同じ「理由(わけ)」でたたかうSideMアイドルと芸人簡易まとめ
□はじめに
話を整理します!
— Yes!アキト (@yumeakito) 2024年2月27日
・sideMはゲームサ終後の今もコンテンツが供給されている
・他のシリーズもあるけどそれぞれに独立した魅力がある
・この左の画像はmos“ @moskuwamos ”が作ってくれた
・この画像似てるって言われるのちょっと嫌って思う人いるかもという配慮が必要 pic.twitter.com/CmYYdugFdU
Yes!アキト山形公演のフライヤーから覚えたアイドルマスターSideMのキャラクター紅井朱雀のイベントカードとの嬉しい既視感を訴えるポストをきっかけに、Yes!アキトさんが「アイドルマスターSideM」を始めとする「アイドルマスター」シリーズに触れてくださり、またSideMのプロデューサー(ゲームのプレイヤーの呼称)がお笑いライブに触れるという素敵な波が起きている今、互いのことをもっと気軽に知るきっかけになってくれると、両方好きな私が嬉しい! という安直な理由で筆を執りました。好きなだけで特別詳しいというわけではないので、誤りだったり情報の抜けがあった場合は教えてください! 主に自分用ですがみんなで共有できたら嬉しいです。
□アイドルマスターSideMって?
アイドルマスターSideMは、「アイドルマスター」シリーズのソーシャルゲームとして2014年に誕生した男性アイドル版「アイドルマスター」。登場するアイドルたちは医者、フリーター、自衛官など様々な経歴を持ち、過去を輝きに変えてトップアイドルを目指す彼らを見守り、共に歩んでいくコンテンツです。
Mobageで配信されていた初期ゲーム(通称モバM)を含むゲームコンテンツは現時点でサービス終了しており、「アイドルマスターポータル」というWEBサイト内で現在はフルボイスストーリーコンテンツを配信中。また、アイドルたちの歌唱曲は各種サブスクにて配信中なので、見た目や経歴が気になるアイドルがいた場合は楽曲から入るのもおすすめ。
担当声優によるリアルライブも定期的に開催されており没入感があるのも素敵なところ。声優がライブをしているのではなく、アイドルのライブを演じてくださっているという表現の方が近い。是非一度はその目で確かめて欲しい。
□理由あって
アイドルマスターSideMのコピーは「理由(わけ)あってアイドル!」。様々な理由で前職を辞め、アイドルを目指す彼らと同じように、様々な経歴を持ち芸人をされている方がいらっしゃいます。
SideMに登場する315(サイコー)プロダクションに所属するユニット別に独断と偏見マシマシついでに好みの偏りもありで紹介していきます。ユニットは現在16あるのですが全てのアイドルとの共通点を探る(紹介する)のは無理でした。担当Pにおかれましては物足りない内容かもしれませんがご承知おきください。
・DRAMATIC STARS
元弁護士、医者、パイロットからなるセンターユニット。三人のメンバーカラーがYes!アキトが所属するユニット怪奇!YesどんぐりRPGと同じことでも話題に。
こたけ正義感 | ワタナベエンターテインメント 現役弁護士
R-12023決勝進出。「逆転裁判ゲーム実況」や各賞レース後に公式チャンネルで行われる「リーガルチェック」も話題。
9時間をかけて民法を全朗読したこともあり、イカレ度もアイマス感がある。睡眠導入動画としてもオススメ。
しゅんしゅんクリニックP プロフィール|吉本興業株式会社 現役医師(内科、心療内科、美容皮膚科)
吉本坂46のメンバーであり、アイドル経験あり。医者あるあるや医療情報などをリズムに乗せて披露するリズムネタで笑えてためになる。近年ではおばあちゃん(ピン芸人)と「医者とおばあちゃん」というユニットを組みM-12023にて3回戦まで進んでいる。
【番外編】
江戸時代から七代続く医者の家系に産まれる。
高校生の頃に「弁護士を目指す」と一橋大学法学部を卒業するも芸人の道へと進んだ。ナイチンゲールダンスとして、第4回ツギクルグランプリ優勝、M-12023準決勝進出。
出展:日経エンタテインメント!2023年11月号
・Altessimo
作曲家とヴァイオリニストのふたりからなるユニット。たおやかなメロディーと繊細な歌声が織りなす楽曲が魅力。
8月22日の彼女 | コンビ情報 | M-1グランプリ 公式サイト (フリー)
主にコントを行う男女コンビ。単独ライブで使用する楽曲を全て作曲するだけでなく提供も行う。大喜利も冴えてて好きです。
相方のFANさんは「バキ童チャンネル」の作家や大喜利ユニット「こんにちパンクール」のメンバーとしても活躍中。
山内仁平
最近ヴァイオリンを買いました。
すいません昔からやってる方もいらっしゃると思うのですが、27歳で急にヴァイオリンを始めようとしている事実が面白いことと相方の永見さんがピアノを弾けることを理由に「いつかセッションしたい」と話していたことで将来的にAltessimoと同じ構図になりそうなので選びました。
・Bite
元コンビニアルバイト、着ぐるみバイト、花屋店員。名前の通り「バイト」仲間が集まったユニットなのですが実はその正体は御曹司や他国の王子様!?という高貴なユニット。
松井ケムリ
2023年のM-1グランプリが記憶に新しい令和ロマンのツッコミ担当。
父が大和証券副社長(4月より副会長に就任)のため(?)優勝した暁には優勝賞金の1000万円を全額相方にあげることを約束した男。(優勝したため全額あげた)
ファンから愛情をこめて「御曹司」と呼ばれています。
令和ロマンは先述の「ナイチンゲールダンス」と「9番街レトロ」と三組で「お抹茶煎じ隊」というユニットを組んでアイドルのようなことをしていた過去もあり。プロデュースは「ぼる塾」の田辺さん。お抹茶煎じ隊でのメンバーカラーは紫。
何かの拍子に証拠隠滅(チャンネル、動画削除)される前に見てください。
・W
元プロサッカー選手の双子アイドル。メガネをしているほうが弟。見分けるコツは髪の分け目とアホ毛の向き。ちなみにアイマス作品にはブランド毎に双子のアイドルがいますので、そちらも是非。
左目の下に黒子があるのが弟の拓。一卵性双生児の双子で賭け狂い。賞レースが近づくといつもより顔が似てくる。声は兄の大の方が少し低く、弟の拓の方が高い。双海亜美、双海真美姉妹と同じ。兄の大は調理師免許持ちである。
出囃子は「タッチ」。
双子であることを違和感として利用したネタはもちろんのこと、実父のエピソードだけで作られたネタも存在する。
黒髪ボブの妹の幸さんと、茶髪ロングヘア―の彩さん。一卵性双生児だが、日付をまたいで生まれたために誕生日は一日違い。一人称は「わたくし」。漫画のキャラ設定?
小気味よいテンポのやりとりで次第に白昼夢をみているような気分になるネタが癖になります。ふたり曰く「ファンタジーエピソードトーク」。
・FRAME
元警察官、消防士、自衛官の元公務員ユニット。「ファシル」とコラボした防災グッズ(※現在は販売終了)をきっかけにプロデューサーの防災意識向上にも一役買っている。アイドルになっても尚、誰かを救い続けている。
青木マッチョ 元消防士
マッチョの名前に恥じぬ大きな身体で、日々トレーニングに励む。吉本興業所属の芸人やタレントがトレーナーとして働くクリスタルジムに所属し、指導も行う。(気合いを入れてパンプアップしすぎて衣装が入らなくなってしまう元自衛官の信玄誠司とも共通項があるかも?)
トリオである「かけおち」では主にボケを担当し、漫才だけでなくマッチョの筋肉を駆使した曲芸のようなパフォーマンスを披露することもある。
弟が自衛隊を辞めるらしい。俺は消防士辞めたけど。残るは警察官の兄だけ…くくく…
— 青木マッチョ(かけおち) (@aoki_Nomacho) 2021年7月11日
ちなみに青木三兄弟でFRAMEが揃います。
元覆面プロレスラーでもあり、キックボクシングではILT世界無差別級初代王者にもなっている。警察あるあるから警察学校に通う方へ向けたアドバイス、骨髄バンクドナー経験などを発信している。
子安裕樹 元陸上自衛隊員(整備士)
趣味のひとつにパエリア作りをあげている。そのこだわりは専用のフライパンを購入して育てるほど。「石焼き芋」の歌ネタで馴染みのある方もいるかも。
M-12023では敗者復活2位。ラストイヤーを迎え、現在は全ての芸人へのセカンドチャンスと呼ばれるTHE SECONDを控えている最中。
また、2024年4月から東京進出を発表している。
・彩(さい)
元茶道家、落語家、歌舞伎役者の「和」の心を大切にするユニット。
サツマカワRPGさんと相互フォロワーでR-1直後の単独ライブも観劇されていた中田祐矢さんは清澄九郎くんの担当声優さんです。
サツマカワRPGさんの『ライブ』見てきました!
