始まってしまっているのだけれど、この連休は体力が無~なので見送ります…(悔しい)

お優しいオタク、あとでこっそり教えてね。

「インソムニア・ミステリー」トライアル配信を観ました。

 

こんなことなら、早く気がつきたかった!

インソムニア・ミステリー」に参加観劇いたしました。な〜んなんですかこれは。

また渡辺流久里さんの術中にハマってしまいました。14日、15日と2日連続で24時、26時30分に配信された当作品は「トライアル」ということでこれからも不定期配信があるようなので、このページにたどり着いてくれたひとは次回配信は是非とも観劇していただきたい。

Zoomを使用した、映像とチャットの融合で観劇をしている我々のコメント(指示)に従い演者が行動を起こし、謎を解いていく参加型のお芝居なのだ。

演者である新井裕士さんはチャットを見ながら、それに応えるようにお芝居を重ねていく。そう、大まかなシナリオはあれど、そのほとんどがアドリブなのだ。とんでもねぇ……とんでもねぇ役者さんに出会ってしまったよ…………。

 

物語は、新井さん演じる青年Aが囚われている部屋に設置されてあるカメラを通じて我々が彼をその部屋から脱出するための手助けをするというもの。

例えば部屋に気になるものがあれば「その本は何?」「ソファの下を調べてみて」などとコメントをすれば青年Aが「これは昆虫図鑑のようですね、虫は苦手で……特に蝶が」、「あ、何かあります……これは、ピストル?」等とアイテムを見つけていきます。

扉を開く謎を共に解き明かして彼を外へと導くか、それとも​─────

 

ね、面白そうでしょう?

インソムニア(不眠症)」なひとのための深夜の物語は、60分をループする物語。今回の世界がどう結末を迎えるのかは、私達次第なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※ここからネタバレ

長いステマ失礼いたしました。

 

私が観劇したのは、15日のふた公演。

前日のクチコミと、友人からのお誘いで作品を知りました。元々キャスト未公開で上演された初日。いやいや教えてくれよ〜!が本音でしたが、まあ確かに。悟られないためにもそれが良かったのかな。という気持ち。あとその理由が作中で明かされるので、その衝撃を味わうためには知らないことが最高の演出だと思いました。

今回の副題は『忘れられた箱庭の罪人』。既に意味深すぎ。

 

 

青年Aは何故ここにいるのかの記憶が無い。

頼れるのは差出人不明の置き手紙と、顔の分からない私達からのチャットだけ。手紙にはこのチャットを信用するなと書かれているというのに、彼は結局私達を信用することに決め、部屋の中を探索していきます。

初演を見ていないのですが、他にも「観たよ」という方の感想文を読めば毎回舞台装置が変わっていたらしい。15日も24時(3回目)と26時半(4回目)とで大きく異なる舞台装置になっておりました。

 

マルチエンディングを迎えるこの作品で、3回目はBエンド、4回目はCエンドを迎えました。

片方は部屋を飛び出し、片方は毒薬を口にしてしまいそのまま命尽きるというもの。

彼の記憶を甦らせるために必要な「小瓶」の中身を煽るか、煽らないかで物語の結末が大きく変化するようです。

 

簡単なシナリオ振り返り

絶叫と共に目を覚ました青年Aは見知らぬ部屋の中に閉じ込められていた。あたりを見渡すと端末が転がっている。どうやら電波は届いているらしい。画面を眺めていると、知らない誰かからコメントが届く。

『あなたは誰ですか?』

そうだ、自分は誰なのだろう。頭が割れるように痛い。どうやら記憶を失っているようだ。

部屋の壁に埋め込まれたカメラから誰かが自分を見ている。その誰かとこの端末でつながっているらしい。時には好意的に、時には悪意を持って彼らは言葉を送信する。しかし、この人たちは自分をここに閉じ込めた人物とは異なるようだ。

どうか、ここから外に出るために手助けをしてはくれないだろうか―――

 

\イイヨ!!/

ということで探索開始。

導入で『あなたは誰?』と問いかけているのも実は私たちなんですけれどね。って考えると本当にとんでもない舞台だったわね。

 

彼に「記憶を蘇らせる薬の入った小瓶を探して飲め、端末からの助言の声に耳を傾けてはいけない(意訳)」と書き残したのは、記憶をなくす前の彼自身だ(ネタバレ)。記憶のない彼はその手紙を無視して、私たちの言葉を受け入れる。