— 中田祐矢 (@NaKaDa_YUYA) 2024年3月10日
めちゃくちゃ面白かったよー! pic.twitter.com/isEXNp7p8W
遡れば明石家さんまさんのように落語家から転身された方もいらっしゃるのですが、現在も劇場やTVなどの媒体でネタを見ることのできる方を紹介したいというエゴを元に、学生時代にお笑いサークルではなく「落語研究会」に所属していた方を数組紹介させてください。
春とヒコーキ/タイタン
https://www.titan-net.co.jp/talent/haruhiko/
バキバキ童貞でおなじみのぐんぴぃが組んでいるコンビ。青山学院の落語研究会の先輩後輩にあたるふたり。
特に後輩にあたる土岡は大学在学中に学生落語全国大会「第4回てんしき杯学生落語トーナメント」で準優勝した経験を持ち、現在も高座に立つことがあります。
また、昨年からコントに絞って活動すると発表。小気味よい語りは「バキ童チャンネル」でも引き続き味わえます。
まんじゅう大帝国/タイタン
https://www.titan-net.co.jp/talent/manjudaiteikoku/
関東落研連合の繋がりで知り合ったふたり。ボケの竹内さんは「第12回、13回全日本落語選手権『策伝大賞』決勝選出 岐阜市長賞受賞」「第7回てんしき杯学生落語トーナメント準優勝」、ツッコミの田中さんは「第5回てんしき杯学生落語トーナメント優勝」と互いに受賞歴を持つ実力者。
毎月時事をテーマにした10分前後の漫才を発表しており、彼らの漫才と共に一ヶ月を振り返れるのが好きです。
・S.E.M
元教師三人のユニット。ユニット名は三人がそれぞれ担当していた理科(Science)、英語(English)、数学(Mathematics)の頭文字。
竹内知咲 元高校教師(担当科目:生物)
「高校で講師として働いていたとき、なかなか授業に耳を傾けて貰えず、どうしたらもっと耳を傾けて貰えるだろうかと悩んだ末に、芸人だったら生徒も話しで引きつけられるかもしれないと考えた」というエピソードがほとんど硲道夫である。
ちなみに相方のますみさんは元看護師。元看護師のアイマスアイドルが気になるかたは「シンデレラガールズの柳清良さん」をチェックしてみてください。
idollist.idolmaster-official.jp
柏木成彦
元教師ではないが、国語の教員免許を持つ。
情に厚いが気だるげな雰囲気があり山下次郎みがあったので選出。言葉遊びのような漫才が多く聞いていても楽しい。知人の紹介で知り合ったという相方の吉野さんとは生年月日が全く同じという奇跡もオタクが好きな奴なので開示しておきます。
□界隈の違いについて
互いの文化や環境が好きなのですが、そのルールの違いでトラブルが起こると悲しいので私が感じた範囲ではありますが箇条書きでまとめます。折角の機会なので「そうなんだ」程度に見ていただけると嬉しいです。後々増えるかもしれません。
・ライブ内容のレポートについて
芸人のライブのレポートは基本、トーク部分はOKだがネタの詳細を記載するのはNG。マジックと同じでネタばらしをされてしまうとしらけてしまうこと、賞レースを戦うために磨いているネタの場合、隠すことで初見の人を増やしここぞという場面で爆発させたいという当人達の狙いを殺すことになってしまうからです。人によっては詳細なレポートをポストされているのをエゴサなどで見つけては削除するようにお願いの連絡を直接取る方もいるほど繊細です。
また公演中の写真撮影や録画は基本禁止されていますが、EDのみトークコーナーのみOKとされていることが多いです。ただし他の方の迷惑にならぬよう無音カメラが推奨されているので、アプリなどを先行してインストールしておくのがおすすめ。
ネタ中はNGになっているのはこれが理由であることはほとんどだと思います。(まれに全編撮影可能なライブもあるので、ライブごとに詳細を確認してください)
反対に声優、アニメ作品のイベントは基本的に一切の撮影が禁止となっています。お笑いライブ開演前に開場とチケット半券を写真にとる文化が一部であるのですが、開演前の誰もいない素の舞台でも撮影をしているとスタッフさんから声をかけられてしまいますので注意を。心のカメラをしっかり用意して脳裏に刻んで帰宅するが吉です。
・出待ちや差し入れ(プレゼント)について
基本的にアイマスなどをはじめとする声優・アニメ関連界隈は出待ちが総じてNGです。また差し入れも「手紙のみ」と銘打っている事務所も多く存在します。
芸人界隈は吉本興業が持つ劇場は一律で禁止となっていますが、会場によって可能なものも。また芸人さんによって出待ちを歓迎している方、そうでない方がいらっしゃるので注意が必要。町中で見かけた際に「声をかけて欲しい!」という方もいらっしゃいますが特殊な例だと思うので、推しができた際はその方のラジオや過去ポストなどを参照しご本人様のプライベートを邪魔することがないよう注意が必要です。
また差し入れなどはナマモノでなければ食品なども受け取っていただけます。特に吉本興業の持つ劇場に所属している方々には劇場にお送りすることが多いです。またスタッフさん経由で渡していただけたりプレポの用意がある会場もあるので、確認をしてください。
・DMなど
声優界隈の人は多分恐らく想定もしないと思うのですが、芸人界隈にはインスタなどのDMで直接感想を伝えるという手段を取る方が多くいます。基本的に声優さんはDMなどを事務所の方針で閉鎖されている方がほとんどなのでお手紙やラジオのレターなどで感想を送るという手段が一般的です。
□終わりに
お笑い界隈に肩まで浸かってたった1年の新参者による偏った知識での乱文失礼しました。
ぽつぽつとSideMで知っている方々がお笑いの話しをし始めているのを観て居ても立ってもいられず爆即で書き上げたため、読みにくいものになってしまっていたと思います。アイマスもお笑いも素敵なものなので、どれかではなくどれも好きな人が増えたら良いなと思っています。
この記事に出会ってくれたあなたと、どこかの劇場でお会いできたら幸いです。
あとあまり言及してはよくないのかもしれないのですが、よくYes!アキトさんも出演している「K-PRO」の主催ライブにロゴがあまりにもアイマス風味すぎる(※個人の感想です)ライブがあるので、こちらもチェックしていただきたいなと思います。(旬の芸人が沢山観れるプレミアムな寄席です)
それでは、また。
推しをお祝いに行ったら軽く死にかけた話
きっかけは「生誕のイラスト描ける?(意訳)」という一通のDMだった。
なんたる光栄でございましょう!
思わず屋敷しもべになってしまうのも許してほしい。
こんなことがあるだろうか。わたしの大好きな女の子の特別な日に、私の絵でお祝いできるというのだ。
これは完全に自主的なものではあるが、半オフィシャルになる。というのも、ライブ中にオタクたちが、アイドルたちが身に着けてくれるTシャツにプリントされるからだ。
しかしながら今回もまた現場の間が空いてしまった。
今年初めてかもしれないと思っていたら3月に行った以来だった。正確には今年度ぶりである。
と、いうのも。
メインで推しているジャンルで心を病む出来事があったためだ。防衛のために別のTwitterアカウントに引きこもり、なるべく悲しくならないように該当ジャンルの情報を入れないようにした。心の安寧と同時にアイドルの情報を入手する場所を失った。
するとどうなる?
吉本の配信を買いまくり、劇場に行きまくるオタクが爆誕していたのだ。
は?
いや、は? である。脈絡がない。いや、まあ少しはある。
昨年末に書いた通りお笑いは好きだし、地下劇場(※ビル二階)に行ったことだってある。
今年も東京ホテイソンの単独には行った。でも、天下の吉本に?(※東京ホテイソンはグレープカンパニー所属) なんで?
私には、悪い友人がいました。(昔話の導入)
私の好みと性癖を知り尽くし、布教が得意な悪い友人です。そんなことをすっかり忘れている私は、布教のつもりでその子を誘って東京ホテイソンの単独公演に行きました。
その帰りにおすすめされたのが「ケビンス」でした。因果応報。
私はケビンスを知ったせいでおかしくなってしまった。
死んでも好きになるもんかと思っていた吉本芸人を好きになるきっかけを得てしまったのです。
え? アイドルの話をしろ?
もう恒例だろ、アイドルの話をすると思わせて前半で関係のない話をするのは。このブログに慣れてくれ。
さて、今回はケビンスの話をします。
https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=7295
2021年1月結成、今年で3年目。
バカみたいな跳躍力で会場を驚嘆で包んだボケの山口コンボイさんと、その様子をツイートしバズり散らかした仁木恭平さんによるコンビ。
なんで安定してその高さが出せるんだよ pic.twitter.com/oQOzlj9bND
— 仁木恭平(ケビンス) (@nikikyouhei) 2021年11月22日
結成からわずか3年だが、それぞれの活動を経ているのでともに芸歴は10年を超えているというふたりは、昨年結成2年でM-1準決勝に進出。
飛ぶ鳥を跳んで落とす勢いとは多分このこと。見た目が華やかなだけじゃなく、ネタが面白くて大好きになった。顔ファンならぬ脳ファンとして生きている。
髪型や眼鏡といったアイテムで見た目が全く変わっていたので気が付かなかったが、ツッコミでネタを執筆している仁木さんは以前オモコロにてライターをしていたという情報を得て合点がいった。知っている男だった。知らない男であれよ。
私が大学在学中に心を病んでインターネットに逃げていた時期に執筆していたようでそりゃ覚えているよな、と思った。
わかった上で記事を読み返した。記憶が呼び起されていく感覚が気持ち悪かった。
ネタが面白いなと思ったのは、そういう経緯があったせいだと思う。もともと好きなインターネットを随所に感じる漫才は、笑いのツボに入らないわけがない。すっかり虜だ。
お笑いというものはとてもいい。見ている間は何も考えなくていい。感情の引き出しを開け閉めする必要がない。ずっと「笑」でいていいことがどんなに幸福か。例外もたまにはあるが。
馬鹿みたいな治安の渋谷の奥地にあるヨシモト∞ホールにも年末ぶりに足を運んだ。
初めて生で見るケビンス。劇場のつくりのおかげであまりにも近く、動揺する。実在性を持つな。画面越しに見ていた人間を同じ次元で見るのが苦手だ。生きているのを実感させないでほしい。作り物であれ。
この日観劇したのは、ファン対応に関するものと葬式。特に後半は笑いと狂気と恐怖の入り混じった感情になるネタだった。残念ながらyoutubeなど気軽に見れる媒体で公開されていないので、観劇時に出会えることに賭けていただくしかない。
ネタの中で相方が死ねばロボットにし、自分の葬式はめちゃくちゃにする。知るほどに彼の死生観がわからなくなる。
感情がひとつでいいことが幸福だと思っていたのに、心がぐちゃぐちゃにされて、心地が良かった。そしてコンボイさんは想像よりも高く跳んでいた。
改めてエンタメは快楽に左右されるものだと思った。
良くも悪くも快楽を感じることができたなら、そのエンタメは私にとって良いものだ。
その快楽は、アイドルを前にしてもやってくる。
気が付けばあっという間の一年だった。
画面の向こうで輝く星を見つけて会いに行った。お話できてうれしかったあの日から瞬く間に一年が経って、二度目のお誕生日公演。ステージを見上げているだけだった私が、ほんの少しだけだけれど、ステージを彩るお手伝いをできるなんて夢みたいだった。
地下アイドル界隈に疎い私は、生誕Tシャツの正しい重みを知らずにいる。ただ、当日のユニフォームのごとくアイドルもオタクも皆が身に着けるものであることは知っている。
そのユニフォームに私の描いた絵がプリントされるなんてことが、あっていいだろうか。
あった。
あってしまった。
この日までに灰になったハイライトの本数をもう覚えていない。身体を死へ導きながらひたすらに描いた約一週間を私は称えたい。推しが、自分の絵を着ている。夢みたいだ。現実らしい。
この日、私は就活のために早朝から東京にやってきていた。
夜行バスで凝り固まった身体を前にもう若くないことを知りながら、待合室で化粧を済ませる。疲れで荒れ始めた肌にはメラノCCを塗りたくって黙らせることにした。
久しぶりに袖を通したスーツに違和感を覚えながらもなれない電車に乗り込んだ。
シミュレーションは完ぺきだった。
地図上でなぞったルートをそのまま行けば迷うことなくたどり着けるはずだ。最寄りの喫茶店に入り、朝食をとる。
二十分前になったので喫茶店を後にして、地図アプリを立ち上げ矢印にそって歩き出した。
こ こ は ど こ ?
本当に迷った。矢印に沿って歩いたはずなのにたどり着けないことがあるか。バカなのか。なぜたどり着く前に「目的地周辺です」でナビは止まるのか。
余裕をもっていたはずが5分前になってもたどり着けず「道に迷いました」と架電。専門学校に初めて行った朝も、数年前にバイトの面接に行った日も同じ電話をした記憶が蘇る。
走馬灯でもこの無様な電話を思い出すのかもしれないと思ったら死にたくなくなった。
それから10分してもたどり着けない私を見かねて入電があり、電話越しにナビをしてもらった。こんなやつ受かるわけないだろ。なぜか受かった(が、諸事情あって断った)。
気温のせいか、心象のせいかわからぬ汗をかきながら面接を終えた。早くスーツを脱ぎたい。逃げるように駅へ向かい、会場のある四谷……ではなく、
私は有楽町にいた。
先刻までの記載を思い出してほしい。私はすっかりお笑いを見ることに愉悦を感じ、その虜なのだ。
有楽町には今年8月をもって閉館となる劇場がある。
その定期公演にケビンスが出るというのでやってきた。
田舎に帰ってきたのかと錯覚するほど閑散とした商業施設の階段を上がる。昼時だというのにあまり人のいない飲食店と、レンタル式のミーティングルームを横目にホールへと向かう。
駅前の入り口から入ったために気が付かなかったが、建物脇にあるホール専用の入り口から入れば、階段のそばにATMが設置してあった。吉本に口座を握られている恐怖が一瞬よぎった。
90分間のライブは3組ごとにネタとクロストークを行う。ケビンスはトップバッターだった。冒頭からクライマックスというのはこういうことを言うのか。十数年越しにヒーローの言葉をかみしめた。
劇場の作りが違うと見え方も違う。ムゲンダイは見下ろすような作りだが、有楽町は見上げるような作りだ。コンボイさんのジャンプはより高く感じた。
理想の商店街を作りたいという趣旨のネタで、少し前に見たオモコロチャンネルを思い出した。
属していた人間の思考というのは似通るのかもしれない。その後に予定されていた「囲碁将棋-1」も観たかったがチケットが完売していたため退散。配信で見た。
生誕ライブまではまだ時間があることに気が付いて、そのまま献血ルームへと向かった。
これを読んでいる人間は真似をしないでほしいのだが、私は先の予定で血肉沸き踊ることが想定されているときに少しでも冷静になるために献血に行く習性がある。
思えば昨年末に初めてヨシモト∞ホールに行ったときにも観劇前に献血をしていた。動揺や興奮を献血で誤魔化している。絶対やめたほうがいい。やめられない。
この日の献血ルームでは、16時までに献血を終えるとマジックを見せてもらえるというが、ルームに入ったのが15時半過ぎだったので遠巻きに眺めることで諦めた。無音でかかっていた「ツギクル芸人グランプリ」を腹話術くらいのスピードで流れる字幕で追いかけながら、推しの優勝を願う。この日は久しぶりの400ml全血だった。
献血が終わりロビーに戻ると、マジシャンはいなくなっていた。代わりにTVの中では決勝戦が行われていて後にブームを起こす「Pizza man」が踊っているところだった。
大会は「Pizza man」ではなくずっと推していたナイチンゲールダンスが優勝した。嬉しくてロビーで少し泣いた。注射が怖くて泣いている女みたいになってしまって恥ずかしかった。
ナイチンゲールダンスは優勝した直後の凱旋公演でも「Pizza man」をカバーするし、
楽屋でも大盛り上がりだったという。
ツギクル芸人最高じゃん#ツギクル芸人グランプリ pic.twitter.com/bz0YVEmngo
— ヤス ナイチンゲールダンス ぜっなか (@yasukg1) 2023年7月8日
ある意味で「Pizza man」が優勝したといっても過言ではないのではないだろうか。ツギクルは完全に「Pizza man」である。乗り遅れるなこのビックウェーブに。
インスト、無駄にかっこよくて最高。
献血を終えてほどよい時間になったので会場に向かう。
ずっと頭が沸いている。午前中の失敗などもうどうだっていい。電車に乗り間違えないことだけ気を付けられれば。
無事でした。
会場に入って私の絵がプリントされたTシャツと対面し、夢みたいだと再度思った。身内がTO過ぎて前年に引き続き笑ってしまうのだけれど、最高のフラスタも見れて幸せだった。
ライブが始まり、メンバーが出てくる。みんなが私の絵を着ていて頭の奥がぼおっとした。
ライブ内容については言及を避けるが、愛がとっても詰まったステージであった。メンバーカラーの紫と、彼女の好きなもので溢れた会場。彼女だけがプリンセスだった。
主役は小紫みんちゃんその人であるが、私は箱推しなのでなんだかんだ全員を見る時間が多い。目の前に来てくれた子や歌っている子を追ってしまうので、ファンサを見逃してしまうことがある。私に目があと8個くらいあれば。
特に白乃リナさんからのレスがたくさんあった。私の目の前にリナさん推しの方がいたのに飛び越えて私に愛をくれる時間がたくさんあった。幸。終演後に「たくさんレス来てたね」と言われて「寵愛を受けているので…」と思わず答えてしまった。前回の治安悪現場で「お前…かわいいな…」とパフォーマンス中に言われたという自信が私をそうさせている。早く殺してください。この悪しきモンスターが育ち切る前に。
案の定(案の定?)全員とチェキを撮った。
もう私には誰かひとりなんて選べない。全員が好き。まじでそう。Chu! 箱推しでごめん♡
個人の話ではなくまじで全員との共通の話なんですが、チェキの順番が来るとほぼ第一声で「迷子になったの?」と言われた。推したち、オタクのTwitter(※現在のX)見すぎ。言われるたびにへらへらした。コミュ力0すぎるだろ。
午前から来て就活をしていた旨を話したら、りおさんに「一緒に住もう」と言われオタクはまじで動揺してしまった。別界隈のオタクをしている友人が推しに似たようなことを言われている話を他人事のように笑っていたが、自分の身に降りかかると思わなかった。きしょオタクの笑い声と変な震えが出て「また震えてる」と指摘されて照れた。私、もしかして童貞?