『手紙には私たちの言葉を聞くなとありましたよ』

そんなチャットの言葉に「でも、この手紙の主も信用していいのかわからない。なら、俺はみなさんを信用します」と答える青年A。この子、危ういわね。

3回目では手紙通りチャットに従い部屋を探索する中で小瓶を発見しますが、4回目では手紙を見つける前に小瓶を発見します。

手紙を読んだ後だと、薬であることを認識しているので「なんか怖いな」と飲むのをやめるのですが、手紙を見つける前にこの小瓶を見つけた彼は『栄養ドリンクかもしれませんよ』というチャットの甘いささやきに乗せられて口にしてしまう。

 

この小瓶の中身は甘い香りがして、飲むとビリビリとした感覚。

このビリビリは炭酸ではなく、甘いのは香りだけで味は苦みに近い。

 

3回目の手紙を見つける、4回目の小瓶を見つけるというモーションに、チャット(私たち)は介入していない。

ここでふと感じたのは「エンディングを選べるのは私たちではないのではないか」という疑問。実はそのように見せているだけ、私たちは彼らの手のひらの上で転がされているのではないでしょうか。

 

「もしも俺たちがこれからどうなるのか知っている人間がいたとして、だからなんなんだ? 誰も俺たちに手を出すことはできないんだから、それでいい。俺たちが進む道が正しい、なんであっても、それが正解だし――正解にする」(『僕らの愛した心臓』より)

 

これを思わず思い出しちゃったな。私たちは観ていることしかできない。その先の結末を知っていても、それを選ぶのは私たちではなく、彼自身なのです。

小瓶の中身を飲む、飲まないは明確なルート分岐だなと感じたし、3回目でも4回目と同様に『飲まないのですか?』と後押しするようなコメントがあったにも関わらず彼の意思で飲むことを拒んだのがとても気になりました。

 

今回明かされたルートは3種類。

私が見逃したA、そして15日に明かされたB、C。

観劇者曰く、AとBには明確なルート分岐がなかったよう。

そして、全公演終演後に『我々も「そろそろCいかないとな」と思っていた』と演者からのカミングアウトもあり、4回目の公演は仕組まれたCエンドだったのだろうなあという感想を抱きました。

しかし、シンプルなCエンドではなかったということが気になりました。

厄介に仕立て上げたのがチャット(私たち)なら、参加した意味がありますね。

 

さーて今更ですが、考えをまとめながら書くということが基本的にできないのでお許しください。

 

まとまらない考察

今回の物語は前半と後半に分かれていて、前半が謎解き・探索パート、後半が種明かしパートとなってました。

前半のワクワクした探索パートを返してほしい。

クロス探偵物語』の探索パートばりに何を投げかけても反応があるの楽しかったです(感想)『鏡を割ってみては?』とか『ハサミでぬいぐるみの腹を裂いて』とかいう狂気指示にはやんわり首を振りスタジオの小道具を傷つけない回避良かったです(メタ発言)

 

ネタバレありますと話しているので出し惜しみする理由はないんでした。今回の作品は『デストルドー9』の派生の物語だったんです。

 

ヒントは前半から実は少しずつありました。

・脚本家とキャスト

・部屋に置いてある本を調べて「昆虫図鑑です。でも、虫苦手なんですよね。特にが」

・サイドテーブルの上に。(森雄吾の匂わせ?)

ネズミのぬいぐるみ「ネズミじゃなかった(ハムスター)けれど、好きだった子がいた(?)(うろ覚え)」(二階堂優の匂わせ?)→ぬいぐるみが『可愛い』を表現しているとしたら、3回目でハサミと一緒に出てきたのは『キュートアグレッション』の暗喩だったのかな…?

・鏡の中の自分に違和感がある。→自分であることは確かだが、こんな顔をしていたのか?という違和感。(年月の流れで加齢があることを認識できていない)

覚えているのはこれくらいかな。

 

種明かしと称して青年Aが読み上げた日記には「今は2039年9月2日」つまり、あの青少年育成プログラムに彼らが参加してから20年の月日が流れているということ。(本編公演後に次に目覚めるのは、と新井さんがツイートしていらした日ですね)20年という月日がツカダユイの身に流れたのは絶望編の世界。Eクラスの皆が未来に希望を託すために彼を繭に閉じ込めたあと、この箱庭の中で何度も60分をループすることになってしまったということなのだろう。