こんな可愛くてえっちな女の子と一緒に住んだら絶対良くない。いや、住みたくないわけではないが(葛藤)
そもそもその直前にりおさんのチェキ列空いてる! 今だ! と思って駈け寄ったらその挙動を「可愛い」と称されてしまって「穴掘って埋まってますぅ~~!(萩原雪歩)」になったせいで全部情緒が崩れた。私に対する「可愛い」まじで事務所NGにしようかな。事務所なんか入ってないけど。
壇上から「見てたよ、レス送ったの気が付いた?」と微笑まれてドキドキした。もちろん気が付いていたけど「本当に?」といたずらっぽく言われて自信を無くしてしまう。「動画撮ってるときにレスしたからちゃんと見返してね」とささやかれた。この女の子はもしかしたら悪魔かもしれない。ただ、こういう女の子になって男を手玉に取っていきたいとも思った(?)
みんな生誕Tのイラストを私が描いたものだとわかってくれていた。この日まで全くツイートしていなかったのに。過去に描いたものがあるのでピンと来てくれたらしい。嬉しい。
みんちゃんは「○○の絵でしょ?」とほほ笑んでくれた。みんちゃんの好きなものをたくさん詰め込んだので本当にうれしかった。リナさんは「私のときも描いてほしい」と言ってくれた。自分の絵にそんなに自信がなかったのだけれど、メンバーもオタクもみんな可愛いとほめてくれて本当にうれしかった。
大好きな女の子の幸せを願いにきたのに、こんなに幸せをもらっていいのかと不安になるくらいだった。
れいなさんには以前の定期公演でのプロデュース回があまりにも最高でそのお礼をしたくて地元のおいしいものを詰め合わせにして持って行った。遠方で平日に現地行けないオタク、いつも画面越しでしか堪能できないが「幸」が過ぎた。
れいなさんがあまりお菓子類を食べないと聞いていたので、即席麵やスープなどをメインに選んだ。インスタでそんな「気遣いがうれしい」と書いてくれていて私もうれしかった。
ありちゃんは相変わらずかわいい。まじで特筆すべきことがかわいいでしかなくなってしまうくらいにかわいいんだよな。さすがにありちゃんにまで迷子になった話をされると思わなくて恥ずかしさで爆笑してしまった。ありちゃんの前だと語彙が死んで「かわいい」しか言えなくなってしまうのだけれど、爆笑したせいでいつもより会話ができてよかった。迷子、なっておくもんですね。
あんじゅさんのことをアルカナビスのイケメン枠だと思ってたんですけど会いに行くたびに可愛いところをたくさん見つけて可愛いね…になってしまう。(代わりにリナさんがイケメン枠になりつつある。不思議だね)
相変わらずすら~っと長くてスタイルがいい。早くこの脚が欲しいな、と妖怪みたいなことを思ってしまう。痩せます。
今回みんリナあんの三人で歌唱した「ダメなんだ!」が新鮮でかっこよくて最高だった。
みんちゃんのパフォーマンスの成長はもちろんのこと、リナさんとあんじゅさんがみんちゃんのことをそっと支えつつも背中を押しているようで。私はあんじゅさんの「ダメなんだ!」のファンなので、ソロ音源がほしいです、偉い人。え、ダメなんだ? そう言わずに……。
にっこにこで帰宅したが、実は帰りの駅で急に体調を崩して死にそうになった。頭の奥からじんわりと指先が冷たくなって、吐き気がした。立っていられなくてしゃがみこむ。電車が来た時、座る席があって安心した。乗り換えを難なくこなして、該当の駅につく。吐けるものなら吐こうかと思ったが世界一吐くのが下手なので何もでなかった。
そう、この女貧血である。
普段成分献血(血漿や血小板などを抜いた血液が体内に戻されるので、回復が早い)を行っているのだが、ベッドの関係で全血(体内に戻すことなく決められた量をそのまま抜かれる)を行ったので物理的に血が足りていなった。己の体力を過信していたが、そろそろ若くないのだ。
興奮を抑えるための献血、これはとってもリスクがある。
私のようになりたくない皆さんは、献血のあとは激しい運動をしないこと、飲酒や喫煙を控えることを肝に銘じてほしい。私との約束。
ライブからあっという間に一か月経ってしまった。
これからも小紫みんちゃんとアルカナビスが大好きだ。
アルカナビスはついにCDデビューが決まり、リリースイベントの真っ最中だ。詳細はリナさんのリットリンクが有能なのでぜひこちらを見てほしい。未だ遠方でくすぶっている私の代わりにたくさん彼女たちに会いに行ってほしい。
生誕祭、チョキピース!!(©山口コンボイ)
推しドル唯一と言われる治安悪現場に行って来た話
宗教活動(推し活)の旅、始まる
この日はゆっくりバスで東京へ。翌日参加予定のイベントに胸を躍らせながら、昼バスでのんびり行くのもたまにはいい。
夕方に辿り着いてから友人と合流するまで何をしようかな。そんなことを思いながらTwitterを開くと、とある通知があった。
開く。
2つ目!!! https://t.co/Gf2CgAYpEG
— まなみあんじゅちゃん🏩3/15新宿BLAZE (@manami_abyss) 2023年3月10日
こんな遅い時間にライブが…??スマホの時計を見る。行ける。
なら行くしかない!
行くぞ、2023年初アルカナビス。
興奮のままバス車内でチケットを購入した。当日にも関わらず前売りを購入できた。そんなことってあるんだ。当日券(前売り券)という歪な構図が私の手の中で産まれた。
人はこれを優勝と呼びます。
バスが東京に着くのが午後4時。丁度昼帯のライブが終わる頃に到着だったので、せっかく都内にいるのに会いに行けないなんて…と軽く凹んでいたので嬉しい誤算。それはそれとして、空いた時間どうしよう……
はぁ……来ちゃったわね……
3月24日に全国公開された「グリッドマンユニバース」にも登場する「SSSS.DYNAZENON」の総集編上映時期だったので行くことにしました。地元ではやってないので………(田舎すぎ)
リアルタイムでTVシリーズを全て観ているんですけど、映画館の音響で好きな人のお芝居を聞きたい欲と特典のボイスドラマ付き書下ろしカードが欲しすぎて行きました。
おい、映画館の音響で聞く告白シーン最高すぎか………???
公共の場じゃなかったら声上げてた。芝居が生っぽいが故に立体音響で浴びるのが良すぎるんだよな。助けてくれ。オタクは泣いている。
相変わらず劇伴かと思っていたらシーンの切り替わりで音質が変わるのでダイナゼノン自身から爆音で流れていたことが分かる「インパーフェクト」が面白すぎてまた笑ってしまった。
現在公開中の「グリッドマンユニバース」に続くシーンが追加になっていて、またまた不憫な描かれ方をしている暦で声出そうになったと思ったら客席から笑い声が漏れてて釣られた。脱衣所で全裸になったと思ったら別の場所に転移されたのか、居なくなってるんだもの。タイミングくらい見てやってよ。暦がどうなったのかも早く見届けに行かなければ。第2週特典が欲しいのでそれまでお預けです。(4月1日追記:観ました。特典も無事ゲット。まさか暦の家がそう繋がるとは……。未観劇の方は是非劇場で)
治安悪めのアルカナビス
ノルマのように道に迷いかけながらライブハウスに向かっていると、見覚えのある集団を発見!
ビッシャーことアルカナビスのオタクの皆さんがライブ前に一杯やっているところでした。ウケる。
完全に思いつきでライブに参加することを決めたためツイートなども一切しておらず、何度かお会いしてるオタクからは「なんで居るの?」と言われ笑いました。なんでなんすかね。
続けるように「なんでここに来ちゃったの?」の声。詳しく聞くとこの会場、とても危険らしい。アルカナビスが出演するライブの中で唯一と言っていいほど全体的に治安が悪いと言うのだ。
ふーん、おもしれぇじゃん……。(興味が勝ったときの鳴き声)
会場であるイベントスペース | AKIBA-COLORS | 日本は、聞けば飲酒が可能ということでなんとなく『治安』を察する私。
やばい場所と聞きながらも、会場は思った以上に住宅街の中にあって、生活と酔狂を同時に味わえて良い場所でした。狂いというのは生活の傍にあるからこそ際立つんだよな、と再確認。そういうのを喰らいながら生きてるんだ。
オタクから安全な場所を教えてもらったにもかかわらず、開演前に杯を交わした(飲んでいた缶チューハイを分けてもらった)女の子に手を引かれて最前中央にするするとやって来てしまい、ステージ開始と同時に起きた軽いモッシュに巻き込まれ転びかけた。横を見ると女の子が押された勢いでステージと客性を隔てるパイプのようなもの(名前がわからん)の上で半分に折れ曲がっていた。たぶんAnotherなら死んでた。
モッシュなどと呼ばれる行為は、言葉では知っていても体験することはなかったので、なるほどな…と思いながら背に圧を感じる。女がいるやべえ!となったのかその後は優しめに盛り上がるオタクたちの気遣いを感じました。きっと狂い足りなかったと思う。申し訳ない。
それを無に帰すイカれ具合を見せつけるアルカナビス(一部)本当におもしれぇ女たち……らぶ………
登場と同時にファブリーズを会場に向かって噴射して「オタク! くせえんだよ!!」は誰が予想できるんだよ。仕方がないオタクは総じて臭いので。真っ当な指摘すぎて笑いが止まらなかった。(後で温度計を覗き見ましたが、外気温が14度程だったのに対して、会場は30度を超える蒸し暑さだったそうな)
オタクにふきかけながらも撮影班のオタクのカメラレンズに液体がかかったのを見てそっと拭いてあげていて優しいが勝った。そもそもかけるな。それはその通り。
オタク同様に誰にも行くことを伝えてなかったので、アルカナビスメンバーらも口々に「なんで(いるの)?」と目を丸くしていて可愛かったです。こんなこというと特殊プレイのために無言でいったオタクみたいになるからいやだな。普通に気まぐれだっただけです(言い訳)最前なこともあって、反応だけでめちゃめちゃ私信だった。好きだ。
それはそれとして一部メンバーが腰にうんちをつけて(語弊)登場したのはなに?
何度もうんちをオタクに向けて発射してはケラケラ笑ってるメンバーをみてバカみたいに笑ってました。伊達にコロコロコミックで育ってないぜ。
そのせいで(せいで?)うんちチェキ(うんちチェキ?)が2枚も爆誕してしまった。
アイドルがチェキに「うんち!!」って書くな。許します。
メンバー紹介ソングである「We'reアルカナビス」でオタクから差し出される酒を受け取っては担当パートの時間でイッキするの治安悪すぎてゲラゲラ笑った。
普段歌うメンバーが呑んでいるせいで他のメンバーがフォローするように歌っているのを聞いて「レア音源だ……」と思ってました。他のメンバーが歌うの他己紹介になってエモい。紹介されてるメンバーが飲酒してんの全くエモくないけど。
この曲は決して自分パートの時に飲む曲ではありません
— アルカナビスofficial (@abyss_2019) 2023年3月11日
本人歌唱はこちらから👇https://t.co/s0YzxFMGz6 pic.twitter.com/DaHLSM4hwG
運営さんからも注釈入れられてて草。
絶賛サブスク配信中なので、正式歌唱で歌詞を覚えていざというときに歌えるようにしておこう!(いざというとき……?)
そらいろ担当ありささんことありちゃんパートでお酒が会場に渡ったときに、ステージで飲まないことを決めている(後から知りました。パーフェクトアイドルじゃん…)ため、あわあわとしていたのを見てありちゃん推しオタクが紙パックの牛乳と差し替えたのが本当に大天才、優勝すぎて拍手した。彼は紛れもなく英雄だった。
他人事のようににこにこにこにこしながら見ていたはずなのに、白乃リナさんのパートで肩に腕を回されて「お前…可愛いな」と囁く特大ファンサを受けてなんかあの私どうしたらいいですか? リナさんのオタクに刺されたりしない? 命乞いは許してくれ。
オタクにかけていたと思ったファブリーズを互いにかけあったり、パフォーマンス中に酒を飲み干したりとはちゃめちゃなアルカナビスがめちゃレアで、可愛いよりもおもしれ~が勝ったんですがなんだかんだ好きだぜ!になって最高だった。
特典会までの時間で一旦会場の外に出て、新鮮な空気を吸っていると白野リナさんがWithコレで動画を出しているのを見つけてその場にいたオタクで同時購入して、リナさん推しオタクに「すまねえ~~~!俺たちが買いました~~!!」って煽ったの最低すぎて面白かった、そんなことすな。(その後追加が来てて買えてたようでよかったです)
会場に戻ると外気との温度差や熱気のこもり具合がすごくてファブリーズを私も撒き散らしたくなった。もっかい言ってくれ「オタク!くせえんだよ!」って。
特典会では、まじで全員から改めて「なんでいるの?」と言われて毎回笑った。数える程しか現場行けてないのに包み込んでくれる推したちが本当に愛おしい。好きだ。
冒頭で押しつぶされかけてたこともみんな心配してくれて泣いた。安心してください。爆裂にでっけ〜アザが両膝にできましたが無事に完治しました(その2週間後になんも無いとこで転んで追い討ちかけたのは内緒)。
最推しのみんちゃんは相変わらず「みんの!」と独占欲強めな言葉で愛を返してくれてらぶが加速しちゃうし、リナさんはステージ上よりももっと強く抱き締めてくれてドキドキしちゃうし、ありちゃんとはまさかの共通点を知って親近感マシマシでもっと好きになっちゃったし、りおぴはもっと構って!って言うのにいつもたくさん気をつかってくれるし、優しく手を包んでくれるので毎回「好きだ…」になる。
あれ、画面越しじゃなくリアルで素顔見せたのはりおぴが初めてかも。化粧でろでろだったはずなのに前向きな感想くれたの本当にアイドルの鑑。
そしてれいなさんとあんじゅさんはずっとうんち持ってた。うんち持ってる女の子で多分過去最高に可愛かったと思う。次点はアラレちゃん。
そうそう、SEのタイミングで後ろからオタクに声をかけられて「あの子の名前教えて!」と言われたのめちゃ嬉しかったな。その話をしたら「その場だけで特典会とか来てくれない人多いんだよね」と返ってきたのですが、ちゃんと特典会に来てくれててチェキ撮ってるのをみて自分の手柄のようにニコニコしてしまった。ぜーんぶアルカナビスの手柄です。(当然)
心から治安が悪いと思ったのは、コンビニのチルドコーナーにあるもつ煮(記憶が曖昧)が開封された状態でオタクがオタクに投げ、衣服にべっとりともつ煮が付着して匂いが取れなくなってしまった人がいたのを見た時だった。いくらなんでもそれはなしでしょ。
なんでこの会場に来ちゃったの?と言われた意味を両膝の痛みと共に噛み締めながら、それを上回る推し活に満足の夜でした。
帰りの電車案内してくれたフォロワーもありがとう!!らぶ!また会おう!!
その数時間後、更なる315を浴びることになることをこの時の私は知らないのであった─────
[続(かない)]
お笑いライブに行ってきました日記
初めてのお笑いライブは、2022年5月のこと。
東京ホテイソンの単独公演『洒落柿』のチケットがまだ購入可能と知り衝動的に購入ボタンを押したのがきっかけだった。
所謂『エンタ世代』で、日常にお笑い番組がなじんでおり、人並に好きという程度。レッドカーペットとエンタの神様を観ていることで学校内での振る舞いが変わるので、「昨日の〇〇観た?」という会話にすんなり参加できるための義務のようなものだったお笑いに対する接し方が変わったのが、大学生の頃。
ひとり暮らしを始め、全く変わった環境の中、課題と向き合いながら心を病んでふさぎ込んでいた時にたまたまやっていたお笑い番組。番協の女性たちの声がいつもなら煩わしいはずなのに、私の代わりに笑ってくれているのかと思った瞬間に笑い声が味方のような気がした。笑うことって心のバランスを取るのにこんなに大切なのかと知れば急に興味がわいて、名前は知っているけれどネタは観たことがなかった人たちの芸が気になってネットフリックスに上がっているM-1を全部観た。
ネタの傾向で自分の好みがわかって、気がついたら推しの芸人もできていた。
テレビだけじゃなくて、生で観てみたいと思っていた時に気軽に足を運べる距離で公演があったのが『東京ホテイソン』だった。しかりあまり詳しくなかったので、チケットを購入する前に彼らのyoutubeでネタを見た。声を上げて笑った。一瞬で行こうと思った。
会場の前にはサルスベリの木が複数植えてあり、お笑いライブをするには縁起が宜しくないなと思った。しかしすべり知らずの最高な回だった。先に木々がすべっていたからかもしれない。
逆再生ネタのコントやYouTube的な映像企画も含め楽しかった記憶しかないが特に笑った「い〜や、バイソンの量!」を色んな言語で言うYouTube発のコーナーで酸素が足りなくなった。そんな最高のコーナーが公式チャンネルにある。ぜひ見てほしい。
以下は単独のショートコントが生まれるきっかけとなったyoutube企画。
あまりにも大好きなのでこちらも紹介しておく。暇なときにみてください。
それから数か月、年末にヨシモト∞ホールやルミネでの観劇デビューも果たした。
興奮しすぎて公演前に献血に行った。健康であることが前提だというのに、無事に献血を終えたら蒙古タンメンのカップ麵がプレゼントされた。健康でいてほしいのか不健康にしたいのかわからなかった。
着々と経験値を貯めている中、ふと思い出した光景があった。
池袋にいる「お笑いライブ勧誘の芸人たち」の図である。
池袋に行く際は友人らと一緒であることがほとんどだ。
共通の趣味を持つとはいえ、名も知らぬお笑い芸人のライブに一緒に飛び込んでくれることなどあるだろうか。
お笑いは見たいし、気になる気持ちはあるが道端で声をかけてくる所謂キャッチというやつには着いていくなと教えこまれて四半世紀が過ぎた。「いかがですか」と問われて素直に着いていく勇気がなかった。
過去に得られなかった経験でどうしようもなくなりたい。
朗読劇を観劇するために東京にやってきた私は、まっすぐ池袋に降り立った。迷いなくサンシャイン通りを歩く。数人の芸人さんと思しきひとがプレートをさげ声かけをしている。
それを無視してアニメイトに向かった。
彼らの呼びかけに立ち止まる勇気に対して、アニメイトが新しくなったと聞いた事と、展示されているという男性声優のオーダーメイドスーツが見たい欲が勝った。
エレベーターが入口に対して反対側にあったので億劫になり階段で7階まであがった。軽い地獄を見た。乳酸が溜まりに溜まって脚がずっしり重くなる。喉の奥からじんわり鉄の香りがして日々の運動不足を呪った。
Twitterで見たよりも簡素な展示に肩透かしをくらいながら、2人分のスーツを見比べて体格の違いにねっとりとした笑みを浮かべた。キモオタノルマ達成である。
声かけを無視した(最低)際に横目で見た開演時刻が近づいていることを確認しながら、サンシャイン通りへ戻る。まだ声かけをしている人がいたら運命だと思おう。約5分前だったはずだ。もう会場に戻っているだろう。誰もいないなら縁がなかったということだ。
いた。
目が合った。いや、合わせに行った。
案内のもとドキドキしながら連れていかれた雑居ビル。狭い階段を上った先は怪しい事務所…ではなく、隠れ家のようなライブステージでした。
最前ドセンターが空いていた、という理由で案内され始めて来るのにまるで歴戦の猛者のような顔をしてステージを見上げる。
コロナ対策でステージと客席の間にはビニールが張られていて、水槽の中に居るみたいだなと思った。エラ呼吸の男たちがべしゃる、真似る、暴れる。
彼らを見定めるような客もいなければ、客を見定めるような演者もない。あたたかな雰囲気に包まれていた。笑おうとしなくても笑っていた。
ジェットコースターに乗って構えずとも「キャー!」と声が出てしまうように、自然に湧いてでる笑いが心地よかった。
公演後にはチェキ撮影会があった。
地下アイドルの現場に行くオタクであるため、笑うと同時に最高になってしまった。
1枚500円(サイン、落書き付き)
バカ?