現実の世界のツカダユイは恐らく眠りについている。

この箱庭は精神世界のようなもので、この部屋から外に出ることは現実世界の彼の目覚めを意味し、この世界で彼が死んでしまうと、現実世界の彼も死んでしまう…。

つまりBエンドでは部屋の外へと飛び出した青年Aによって現実世界のツカダユイは目を覚まし、Cエンドでは命を…。因みにAエンドでは扉は開錠されたものの、外に行くのを諦めた(?)らしい。

 

そして「Yを殺しておけばよかった」のメモ。

Yとはいったい誰なのか。

これを書いているのがツカダユイそのひとだということ、そして彼は手紙をもってして青年Aを殺そうとしていたということ。

純粋に考えればY=唯のことであるし、「怪物」と呼ばれることになった青年A自身のことなのだ。

でも、「~しておけばよかった」という後悔はこの状況に自分がおかれているからこそ生まれた感情なのではないかと考えれば唯のことじゃないのかもなって。

もうひとりいたじゃないですか、Yがイニシャルになる男の子が。

Sクラスの心臓である

彼を殺しておけばよかったというメモだとしたら?

青年Aは嘆いていた。「独りぼっちになってしまった」と。

唯一の友達だった綜真もいなくなってしまったと。(14日の公演内で2029年に死んでしまったと発言していたらしいし)その友人が死んでしまった原因や、ひとりになってしまった原因が、Sクラスとの戦闘だというのなら、頼を殺してしまえば、全て阻止できたのに。という後悔だとしたら。

辛いなあ~~~(感想)

 

青年Aが記憶を取り戻し、チャット(私たち)からの質問に答える。

何故ここにいるのか、彼は何者なのか。

3、4回目が混同しているものの、気になったものを残しておきます。

・『あなたは皐月?』

→「なつかしいね」という感想。「そう呼ばれていたこともあったね」

皐月という名前で呼ばれていたのは施設から逃げ出す前のこと、唯は偽名であるから「一時の名前」と認識していてもおかしくはない。しかし、今の彼に与えられた名前はないのだろう。どちらの名前も自分としながらも、名乗ることはなかった。

 

・『デストルドーは?』

→「今も傍にいる」「アラヴォーナスは解かれていない(ニュアンス)」

 

・『どうしてここにいるの?』

→「みんなが俺を殺そうとするから」目が覚めれば、現実の世界では不の連鎖を食い止めるためにデストルドーを殺そうとしている。20年前の事件もそもそもがそこを目的にしていたはずだ。

しかし、アラヴォーナスがされたままだと攻撃することができない。20年の時間が経過して、番である唯も救うという選択肢を人類は放棄したのかもしれない。

紀彦おじさんが亡くなったときにアラヴォーナスが解除された。それと同じように、唯を殺して強制的にアラヴォーナスを解除させて、デストルドー退治に踏み切ろうとしている人たちが出てきたのかもしれない。

死にたくないから、ここに逃げている。

答えが見つけられないまま、60分をループし続けることで自分を守っている?

 

・『ここにあなたが辿り着きたかった?』

→「そんなわけない!!(激高)」それだけで安心はしました。

いつか辿りつく未来が彼らの中にあるとするならば、きっとこれは可能性に過ぎないと私は感じていて、だからこそどの未来が最善なのかを垣間見たかった。精神世界の中でループするだけの人生を望むわけがない。ループすることになったことよりも、綜真がいないことのほうが彼にとって大きいような気もしました。

 

・「綜真、唯一の友達

→綜真がTwitterの最後の更新で『ツカダユイと友達になれるかな』とつぶやいていたので、それが叶っていたことがとても嬉しく、その反面ここに彼がいないことが苦しかった。

物語の冒頭で、眠る青年Aを青年Bが見つめていた話は確かしてなかった気がするんですが、青年Bが綜真を演じた井上将さんだったんですよね。

青年Aには彼が認識できていないのか、青年Bの存在についてチャットからの指摘にも曖昧な反応だったのですが「ここは夢だから、俺が作った幻だ」と話していて、幻だとしても傍にいてほしいと願うほどに、彼にとって綜真はかけがえのない存在なんですね。(尊死)

 

まじで記憶が断片的すぎて困っちゃいますね…。

他の人のようにメモを取りながら観ればよかったなって後悔してる。

Zoomくん見逃し機能なぜない?

制作陣が本編から「舞台は生ものだからこそよい」とこだわる方々であることは重々承知の上申したいのですが、オタクは同じ作品を永遠に見ていたいんですよ…。頼む…。私の命が尽きるときまで摂取させてくれデスナインを……。

 

扉のパスワード

1、2回目はわかんねえ~んでこれは観劇した方の感想ブログなりベッターなんかをみてください。(他力本願)

 

3回目

謎解きの問題は部屋にあるものの数を数えて、アルファベット通り並べるというもの。

拳銃→3

ぶどう→1

本→2

骸骨→1

並び変えると「2131」なのですが、この数字に何の意味があるのだろう。友人とは「21年3月1日」を示唆しているなら怖いよね~なんて話していましたがそんなこともなさそう。そもそも何の日やねん。新作に関する続報がでる日とかかな。ないない。

逆に個別にして考えてみるべきなのでしょうか。

拳銃で幾実さまがひとを殺した人数は3人だったなとか、本=知識とするならば(?)脳をつかさどる人間は2人いたなとか。

それ以上の考察ができないのでここまでです(降参)

 

4回目

いつもそばに居てくれた

さよならを言うこともできなかった

笑顔で会えると思ったのに

大きな絶望を抱えて生きていくしかない

A→∀(ヒント)

 

これは全ての文章の先頭のアルファベットを反転させることで答えになるもの。「1530」(いちごさん=ストロベリー=ベリー)というクソしんど数字だったんですけれど、チャットのみなさま絶対に扉を開錠させないぞ!という気概を感じて最高に面白かった。

運営コメント(GM)がタイムリミットを教える傍ら、ほぼ答えなのでは?というコメントを連投していて、扉の開錠を失敗するというシナリオは初めからなく、そこに分岐は設定されていなかったのかなと思いました。

(でもなんとなく回答をコメントしたひとが現れた瞬間に「あ~あ」感が漂っていたの笑っちゃいましたわね…。これは複数回観劇したからこそ思うのであって、3回目のときは私も積極的に回答へ導こうとしていました)

 

この意味深な問題文が何を意味しているのだろう。

 

「絶望を抱えて生きていく」のも「さよならを言うことができなかった」のも同じ人物で、そのひとが「笑顔で会えると思った」相手は一体誰?

考察というか、願望なんですけど。

これが唯→綜真への感情だといいな…。

振り返れば、綜真は「いつもそばにいてくれた」存在だった。

「さよならを言うこともできなかった」のは、唯が眠りについた後に彼が死んでしまったから(2029年に死んでしまっている)

「笑顔で会えると思っていた」のは目が覚めたらきっと解決していて、彼らが出迎えてくれることを信じていたから。それが叶わぬ世界が待っていたので「大きな絶望を抱えて生きていく」ことになってしまった。

辛いなあ~~~(2回目)

 

まとめと期待

なにが考察でまとめやね~んという内容にしかならなかった。

仕方がないわね。

急な供給に脳も感情も追いついていないし、私の記憶容量はそんなによくなかった。

60分をループする世界の中で、外に出る選択をしても、出ることをあきらめても彼の時間はループするのだから、その前の時間に60分が経過すれば元に戻ってしまうのではないかと思うと、初めの3公演の中での彼の運命に意味はあったのだろうかと考えてしまいます。

しかし、最後に見せたCエンドのみ60分が経過するよりも早く彼は命を終える。

本当にこの場所で終えた命が現実の彼とつながっているのならば、現実世界でアラヴォーナスが解除されたあとどう世界は運命を変えるのか気になった。

そして、彼の作り出した「幻」であるはずの綜真が青年Aが命を終えた後に彼を抱きしめて泣いたことも。

幻だと思っていた彼は、本当に綜真自身だったんじゃないのかな。

命は終わってしまっていたとしても、彼の思念が姿を持ってずっと見守ってくれていた、なんてことはないのかな。

Aエンドだと青年Bが青年Aのことを「唯」と呼んだと聞きましたしなんてことですか。15日に井上さんの声1コンマも聞けなかったので悔しいな…。

後悔ばかりか?

 

今回の「インソムニア・ミステリー」には「ただし、気をつけて。彼らは秘密を持っています」というコピーが付けられていました。

第一弾「忘れられた箱庭の罪人」で持っていた秘密は青年Aがツカダユイだったことでしょうか。4回目の公演の前に新井さんが「何をみつけるか」と私たちにヒントを差し出してくれていました。一体それが何だったのか、いまだにわからないままです。

そうそう、4回目で毒を口にした彼が「死にたくない」と解毒方法の謎を解く際、普通に全くわからなかったんですが、時が来てこと切れた青年Aが「そうま」と口にしたことが本当に苦しくて、最期の瞬間まで彼が会いたいと願うのはほかの誰でもなく、小早川綜真その人だったのだなあと泣いてました。