安いところでも1000円で1枚(※サインなし)が基本レートである。もっかい言わせてくれ、バカ?
チェキ用紙の値段を考えれば十分利益は取れる金額であるが……なんかさ、もうさ、もっと取っていいんだぞ…という気持ちになる(オタクの金銭感覚はガバガバ!)
ライブの値段もワンコインなのだ。確実に500円以上笑ったんですが? 笑いのレートには詳しくありませんが……。
しかしながら演者の名前と顔(ネタ)が一致せず、良かったな…と思った人の名前が分からないため購入が難しかった。
案内をしてくれた「てんとうむし」さんへこんな素敵な場所を知れた感謝も込めてチェキを購入した。
この日披露したネタのカギになっていたクリームパンのポーズ(クリームパンのポーズ?)をしてくれた。かわいい。顔があるのがいい。地方局のゆるキャラみたいでいい。ヘルメットをかぶったてんとうむしのてんちゃんもなかなか味わいがある。ツボだ。
道中コンビ名をしっかり聞いていてよかった。
これは最高のラスタの唯一の欠点だと思う(執筆時点で改善されていたらごめんなさい!)のですが、アイドルの現場と異なりチェキ購入時に演者の名前と顔写真が飾っていないこと。チェキ券購入後、好きな人のところに行くのではなく購入時に枚数管理がありその場で好きな人を報告しておかなければならないこと。
顔と名前を一致させておくことがどれだけ大事か。陰キャすぎて「あのネタした人のお名前って……?」と聞くことが出来なかったことも起因する。名前がわからない=失礼の図式が身に染みすぎている。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の後悔だ。ここで聞かなかったために、次行った時に解散していたらどうする。縁起でもないことを言うな。
公演前には、出演者一覧がボードになっているため読み込んでおいた方がいい。
名前から気になって、ネタを楽しみにするのもきっと素敵だ。
あ、そうそう。
2日間滞在するのを良い事に、連日行きました。(コイツ……)
アイドルオタク仲間でもあるアンジェラ・ミキさん(Twitter:@mikihouse1013)がツッコミを担当している「あやめスパイス」が出演することを知ったからだ。
期待の新人すぎるだろ。
ボケ担当のみしをさん(Twitter:@__01me_missy )は実はプロのフルート奏者。漫才で笑うとともにプロの演奏が聴けるというお得すぎるコンビ。最高。
ついでにみしをさんのフルート奏者としてのお仕事用ホームページに掲載されているお写真が本当に良い。
https://missy-fl.jimdofree.com/
美しすぎる。顔ファンかもしれない。
公演前、後にお話しさせていただいたんですがふたりとも人当たりが良くて笑顔が可愛らしくて最高でした…。顔ファン卒業です。
そして、当然のようにチェキも購入。まさかまさかの「あやめスパイス」チェキ第1号だったようでほ〜んとね…自慢しまくろう…私が古参オタクですよ。
初めてのお笑い地下ライブ(ビルの2階だったが)は最高の連続だった。
行ってよかった。これに尽きる。なによりも公演時間ギリまであの場で粘っていた「てんとうむし」もがみさんのおかげだ。出会いに感謝。
色んなハンドルネームでネットにいるため、複数の名前が同時にバレているだろうが仕方がない。棲み分けが下手すぎるせいです。
公演開始前のトークの時間から既に面白くて、芸人さんの話術の高さに脱帽する。あんな風に軽快に話したいよな。尊敬しかないです。
何組か気になった方がいらしたが、本当に名前がわからない。もしご本人に届けば(届くなよ)、名乗り出て欲しい。もしくは識者の皆様に教授願いたい。切に。
箇条書きになってしまうが、好きだったネタの話をして終わりにしたい。
・お化け屋敷?(うろ覚えでごめんなさい。廃墟だったかな…)のネタをやっていたコンビ。
見た目と実際のボケ、ツッコミが反対で新鮮だった。「珍しい」「働け」などの短かなツッコミが、体型に反してボヤきにも似た、そっと添えるようでツボでした。(すごく笑った)
声色も面白くて好きだ。困ったような😔顔ではにかみながらツッコミをするのがなんだか愛らしい。イラストで描きやすそうでいいな、と思った。
・セピア列島さん(覚えた!)
(Twitter:@SHIROIWA0217)
全然呟いてないけど、ふぁぼ(死語)は最新ツイートを追ってるの𝐈𝐧𝐭𝐞𝐫𝐧𝐞𝐭監視員って感じするな。
ゲテモノ料理のネタ。個人的に割と何でも食べられる(いなごの佃煮やカエルの姿焼き、なんかよくわからん虫、コオロギ等)のでボケ側に同意しまくりだった。出てくるゲテモノ全て「食べてみたい!」だったので、私が向いてないネタだったのだろうな、と思うがツッコミの方の声質とかトーンとか温度感が好みすぎてゲラゲラ笑った。私と反対意見なのに笑ってしまう(共感してしまう)のはツッコミのパワーだよな…!となった。オレンジ色のジャケット、夢に見てます。
・目が覚めたらおじさんになっていた子供のコントをしていた方。
パワーすぎる。こんなの笑わない方がおかしい。飛沫感染防止のシートのせいでぼわんとして見えていてずっと夢の中のようだったのもおもしろに拍車をかけていた。段々その先が予想できてくるのに面白い、笑わないの無理すぎる。また見たい。でもシート越しが丁度いいかもしれない。面白すぎるので。箱庭の中で混乱している様子を観察したいタイプの方。
・キャロットポエムさん(名刺代わりのフライヤーをいただいたので覚えました!)
(HP:https://lit.link/carrotpoem)
目の前でモノマネ芸人さんの技を見たのが初めてで、本当に感動しました。花江夏樹さんの真似、普通に爆笑しちゃったな。声優オタクなので。(花江さんにしてはデカくないか?と思ったのでWikiで調べたら2cmしか変わらないと知って、サイズ感もほぼ本物で笑いました。本物の方が小さくて、偽物感出ちゃうの好きだな)
ベタすぎるのかもしれませんが、純粋に「馬」とか「ヘリコプター」とかの音が口から出るの凄すぎませんか? 私のできる唯一の音真似「Windows97起動時のファンの音」なの誇ってたけどしょ〜もね…になりました。肺活量でデュエルしようぜ。
約ひと月前の思い出をようやく吐き出せて満足。満足ついでに今から「渋谷蟹」を見ます。
https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/%e6%b8%8b%e8%b0%b7%e8%9f%b9-2-27-20-30
好きなコンビ同士のトークライブに好きな芸人がゲストで出る。1か月のご褒美みたいなライブだ。
配信アーカイブ3月1日までなので、この記事に出会った運命噛み締めて是非買ってください。
1200円(使用料別)です。安いね。
(※追記 配信アーカイブは終了しました…!ギャグ最弱だったね…ね…)
2月ラスト、噛み締めてください。
私の代わりに。
ブログさえ本に出来たらこの愛も届かぬ君まで伝わるかしら
帰りの新幹線は17時20分。長くて短い東京旅行の記録です。
今回の旅の目的は文芸フリマでした。
オリジナル作品を主とする文芸版のコミケのようなもので、東京会場は35回目の開催でした。
名前は知っていたものの、実態を知らず。今回が初めての参加となりました。というのも、このような催しは大方都心部での開催であるという偏見があり、地方住まいの私にとっては縁がないと思い込んでいたのです。
しかし調べれば東北でも開催しており、次は来年の6月の予定であるとのこと。
身近に機会があるならば出展してみたい!
その前に雰囲気を味わうのも良いだろうと今回足を運びました。
8時20分、地元を出ます。
絶賛ホゲータちゃんの虜になっている私。今回は一緒に旅に出ることにしました。
かわいいね。
旅の目的は前述した通りなのですが、しかしどうせならアルカナビスのライブに行きたい。
過去の狂いやアルカナビスについては過去の記事を参照ください。
mo-02usa.hatenablog.com
mo-02usa.hatenablog.com
予定を立てていた際にはライブの情報がひとつだけ。しかもタイムテーブルが発表されたところ新幹線に間に合わないのです。
近く(当社比)まで来ているのに会えないなんて! と思っていた矢先、日中のライブ情報が……!
行きました。
出会いで溢れていた文芸フリマ
午前11時半すぎ、東京駅に到着。
予定は文芸フリマとアルカナビスのライブ。
午前中に文芸フリマを回って、午後にはライブのためにお台場へ。
今回の滞在時間は約6時間です。滞在していないに等しい時間しかないため、分刻みに近いスケジューリングで前日からシミュレーションをしていました。
幸運にも文芸フリマが開催される流通センターからお台場は交通の便も良く、予定通り動くことができればタイムロスもほとんど無い。
タイムロス、ありました。
東京駅について真っ先にお手洗いに行ったんですが、どうやってもトイレットペーパーが取れず「終わり」を迎えてしまいました。田舎者への洗礼ですか? どうして。幸先が悪い。
トイレットペーパーからの猛攻を受けながらもなんとか脱出し、文芸フリマ会場へ到着。
A気持です。
前情報を何も入れずに行ったので、開場時間もよくわかっていませんでしたポンコツ。何がスケジューリングだ。
どうせ開場してるんだろうなと思って到着すれば、まだ整列中でした。『計画性』を辞書で引き直せ。並ぶとほぼ同時に開場時間になりするりと入場できたのは完全にラッキーでした。私、千石清純かもしらん。
空気だけ味わいたいなという緩い気持ちでいたので、『芸人短歌』のブースでがちがちに普段見ている『大喜る人』という若手芸人の大喜利イベントに出演されている方がいらしたのびっくりしてしまった。緊張しすぎて二往復したの完全に不審者だっただろ。
そして私は単純なので、みなさん優しくて普通にもっと好きになりました。
『大喜る人』を知らない方のために好きなお題のダイジェストを置いておきます。不親切にも当日会場にいらした方が回答者にいませんが。
思った以上に歌集を出している方が多くて驚きました。なんとなく売れないイメージがあったので(最近読んだ俳人の本に書いてあったことも理由かもしれない)。そういう意味で『誰が書いているのか』というのは作品のステータスになるよな、と羨ましい感情が沸いてしまいますね。
『私』であることをステータスにすることって難しいんだよな。
私が詩集を出したときにはこれを読んでいる人のひとりでもいいから興味を持ってくれたら嬉しいです。何の話だっけ。
その後母校の後輩がブース参加していたり、その繋がりで同期がブースを出していることを知って3年ぶりくらいに会って雑談して活力をもらったりするんですけれどまあその話はこの辺りにします。
会場を出るとぼんやりと雨がちらつき始めたのを気のせいにできそうな程度の怪しい天気。
ちょっと小走りになってモノレールに乗り込んでまずは浜松町まで戻ります。
行くぞ、お台場。
待っててくれ、アルカナビス。
(なんか格好いいアイキャッチ)
御伽噺じゃないんですけど……
森久保?
お台場と言えばガンダムのイメージがあるオタクこと私。あの大きなユニコーンガンダムの前でℳ𝑦神様が数年前(2018年)にナラティブ組体操をしていたなあなどと思いながら会場までの地図を開くと『台場駅』ではなくの手前の『お台場海浜公園駅』で降りると指示があり、慌ててゆりかもめを降りました。
街中を滑る電車があること自体、田舎者からすると異質すぎる
さて、ここからが私の迷子スキルの本領発揮です。
無事に会場付近まで来たものの、ここからどう行けばいいんですか。
地図アプリくんの案内に沿って行きます。
『この先階段を降りてください』
よし、降りるぞ。
『エスカレータで上に向かってください』
ど っ ち だ よ
完全にアプリにもてあそばれて一度やる気を失ってしまったので、なんかよくわからんでかいルービックキューブを眺める時間がありました。
てか扉ない? ここから人出てくる可能性があると思うと怖いわね。
どうやったら面をそろえられるだろうか、なんてできっこないルービックキューブの攻略を考えていると何やら気配がしてそちらを見ました。
鳩だ……
え?
“そっち”ってコト……!?
疑いながら鳩の後を追いかけてぐるりと建物の周りをまわっていくと遠くから何やら音が聞こえてきました。音につられるように階段をのぼると、そこが会場でした。
知らない間に鳩はいなくなっていました。昔話か?
ピントが合ってないし東京湾も映ってないけれど、ホゲータちゃんと私の目には映っています。
何より、オタク仲間と出会うよりも先にビラ配りをしていたアルカナビスの白乃リナさんに遭遇したのが面白すぎました。推しに会うことで『ここで間違いなかったんだ』と実感するのどうかしている。
知っている人(推し)に出会って安心しすぎて「会えた~~~!泣」って言ったの意味わかんなかったな。家族か?
普段こういうことは珍しい(はず)なのですが、アルカナビスは現在来年3月15日に単独公演を控えており、そこで披露するユニット曲を賭けて手売りチケットの売り上げ枚数を競っている最中だったのでそんな偶然があったんですね。
私の応援している『平成GAL軍団』こと白乃リナさん、まなみあんじゅさん、小紫みんちゃんからチケット買ってください!!!!
特典もすごい手厚いので損はないです。
実家住みじゃなかったら私も家に来てほしいよ。
家じゃなくてもいいなら地元観光ツアーしませんか。案内するし、旅のしおりも作るので。
エアでいいなら今度しおりだけ送りつけます。なんだその犯行声明。
場所もわかったしちょっとだけ時間があったので、建物内をぶらぶらしていたら考えさせられる貼り紙もあった。
相手を思いやる心は捨てるな。たとえそれが二次元であっても。(自戒)
私がブログのオタクです(自己紹介)
特設ステージは私が過去に参加したライブの中で一番手狭で、客席との距離がぎゅっと近かった。周りのみなさまが優しくてするすると良きところで観ることができたので、私が独り占めしてるみたいな気持ちになってしまった。
特等席〜〜〜♡
この日ステージ脇も観覧可能(撮影は不可)になっていて、家族連れも沢山見に来ていました。幼稚園くらいの男の子が何人かいて、メンバーがちょこちょこおてて振りに端に行くのが可愛くて!(歓喜)
こんなの初恋泥棒待ったナシなんですけど?って半ギレしてしまった良すぎて。
基本的にライブは自分の目でみたいので、撮影すること少ないんですがたまにしか来れないからこそ何度も素敵なとこみたくて撮影班になってしまいました。
いっぱいレスくれたドキドキを見返せるの嬉しいね……と毎日見返している。他の方のライブ映像見るのも好きだけれど、この映像にくれたレスは100%私へのものなので……。(MP4ファイルを抱きしめる絵文字)
まあ録画しつつも目線は今を生きる推したちをリアルで見たいので手元ガッタガタなんですけどね!
ガハハ!
この日お初のオタクの方もいて、「ブログ書いてる子だよ」と紹介していただいたら「ああ!」ってなったの死ぬほど笑った。このやりとり前回も確かあったな。
ブログ、これからも書くからね。
さて、今回1ヶ月ぶり4度目のチェキだったんですが、最後尾札持ったのほぼ初めましてだった気がします(いつも列のスピードに飲み込まれているので)
流石に買い直してくれ、高いものでもないんだからさ。
すぐそこのDAISO行って差し入れるか?とすら思った。そこまで切り詰める必要ないでしょ。ないよね?