 

この解毒方法、正解は新井さんのTwitterにて記載されていましたが、青年Bが青年Aを抱きしめている姿を見ながら「これも正解なのではないか」と思ったんです。

 

白き花弁を水面に浮かべよ。

聖女は背中で微笑む

 

髪も洋服も白い青年Bを比喩的に「花弁」として、彼が青年Aを悼み流す涙が水面となるとするならば、その背中の奥で聖母マリア像が微笑む構図になっていた。

青年Aが口にした毒を解毒するのが正解なのか、それとも青年Aが死ぬことで現実世界での彼が死ぬことで、世界の毒=唯が排除されるということを解毒と呼ぶのであれば、これもまた正しく『解毒』されたのではないでしょうか。なんてね…。

 

これから不定期で公演があるとのことですが、今回を踏まえてどんなふうにチャットを投げかけるかはカギになりそうだなと思いました。

今回見れなかった人も是非に見てほしい。けれど、これ以上観劇者が増えてしまうとチャットが追えなくて演者が今回のようにすべてのコメントを拾うことができなくなってしまうのではないだろうか。などといらぬ心配もしてしまうんですが、そんなの関係ねえ!(急な小島よしお)

次はもっとなんかみんなで会議しながらとか観客側も作戦を練って戦いたいぞ!

 

最後に、昨今流行しております感染症の煽りを受けながらも、エンタメをあきらめず、配信や音声ドラマなどで我々に楽しい!を届けるよう試行錯誤してくださっておりますスタッフの皆さままことに感謝申し上げます。

私たちにできることはその作品を心から楽しむことと、少しでも多くのひとにこの素晴らしさを伝えることだけでしょう。微力なれど私たちの思いが活力へとなってくだされば幸いです。

一日でも早く今までのように観劇がかなう世界になることを願って。

 

 

GWに観た映画の話。

こんにちは、オタクです。

環境が代わり、オタ活どころではないと叫びながらもいまだにオタクやってます。呑気なものですね。
むしろオタクでよかったかもしれない。趣味があるからラプンツェルも18年間塔の中に引きこもっていられたんだし。
塔の外の世界を知らずに18年と塔の外で暮らしていたのに急に閉じ込められて2か月は話が違うことはわかりながらもね。

とはいえ、弊社は#stey homeではないので毎日元気に出勤やってます!
こんなときだからこそオタクでよかったし、これからもオタクでいたいずぇ…(血涙)

辛いなあ辛いなあってしていると本当に辛くなってしまうので、辛くなりたくない私は、Netflixをふんだんに利用することに決めました。
たまにしか利用してなかった。もったいない。

多分最後に活用したのが、先日ブログにあげましたけれど年明けにキンプリを一気見したときなんですよね。もったいなくない…!?
月額800円の歓び、もっと享受して。

www.netflix.com

 

GWなにした?

典型的なGW(ゴミウィーク)を過ごした私ですが、子供の日があったので、『バトル・ロワイアル』『バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌』の二本を観ました。
パロディはよく見かけるものの、正直観たことなかったんでいい機会よ。子供の日に子供が頑張る話を観るのは気分がいいですね。

 

バトル・ロワイアル

バトル・ロワイアル

  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: Prime Video
 
バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌

バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌

  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: Prime Video
 

 

 

ここからクソネタバレ感想

結論から言うと初作は面白かったです。Ⅱは無理して作らなくてもよかったのにという気持ち。散見されている感想と近しいものを抱きましたけれど、せっかくなので、もう少し細かく私の感想をまとめてみることにします。

 

(ざっくりあらすじ)

BR法という倫理観ガバガバのクソヤバ法律が制定された日本。
非行少年が増えてしまったのは、国が政策を失敗したせいなんだけれど、ガキに舐められて溜まるか精神でできたのが『BR法』。最後のひとりになるまでクラスメイトを殺し合わせることで、根性のねじ曲がった青少年を大人たちに反抗させにくくするための施策らしい。な~にいってんだか。

 

戦闘狂と化すクソヤバクラスメイトは確かにいるものの、それよりもやばいのが『転校生』のふたり。このふたりがいなかったらタイムオーバーになってしまうんだろうな~。

(殺戮させたのは政府なのに最終的に抗い脱出したら『殺人の容疑で指名手配』て横暴だな~ってラストシーン見ながら思った。まあずっと横暴だし、彼らは被害者かもしれないけれど、国から観たらずっと咎人だったもんな。仕方がないか)