運営さんほぼワンオペ状態だったのでチェキ券購入受付をアイドルちゃんがしてたんですけどそんなことある? 推しの小紫みんちゃんに会計してもらってしまった。
推しに直接お金手渡せるのなんとなくシャブなんでやめてほしいです。
この経験デスナインITのときにもあったな。無くていいんだよ。(※文フリでの芸人ブースも同じだろ)
お釣り…要らないよ…みんちゃんの収入にしなね……と言わなかっただけマシです。
早く通報してくれ。
一瞬悩んじゃったけど結局欲に負けて全員とチェキ撮りました。なんだかんだもう全員が好きなんですけど助けてくれ。
助けて〜〜〜〜〜!!!!(ガス抜き)
▽ここから私のためのチェキ備忘録▽
♡れいな寿司さん
Twitterで「寒いかも」ってオタクを気遣うツイートしてくれてたのに、東北民の「暑いが?」ムーブめちゃ笑ってくれて助かりました。
「寒いと思ったんだけど…!」って言ってたれいなさんの感覚の方が多分だけど正しい。
あとこの日人生初ベレー帽したんですけど、れいなさんがキャスでSHEINで買ったベレー帽を見せてくれた時にその手があったか〜!と購入したものでした。
「それ、私も気になってたの」と言ってたれいなさん可愛かったな。多分私が被ってたの見たから買わないだろうけど、ぜっっっったいれいなさんの方が似合うもんな………。
ガリの皆さんには悪いことしました。
お詫びに高画質のお寿司のフリー画像を置いておきます。美味しそうだね。
♡まなみあんじゅさん
ほ〜〜んとうに好きすぎる。
私の中の推し度がワンマン以降マシマシなのでより緊張しちゃったんですけど! 困る
あんじゅさんが「さっき楽屋で〇〇ちゃんのライブの見方が可愛いねって話してたんだよ」と教えてくれてなんか意味わかんなかったですが「彼女感ある」って言ってくれたので私がアルカナビス公式彼女でいいですか?(良いわけあるかい)
ありがとうございます、私の次回作にご期待ください(絶命)
チェキにも「彼女」って書いてくれてらぶでした。らないあんじゅさんソロでも感じていたんですが、あんじゅさんが彼女だったらめちゃくちゃ人生楽しくなりそうだもんな〜って帰りの新幹線で改めて噛みしめました。
♡ありささん
ありちゃん相変わらず可愛くてにっこにこしてしまった。お話しするの1回忘れてお顔眺めながら「かわいい……」って呟いちゃったもんな。
ポーズどうする?の質問毎回困っちゃうんですけど、ありちゃんとはハート作ったこと無かったのでオネダリしちゃいましたかわいいね〜♡
以前もどこかで話したかもしれないんですが、個人的にありちゃんのダンスがメンバーの中で一番好きなんです。特に「未完成Monster」の間奏ソロダンスが好きなので、この日特等席から見れてウキウキでした。
「ちょっと失敗しちゃったの〜」って言ってたんですけど、それがわからないようなパフォーマンスができてる時点で天才じゃないですか?
同じ振り付けなのにありちゃんは特に優雅で舞踏会来た?って思わされるので本当に好きです。それなのにところどころいたずらっぽい仕草になるところがあって沼。
あとね〜(退行)、お話の仕方が本当に可愛くて耐えられん。カワイイザウルスになってしまう。カワイイザウルスって何?
♡小紫みんちゃん
毎秒可愛くなってない?\ナッテルー!/
最推しです努力の天才可愛いね♡♡♡
私が遠方すぎて現場行ける回数少ないので、行ける時は髪型のリクエスト聞いてくれるの優しすぎる。愛。
まあいつも悩んだ末にツインテして♡って言っちゃうんで「好きすぎない?」って遂に言われちゃったんですけどね。ハーフツインもサイドポニーも好きです! ここでアピるな。
そんな天才ツインテールみんちゃんなんですけど、私がリプライで猫耳アクセ可愛いって泣いてたのを覚えていてくれて、猫耳ツインにしてくれたの優勝すぎませんか?全財産あげたい。
前回のワンマンで墓友とライブ行った時に「〇〇はみんちゃんの!」ってゲロかわマウント取ってたらしいんですけど、また墓友とライブ来てねマウント取るからって言われて宇宙行っちゃった。それオタク同士でアイドルの名前出してやるやつ!
手売りチケットの購入特典でのツーショもありました!
お初以来のツーショだったんですが、あの日号泣したオタクなので泣かなくなって成長を感じました。小さな一歩。
ホゲータちゃんと一緒に撮ってもらえて、ぼかあ幸せだなあ…(若旦那)
心なしかホゲータちゃんも楽しそうでした。よかったね、私の大好きな子に会えたね。
♡白乃リナさん
毎回なんかもうリナさんは「好きだ……(頭を抱える)」って感情にしかなれないんですよね。困る。(コイツずっと困ってんな)
リナさんといえばポケモンってイメージがあって、ホゲータちゃんとチェキ撮ってもらうぞ!は確定してたのでにこにこしながらカバンから取り出してしまいました。
「ホゲータ選ぼうと思ってた!」ってリナさんも言ってて嬉しかったな……♡
ホゲータちゃん強火なので、好きだとか可愛いとか言ってくれる人がいるとウキウキしちゃう。こんなにポケモンに狂ったことないので動揺はしてます。
この日のリナさんの靴下がガラルポニータだったのも可愛かった。ちょっと近くで見せてもらっちゃったの自慢しーとこ。
リナさんチェキ行くとヨシヨシギューってしてくれるのでえへえへってなってしまう。語彙ドブに捨てたか?
姉パワーみたいなやつにでろでろにされてしまうんですよね助けてくれ!私が推しを可愛がりたいのに〜!!(嫌な言い方)うがーーーーーっ!!(遠吠え)
♡花内りおさん
前回アホみたいに緊張していたのが印象的だったようで「大丈夫? 震えてない?」って声かけてくれたの優しみの鎌足(塊)すぎる。
なんだかんだ今回も緊張していたので「ねえ~震えてる」っておててにぎにぎしながらお話ししてくれたのあまりにも『恋』だった。私が女でよかった気持ちと男だったらよかったなの気持ちで戦ってます。心がふたつある~~~!!(©ちいかわ)
翌週の27日も東京でお仕事の予定があったので、タイミングがあえば会いに行けるかもしれない! (※仕事押しまくって無理でした)と伝えると「会いたいな。でも無理はしないでね」と言ってくれるの彼女すぎる。
私が先まで彼女だったはずなのに彼氏かもしれん。
陥落したいのでカバーしてほしい。
オタク、お台場に立つ
さて、折角お台場まで来たので見ておかなければいけないものがあります。
信号を渡り反対側にある「TOKYO DIVER CITY」に向かいます。割と長めの横断歩道だなあと思いながら渡っていると向かいから小学生が「あうあうあ!はしんのめんどくさ~~い!」と走ってきて面白かったです(感想文)
見たことないくらい広い歩道橋があってすでにテンションが上がります。
な~んか近くにでかい建物があるなあと思って見上げるとフジテレビでした。
知ってる球体だ!って思う事、GANTZ以外にあるんだなと思った。
懐が広そうな写真も撮っておきました。
この辺りから時間が不安になってくるので死ぬほど駆け足で建物内を歩いて行きます。まもなく足が疲れてきている。あと雨だったので、折り畳み傘が死ぬほど邪魔でした。
見て回りたいところたくさんありすぎて目移りしそうだったので時間がある時にまたゆ~っくり来たいです。
シャアが見届けてくれる消毒ブースを横目にみながら外にでます。
あ!
ああ!!
あああ~~~!!!
ああ……
情緒のジェットコースター見せつけちゃったな。ユニコーンは個人的にもリアルタイムでしっかり見た唯一のガンダムと言っても良いので思い入れがあるので生で見れて嬉しい。念願でした。
メンテ…メンテすらなきゃな……完璧だったんですけどまあ次の楽しみということにしましょう。人生前向きな方が楽しいので。
時間がなかなかになくなってきたので急ぎ足で駅に向かいます。ここからなら『台場駅』の方が近い。
くるりと周ると謎の黄色い棒が地面に突き立っているのが見えて、夢かと思った。
ユニコーンガンダムを見た後だったので、ガンダムのパーツのひとつかと思った。
雨の中近づいていくと思った以上に大きくて謎は深まるばかり。
突然わけのわからない建造物が存在するというだけで都会に来たという感覚があってとても良い。
説明を読むとマルク・クチュリエ氏による『自由の炎』という作品で、フランスとの友好の証に寄贈されたもののようです。
平成12年からこの地で炎を燃やしているのかと思うと感慨深いです。自由を描くなら大きい方がいいもんな。その大きさにも納得しながらも見上げるのは諦めました。顔が濡れてしまうのが嫌だったので。なんて私は不自由なんだ。
しばらく行くと遠くサーキット会場のようなものも見えてきました。
各地でイベントが開催されているのが東京のよいところですよね。
拡大すると『にゃんこ大戦争』のサーキットでした。なんでだよ。
ウォーキングコースか何かの標識があって撮影したら、フジテレビにカ駆け込んでいくような図になってしまいました。
作品名は『出勤』にしようと思います。
入口?の階段の長さに軽く引きながら素通りしようとしたら呼びこえが聞こえたので近づくと『アンチエイジングフェア』をやっているようでした。
新幹線の時間を気にしなくてよいのであれば観に行っていました。悔しい。
その脇にこれまた意味のわからない像があったんですけれど、係員?のひとの視線が気になったので撮影するのをやめてしまいました。小心者がでちゃったわね。
帰宅飲酒(家族には内緒)
無事に新幹線に乗り込み、この日の旅は終わりを迎えます。
帰宅すれば19時過ぎ。次の日も仕事が待っています。
ホゲータちゃんがビニール袋を気にして見つめていたのでささやかな晩ご飯を開始することに。
まっすぐにお肉に興味を持つホゲータちゃん、可愛いですね。
新幹線で酒を飲むという行為にあこがれがあったので今回叶いました。
なんかあの、大人になったなという感じがしますよね(語彙)家族には内緒です。
ところで、ライブ会場でつけたリストバンドひっぱっても全く切れずにこのまま帰宅することになってしまったんですがどうやったら取れるんですか? 私は一生オタクという十字架を背負いながら生きるんですか? いやそれはもう背負ってるわ。
帰宅してハサミで切ったんですけれど、銃刀法違反しないレベルで対応できる方法知ってる先輩オタクどうか教えてください。