あっけなく殺されてしまったり、自害したりと物語におけるモブとなる生徒は確かに存在するものの、ほとんどの生徒が意志を持って無人島の中で生を全うしているので美しかったり、苦しかったりした。関係ないのだけれど死に際にポエムを吐くのはこのクラスでは流行だったのかな。

クラスの中に好きな男とか女とかがいすぎなのも気になったんですけれど、この時期の子たちは「同じクラスの子」にしか恋をしてはいけないという決まりでもあったんですかね。「お前のことが好きだったんだ」とか恋人同士で心中とかが多すぎて笑っちゃった。好きな子別のクラスにいたとか、そういう子もいたらよかったのに。まあ描いても誰やねんってなるし必要なかったか。どっちにしろもう永遠に会えないけれどね。

これは私の認識力によるものなんですが、栗山千明さんと柴咲コウさんの違いが途中までわからなくて「えっ、どっち!?どっちが殺された!??!?」ってなってた。顔が強そうなほうが柴咲コウさんで、顔が強いのにちょっと乙女描写があるのが栗山千明さんねおっけー。まあ、どっちも死ぬんですけれど。

半面、Ⅱでは前半30分ほどで半分ほどの生徒があっけなく死亡し、顔も名前もよくわからないまま退場となる子供が多く悲しくなった。一作目と異なり、点呼を取るシーンも一部割愛されていたので、初めからⅡにおける3年B組の生徒たちはモブに過ぎなかったのだなあと感じてしまった。(物語後半にワイルド・セブンと合流してからが本番という感じが強く、完全に前座だったのが個人的にショックだった)
結構後半まで生き残っていたのにセリフとか顔の印象がまるでないひとも多くて、エンドロールでようやくこんな顔のひとおったんかって気持ちになったし、そこでようやく豊永利行さんが出てたことに気がついた。声優オタクなのでビビったんですけれど、どこにいたんや?と思ってちょっと見返したらそれこそ結構後半まで生き残ってた。死に顔もわからんかったわ。(見ようとするな)
なんかな~もっと生徒への愛情を持ってほしいと思ってしまった。彼らもまた被害者という名の選ばれし子供たちなのだから。


初作もⅡも、死んでも生き残っても二度と同じ生活に帰ることができないなら何のために生き残るんだろうなって思った。多分、この作品の求める答えは「生き残ること」にはなくて、理不尽の中でもがく苦しさとか戦争の無意味さとかそういう話をしたいのかなあとぼんやり思うのだった。

 

個人的に好きだったシーンの話


初作の後半。

銃撃にあって海に飛び込んだ秋也が救出されて塔で休んでいるときに、ひとつの不幸なミスから疑心暗鬼が募り女学生が相打ちになって全滅してしまうシーン。

ある意味で七原秋也が主人公補正で命拾いしたシーンでもあるのだけれど、不幸に次ぐ不幸すぎてうわああってなってしまった。
きっかけを生み出した食事に青酸カリを混ぜ込んだ生徒は「自分は悪くない」と言い聞かせつつも、本当に殺害したかった秋也(自分の好きだった男子生徒を彼が殺したと疑っていたため)ではなく大好きな友人らを殺し合わせてしまったことを嘆き塔のてっぺんから飛び降り自害する。
このシーン、ミッドサマーを最近観劇したばかりなので、あのおじいさんのように飛び降りに失敗して死ぬに死にきれないということにならなくてよかったなあといらない心配をしてしまいました
R指定はあれど、死に様にグロテスクは感じないのに、両作共に登場したキタノが描いた生徒たちの絵のほうがよほど気持ち悪くて怖かったな。

キタノも知るほどになんだかかわいそうなひとだったなあ。しかしながら、彼の中でヒロイン・典子を救いとしたのはどうしてだったのだろう。どことなく顔立ちがキタノシオリに似ていたからかしら。
教師といえば二作目の教師RIKIは名乗りで爆笑してしまったし(そのままだったので)死に様も爆笑してしまった(勢いがあったので)。なんだったんだRIKIは…。トラーイ(爆発)

 

 

生徒たちが殺しあうのとか、生徒たちが伊藤英明に殺されまくるのとかなんか薄暗い映像と血、みたいな作品ばかりを観ているような気がするのでそろそろ明るく楽しいバカみたいな作品を観ようと思います。
ああ、そういえば『AKIRA』を2019年のうちに観るの忘れちゃってたな。

 

追記

ネトフリくんから次のオススメ作品通知メールが来たんだけれど、さすがにこの区分けはやだな……。

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